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サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

映画「アイ・コンタクト」東京都写真美術館で上映

2025年04月20日 | 「アイ・コンタクト」上映予定
東京都写真美術館で、デフサッカー女子日本代表のドキュメンタリー映画、拙作「アイ・コンタクト」上映中。
「東京2025デフリンピック開催記念特集上映ー伝えるということ、届くということ」4月19〜5月11日開催。

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/movie-5138.html
上映

上映のスケジュールは以下になります。
schedule.pdf


デフサッカー男子日本代表 国立競技場での試合記事

2025年04月20日 | ろう者サッカー

4月2日国立競技場でデフサッカー男子日本代表とクリアソン新宿の試合が行われましたが、
こちらに記事を書いています。
ご一読ください。

https://www.paraphoto.org/?p=43995

 


単なる試合ではなく、人生を変える旅~ソーシャルフットボール「Dream Asia Cup」 

2025年02月14日 | ソーシャルフットボール

精神障害を抱えた人のフットサルであるソーシャルフットボール、その第1回精神障がい者フットボールアジア大会「Dream Asia Cup」が2025年1月15~18日、大阪府堺市立大浜体育館にて開催され、4日間取材し記事を書いています。


単なる試合ではなく、人生を変える旅~ソーシャルフットボール「Dream Asia Cup」
https://www.paraphoto.org/?p=43445

 

 


映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」と「名もなく貧しく美しく」と「アイ・コンタクト」

2024年11月27日 | 手話・聴覚障害

先週(11月20日)、遅ればせながら「ぼくが生きてる、ふたつの世界」をやっと観た。
五十嵐大さんの原作「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」は3年ほど前に読んでおり、当然映画も観るつもりだったので映画に関する情報は極力入れないようにしていたが(観ると決めている映画に関しては先入観など持たないように情報を入れないようにしている)、漏れ聞こえる感想からも評判が良いということは伝わってきていた。
「ろう者役をろう者が演じていること」「ろう者スタッフの的確な指示と本人の努力もあって吉沢亮さんの手話もリアリティをもったものになったこと」「様々な家族を描いてきた呉美保監督が等身大の家族の話として昇華していること」等々。
実際観てもそう思ったし、付け加えるとすれば、映画全体のテンポ感が良く、母親役の忍足亜希子さんも予想以上に良かった。また夫役というか父親役の今井彰人さんとは何度か会って話したこともある(もちろん手話で)が、忍足さんとの年齢差を感じさせないよう、かなり工夫演出もされていた。

その翌々日、たまたま「名もなく貧しく美しく(1961年製作)」を再見した。高峰秀子生誕100年プロジェクトの一環として東京都写真美術館で上映されていたものだ。「ぼくが生きてる、ふたつの世界」との共通点は、ともにろう夫婦、コーダ(Children of Deaf Adults/聞こえない聞こえにくい親を持つ聴者の子ども)が描かれている点。
コーダの息子が、ろうの両親を拒絶する時期もあるが、最終的には受け入れていく様子も描かれている。その様が小学生の間に完結するので、現代から観れば少々類型的ではあるが。
「名もなく貧しく美しく」では、ろう夫婦を高峰秀子と小林桂樹が演じているが、この映画に向かって「ろう者役をろう者が演じていない」と批判してもあまり意味をなさないだろう。63年前にメジャーな映画でこの題材を取り扱ったこと自体が画期的であった。
高峰秀子の夫であり、この映画の監督・脚本松山善三は、フランスパリを訪れた際にフランス手話で会話するろう者たちを見たことが映画のきっかけになったという。私の記憶では、世界最古のろう学校であるパリ聾学校も訪れたのだと思う。
とは言え高峰秀子の口話が場面によって都合よく聞き取りやすかったり、そもそも補聴器もほぼない時代に口話があれだけ流暢であることは気になった。
ちなみにろう者を使い自主映画を作り続けた、ろう者の映画監督である深川勝三氏の第1作「楽しき日曜日」が制作されたのが前年の1960年だった。

表題にある「アイ・コンタクト」は私の監督作品。デフサッカー女子日本代表を描いたドキュメンタリー映画だ。
この3本の共通点は、聞こえない聞こえにくい人々を描いていることはもちろんだが、コーダが出ている点だ。
前2作は俳優が演じ、「アイ・コンタクト」はドキュメンタリーなので実際のコーダが出演している。
高校までろう学校に通っていたデフサッカー選手が、大学で初めて聴者の世界に触れ、その2つの世界の橋渡しをしてくれたのが、自身もサッカーをやっていたコーダの同級生だった。
コーダという言葉が、少し知られるようになったのは2009年10月刊行の「コーダの世界(澁谷智子著)」、それを読んで是非作品にも出てほしいと願い、出演してくれた。
彼は子供のときに親の通訳をするのは当たり前だったと語ってくれたが、その後出会ったコーダは親があえて手話を覚えさせず大人になって手話を学び始めたという人もおり、コーダといっても様々だ。


CPサッカーW杯 忘備録

2024年11月20日 | CPサッカー
CPサッカーのW杯がスペインで開催されていますが、今大会はあまりしっかりと観れていません。
観た試合のあとにFacebookに簡単に書き込んだものを忘備録としてコピペしておきます。
 
11月11日
CPサッカーW杯で日本代表は初戦でイングランドと対戦し0-6と敗れた。
イングランド強し。PKは惜しかった。
戦いは続く。次戦はカナダ戦
 
15日
CPサッカーW杯で日本代表はグループリーグ3戦目でブラジルと対戦。
ブラジルに回されていたけれど、しっかりブロック作ってGK柳も好守連発。30分には浦のボール奪取からチャンスを迎えたがシュートは惜しくも枠の外。
後半7分CKから失点し0-1で敗れた。
そして女子も始まった
 
15日
CPサッカーW杯、女子日本代表の初戦はオーストラリアに0-6で敗れた。
浜田美弥妃のポストに当たったシュートは惜しかった。是非、次戦ではゴールを!
女子の次戦は明日19時半(日本時間)デンマーク戦。
男子は順位決定戦へ。
 
16日
CPサッカーW杯、女子日本代表第2戦デンマーク戦は5-1の勝利!
豊田美来、浜田美弥妃、黒木咲生と1タッチでつながっての浜田の先制ゴールに始まり、豊田のハットトリック、最後は黒木がいったんはPKを外したが押し込んで5点目。
3点目のGK大田麻衣が持ち上がって、黒木、豊田と1タッチでつながったゴールも見事だった。
次戦は明日アイルランド戦。
 
17日
CPサッカーW杯、女子日本代表はアイルランド相手に豊田が先制、GK大田の直接ゴールで2点のリードを奪うものの、4点を奪われ逆転負けを喫しグループステージ1勝2敗に。残りは明後日のアメリカ戦。
グループステージ1位2位が決勝へ。3位4位が3位決定戦へ。
他チームの戦績を把握していないのだが3位を目指すということになるのだろうか。
 
19日
CPサッカー女子W杯の3位決定戦、日本代表はアイルランドと対戦。
この試合ではこれまでGKだった大田麻衣がピヴォ、フィクソだった浜田美弥妃がGKに入った。浜田が怪我か何かで、フィールドプレイヤーとしては動けないということなのだろうか?
9分、その大田がCKからのカウンターで先制点を奪う。
しかしその後、前半のうちに4失点。大田もアイルランド選手が蹴ったボールが当たり負傷退場してしまう。
後半2点を奪われ、6-1と敗れ、CPサッカー女子日本代表は5チーム中4位で大会日程を終えた。
ともかく、お疲れさまでした。
 
追記
21日
男子の最終戦の相手はタイ。13~15位決定リーグ第2戦 ということになる。
GKは柳英行、DFは三浦良介、戸田哲也、その前に久保善暉、左に影山寛仁、右に大野僚久、トップには浦辰大。2・1・2・1と言えばよいのだろうか。
最初のチャンスは日本、7分影山が左サイドでボールを奪うと浦へ、その浦のシュートはタイのGKの好守に阻まれる。
14分にも影山がゴール前に詰める。
しかし25分、タイは自陣から1タッチでパスが小気味よくつながり最後はループ気味のシュートがGK柳の頭上を越え、タイが先制。
後半、元々攻撃力がある戸田が上がり目のポジションを取り再三チャンスを演出するものの、ゴールを奪うことはできず、タイに1-0と敗れた。
 
その結果、日本の14位以下が決まった。明日のオーストラリアvsタイ戦の結果次第で15か国中の14位か15位となる。タイがオーストラリアに2点差以上で勝てば日本は14位、1-0で勝った場合は日本とオーストリアが勝ち点、得失点差、得点でならぶことになり、同率14位? それ以外は15位となる。
日本の戦績は以下。
グループB
第1戦 0-6 イングランド
第2戦 0-2 カナダ
第3戦 0-1 ブラジル
9~15位決定トーナメント 0-2 スペイン
13~15位決定リーグ第1戦 1-1  オーストラリア
13~15位決定リーグ第2戦   0-1 タイ

選手、スタッフの皆さま、お疲れさまでした。
 
さらに追記
オーストラリアがタイに2-1で勝利。日本、オーストラリア、タイで13~15位を争っていたが、オーストラリアが1勝1分けで13位、タイが1勝1敗で14位、日本が1分1敗で15チーム中の15位となった。
 

デフリンピック1年前のJヴィレッジで デフサッカー女子日本代表 実り多きアメリカとの対戦

2024年11月19日 | ろう者サッカー
デフリンピック開催まであと1年、サッカー競技が開催される福島県Jヴィレッジで11月15日と17日、デフサッカー女子日本代表とアメリカ代表との試合があり取材、記事を書きました。
全日本男子ろう者サッカー選手権大会、福島県主催の1年前イベントにも触れています。
是非ご一読を。

電動車椅子サッカー全国大会の記事

2024年11月19日 | 電動車椅子サッカー

11月2~3日、電動車椅子サッカーの全国大会パワーチェアーフットボールチャンピオンシップジャパンが開催され、記事を書きました。
ご一読ください。

https://www.paraphoto.org/?p=43108


デフサッカー男子日本代表 VS 品川CCのエキジビションマッチ 

2024年10月12日 | ろう者サッカー
 
 
本日10月12日、デフサッカー男子日本代表 VS 品川CCのエキシビジョンマッチ生観戦へと行って来た。
試合の模様をざっと備忘録として書き記しておきます。
(時間等はアバウトです)
 
デフサッカー男子日本代表のスタメンは、GK則末遼斗、DFは右から奥元伶哉、中尾悠人、仲井健人、名村昌矩。ボランチに堀井聡太、星河真一郎。2列目右に林滉大、中央に古島啓太、左に西大輔、1トップに岡田拓也の、4・2・3・1(だと思う)。
植松監督の元で戦った昨年のW杯も4・2・3・1だったし、今年5月に就任した元Jリーガー吉田匡良監督に代わっても踏襲し、新たな選手を試しているという感じだろうか。
一方、元サッカー日本代表槙野智章さんが監督を務める品川CCは、4・3・3(だと思う)。
 
デフ日本代表はラインを高く保ちコンパクトに戦うことを意識しているようで ラインコントロールはCBの仲井。
品川CCは、GKがビルドアップに加わり、かなり上がり目にポジションをとる。
そこを意識したのか、11分(くらい)名村が左サイドからロングシュートを放つと、GKの頭上を越え、デフ日本代表が先制点をあげた。
 
その後は林が起点となり、デフ日本代表はチャンスを作り出す。
右サイドからの林の左足でのミドルシュートはゴール左に外れる。
31分にはその林が右サイドからペナルティエリアにドリブルで侵入すると、倒されて、PKのチャンスを得る。
しかし岡田拓也のシュートは品川のGKの好守に阻まれ、追加点はならず。
2分後、右サイド林から左サイド西へパスが渡ると、西がカットインして右足シュート。惜しくもゴール左に外れるが、いい形を作り出す。
前半終了間際には危ない局面もあったがGK則末の好守で、1点リードのまま前半を終えた。
 
デフ日本代表のDFラインの裏には広大なスペースがあったが、品川CCがつなぎを意識したチームなのか、ロングボールを使う局面はあまり見られなかった。
デフリンピック本番では、そこをついてくるチームも多いと思うし、そのあたりの対応は今後の課題になってくるのかもしれない。
 
後半6分、品川CCは右からのクロスを坂東篤が蹴り込み、デフ日本代表は同点に追いつかれる。
しかし16分、デフ日本代表はCKからのカウンターでチャンスを作り出す。
右サイド、林がドリブルで持ち上がり星河へ。
星河はアーリークロスをゴール前へ、相手GKが飛び出せないスペースへの絶妙なクロス。
抜け出た西大輔が押しこんでゴールネットを揺らし、勝ち越し点かと思われたがオフサイドの判定。
わずかに出ていたか?
とても切れ味の鋭いカウンター、いいクロスだった。
 
その後は疲れも出てきたか、ややオープンな展開にもなった。
品川はサイドチェンジやロングボールも使ってゆさぶり、デフ日本代表はシュートを打たれる場面も増えてくるが、
GK則末の好守などもあって追加点は許さない。
試合はそのまま1-1で終了、引き分けた。
 
後半、以下の交代があった。
後半21分 星河→瀧澤諒斗 ボランチの交代
25分 中尾→杉本大地  CBの交代
34分 西→原田優哉 2列目左の交代
42分 古島→渡辺亮平 (渡辺がCBに入り、杉本はボランチに、瀧澤がトップ下に上がる)
 
尚、試合前には森澤恭子品川区長などの挨拶もあり、品川区は「デフリンピック認知度120%を目指す」そうです。
思えば、私が最初にデフリンピックを知った18年前は認知度3%にも満たないと言われていた。
どんどん認知度も上がっていってほしいものです。
 
試合終了後はデフサッカー日本代表選手と地元サッカー少年たちとの交流会が開かれた。
子どもたちが質問、選手たちが手話や口話で答えていた。
チームの目標は、「来年のデフリンピックで世界一を取ること」と松元卓巳キャプテン。
「サッカーで一番大切なことは?」の問いには、岡田拓也が「気持ちです」と熱い返答。
子どもたちもいろんな質問をしていたが、聞こえに関する質問はなかった。
 
サッカー日本代表そっくりさんの「ものまねジャパン」もデフサッカー日本代表の応援に駆け付けていた。
 
*GK則末遼斗選手の名前と、オフサイドにはなったもののゴールネットを揺らした選手名を間違えていました。
ご指摘があり訂正しました。
大変失礼しました。

パリパラリンピック ボッチャBC3の日程・結果

2024年09月01日 | ボッチャ

パリパラリンピック ボッチャBC3のスケジュール。
時間はいずれも日本時間。 対戦相手、結果等書き足していきます。
( )内は国名とランキング

2位以上で準々決勝に進出。

個人戦の配信は有田、一戸選手ともに予選プール3試合は配信無し。
準々決勝はあるかも、準決勝は無し、決勝は有り、3位決定戦は男子は有り女子は無し だと思われます。

8月29日
21時~  
男子個人戦 プールD 第1戦 有田正行(13位) VS CARVALHO Mateus(ブラジル・5位) Court 8
5-4 で逆転勝利(0-1, 3-0, 0-3, 2-0)

27時30分(翌3時30分)~ 
女子個人戦 プールD 第1戦 一戸彩音(13位) VS CALLUPE Niurka(ペルー・5位)Court 8
5-1で初戦勝利(1-0, 1-0, 3-0, 0-1)

30日
21時~ 
女子個人戦 プールD 第2戦 一戸彩音 VS  NTENTA Anna(ギリシャ・4位)   Court 5
8-0(3-0, 2-0, 1-0, 2-0)で勝利。これで2勝0敗、予選プールの2位以上が確定しベスト8進出決定!

28時40分(翌4時40分)~ 
男子個人戦 プールD 第2戦 有田正行 VS POLYCHRONIDIS Grigorios(ギリシャ・4位)Court 5
0-9(0-2,  0-3, 0,-3, 0-1 )の敗戦。
しかし次戦に勝てば2勝1敗で準々決勝進出決定。勝った方がベスト8。次戦も残念ながら配信無し。

31日
21時~ 
女子個人戦 プールD 第3戦 一戸彩音 VS FERRANDO Stefania(アルゼンチン・14位) Court 4
3-6(0-3, 3-0, 0-2, 0-1)で敗れ、プールD2勝1敗で2位通過。

24時~ 
男子個人戦 プールD 第3戦 有田正行 VS MENARD Jules(フランス・18位)  Court 4
2-4(1-0, 0-3, 1-0, 0-1)で敗れ、プールD1勝2敗となり予選敗退。1勝2敗で並んだNTENTA Annaとの直接対決には勝っているので3位。
今後はペア戦に期待したい。

27時45分(翌3時45分)~ 
女子個人準々決勝 相手はプールC3連勝(7-0,6-1,7-0)で1位通過の韓国カン・スンヒ。残念ながら配信は無し
2-3(1-0, 1-0, 0-1, 0-2)と逆転で敗れ、ベスト4進出はならなかった。

以降、2人はペア戦に集中していくことになる。


9月
ペア戦の配信
1戦目あるかも、2戦目無し、準々決勝あるかも、準決勝あるかも、決勝はあり、3位決定戦もあります。

3日
24時~ 
ミックスペア 第1戦 有田・一戸ペア  VS  フランス  Court 8 サブ配信あるかも
27時10分(翌3時10分)~ 
ミックスペア 第2戦 有田・一戸ペア VS オーストラリア  Court 4 配信無し

4日
20時40分~ 
ミックスペア 準々決勝  

27時10分(翌3時10分)~ 
ミックスペア 準決勝  

5日
20時40分~ 
ミックスペア 3位決定戦  

28時(翌4時)~ 
ミックスペア 決勝  

有田正行選手、ランプオぺレーター妻の千穂さんのパリパラリンピックに至るまでの軌跡はこちらの映像をどうぞ

https://youtu.be/o33-xK9e9-M


パリ五輪雑感

2024年08月12日 | 日記
パリ五輪閉幕。
日本人選手のメダル中心の報道がどうにも苦手で、観たい競技やたまたま時間の合う競技を生中継(TVやTVer)、あるいは録画で観ていた。 
女子サッカー(日本戦全試合+準決勝、決勝)、男子サッカー(日本戦全試合)、バスケ男子(日本戦全試合)、バスケ女子(日本戦1試合)、ハンドボール男子(日本戦2試合)、ブレイキン男女決勝トーナメント、水球男子(決勝セルビア-クロアチア)、女子マラソン、そして陸上競技。陸上競技は録画して観たい競技を選んで視聴。100~1500m(特に好きなのは400m、400H)、リレー、棒高跳び、高跳び、幅跳び、やり投げ等々。

今大会もっとも強烈だったのは男子棒高跳びデュプランティスの世界記録。世界陸上を観ていなくて存在を知らなかったので、圧倒的な跳躍にぶっ飛んだ。1600混合リレーでのアンカー、ボル(女子400H)の2人抜きもインパクトがあった。
インパクトと言えば男子サッカー細谷のポストプレーでのオフサイドも。法律通りなんだろうけど憲法違反じゃね、最高裁(FIFA)で再考したほうがよくね、などとは思った。
残念だったのは男子バスケ、フランス戦の敗戦。サッカーが辿ってきた道(ドーハ、ロストフ等)をバスケも辿るしかないのか。 
なでしこジャパンの大会前、大会中の怪我人続出も残念だった。女子サッカーに関しては、もはや大会のグレードは日程や集客等、五輪からW杯に移行しつつあるのではないかとも思った。

とまあ、スポーツ観戦は基本的に好きで、それなりに五輪観戦もしていたのだが、オリンピックは発展的解消し無くなってしまい単一競技の世界大会という形で残っていったほうがよいとかなり以前から思っている。スポーツの大会としても、競技数の増加、日程的な問題もあり、スポーツとしてまともに観れなくもなっているし。

90年代ころまでは無邪気に大会を観ていたが、五輪の歴史を調べると、金持ち(アマチュアリズムのこと)の大会だったり、戦争国威発揚に利用され、血塗られ、政治に振り回され、利権にまみれた歴史を知るにつれ、五輪に幻想をいだくことに懐疑的になった。

2004年アテネ五輪の際にたまたま別件でイタリアにいたが、TVではイタリア選手の活躍だらけ。 世界で別のもの、その国にとって都合の良いものだけを見ている五輪っていったいなんなんだろうという思いが強まった。
それが平和とどう結びつくというのか。
パリ五輪後の雑感でした。