サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

24時間TV ろう学校の生徒たちのタップダンス

2013年08月27日 | 手話・聴覚障害

24時間テレビをほとんど見ることはないのですが、立川ろう学校の生徒たちが出演すると聞き、見ました。

生徒たちががんばって練習したということは伝わってきました。
その姿を見る親御さんたちの気持ちも伝わってきました。

取り上げてもらうだけで素晴らしいという考え方もあるでしょうが、
聞こえない人聞こえにくい人の理解の一助にはあまりならないのかな、といったところが正直な感想でした。

番組では生徒たちのことを簡単に「音のない世界」と断言していましたが、聾学校の生徒たちのなかにはまったく聞こえない人から聞こえにくい人まで幅広くいるでしょうし、補聴器を装用すればタップの音が聞こえる生徒もいると思います。
もちろん聴者のようにはっきり聞こえるわけではないでしょうが。

そのあたりはわかりにくい点でもあるわけですが、テレビはわかりにくいことを嫌いますしね。

細かい点には言及しませんが、わかりにくい部分は避ける、あるいは触れないようにして分かりやすいところを強調する。
そういった作りでした。
はっきり言ってしまえば、聞こえない人聞こえにくい人のことを全く知らない人が考えた感動物語そのもの、という印象でした。
担当ディレクターは求められているものをちゃんと作った、そうとも言えると思います。


8月30日、東京渋谷で「アイ・コンタクト」上映

2013年08月25日 | 「アイ・コンタクト」上映予定

8月30日(金)18時30分~東京渋谷アップリンクでアイコンタクトの上映があります。

料金は2000円ですが、上映終了後、私のトークや懇親会があります。

詳しくは、
http://www.uplink.co.jp/event/2013/16215

小さなスペース(30席)ですので、予約した方が確実だと思います。

興味のある方は是非どうぞ。


東京都の人権フォーラムin2013で「アイ・コンタクト」上映

2013年08月20日 | 「アイ・コンタクト」上映予定

8月23日(金)、東京都の人権フォーラムin2013の一環として、映画「アイ・コンタクト」が上映されます。

大渕愛子さんという弁護士の方の講演に引き続き上映されます。

講演の内容は、仕事、結婚etc. 自分の価値観で選べる社会へ~男女が真に助け合う時代~
(手話通訳・要約筆記有)

時間は、23日13時30分~、映画の上映は15時くらいからでしょうか。
料金は無料。
会場は、東京都新宿区四谷区民ホール。

詳しくは下記を参照してください。
 http://www.soumu.metro.tokyo.jp/10jinken/tobira/event.htm

チラシのPDFはこちら
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2013/07/DATA/21n7h100.pdf

平日の昼間ではありますが、ご都合のつくかたは是非どうぞ。


電動車椅子サッカー ブロック選抜大会に行って来ました

2013年08月19日 | 電動車椅子サッカー

17日~18日の2日間、横浜で開催された電動車椅子サッカーブロック選抜大会に行って来ました!

久しぶりにお会いする方々も多かったんですが、私の“金髪”に驚かれた方も多かったようで…。
あらためて説明しておきますと、「デフリンピックに参加する選手たちに是非“金”メダルをとってほしい」という思いを込めて、“金”髪にしたわけです。
先日、ある人から「もっと金色にすべきだったのでは。それではむしろ銅に近いのでは」と髪の色に関するご指摘を受け、ちょっと反省したりもしたわけですが。
デフリンピックとは、聞こえない聞こえにくい人々のオリンピックです。

それはともかく、今大会は、一昨年(神戸)、昨年(高知)と違って、全チームの試合を見ることが出来ました。
先日、日本代表候補に選出された選手たちも生で見れてとってもよかったです。

結果は関東選抜の2連覇。総当たりのリーグ戦で優勝を決する方式で4勝1分の無失点!
関東選抜は本当に“負けない”チームです。
初戦は、関東選抜(永岡選手)と関西選抜(有田選手)の、いわば“ストライクフォース対決”となりましたが、関東が有田選手を抑え込んだ形でのスコアレスドロー。試合終了の瞬間「今年も関東が優勝するのかな」とちょっぴり思いました。

準優勝の中部もMVPを受賞した飯島選手を中心としたとってもいいチームでした。
今年1月に亡くなった長谷川選手の遺影もベンチに飾られ、「彼のぶんまで頑張ろう!」という気持ちもきっとあったのでしょう。

最終戦は関東対中部の試合になりましたが、中部の立場からすると5点差以上の勝利が必要な試合となりました。
勝ち点が並んだ場合、得失点差よりも当該チーム同士の勝敗が優先される大会規定ならば、勝った方が優勝という流れだったんですが。
まあ客観的な立場からすればそっちの方が面白いとも言えるわけで、再考の余地があるのかもしれません。

前回準優勝の北陸は人数が少なく、総当たりのリーグ戦はかなりつらそうでした。
1日目の最終試合での北陸と関東の大量得点差の試合が優勝争いにかなり影響を与える形になりました。
何戦目でどことあたるかという組み合わせの妙もありました。

九州選抜も気になるところではあったのですが、見た試合は点が入らず、見ていない時に限って点が入るという感じで、ゴールシーンがあまり見れない、撮れない、で終わってしまいました。
中国選抜もなぜか負けた試合ばかりを見る形になってしまいました。

大会終了後はAPOカップの報告会もあり、密度の濃い2日間でした。


11月には、クラブチームの全国大会が岡山で開催されます。
こちらもとっても楽しみです。


電動車椅子サッカー日本代表~ブロック選抜大会

2013年08月16日 | 電動車椅子サッカー

電動車椅子サッカー日本代表の合宿が先月(7月)27日~28日に行われました。
そう、デフリンピック期間中だったんです。

「日本代表の合宿には全て行きます!」
と関係者の皆様に宣言していたくせに行けなかったんです、残念ながら。
1月にオーストラリアで開催されたAPOカップ以後初めての合宿であり、2015年に開催されるワールドカップに向けての第一歩目の合宿でもあったんで本当に行きたかったんですけどね。

どうしようかと思ったのですが、たびたび撮影を手伝ってもらっているカメラマンに頼んで行ってきてもらいました。
で、やっとその時撮ってもらった映像を見ました。

APOカップには出場していなかった選手たちも召集され、その選手たちがプレーで強烈にアピールしていたりで、とても興味深かったです。
ストライクフォースが与えた影響も大きいですし。
電動車椅子サッカーは、ある意味電動車椅子サッカー専用マシーンとも言えるストライクフォースの登場などで、(外野から見ると)とても面白い状況になっています。ホントに目が離せません。
選手や関係者のみなさんは大変ですが。

そんな日本代表候補の選手たちも出場する全国大会が17日~18日の2日間横浜で開催されます。
クラブチームの大会ではなく、各地区で選抜された選手たちが各地区のブロック代表として出場、日本一を争います。
マルハンカップ第5回パワーチェアーフットボールブロック選抜大会、詳しくは日本電動車椅子サッカー協会のHP参照。
http://www.web-jpfa.jp/

もちろん2日間とも行きます!
今年は、リーグ戦~トーナメントの流れではなく、総当たりのリーグ戦で勝敗を決めます。
ですから各チームが満遍なく見れそうです。