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かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

3月の合宿は、ダイヤモンドトレイルと高野山

2017-11-25 05:35:32 | 日記

 どうも左ひざの外側が不調である。耐えられない痛みというほどのものではないが、何かこう違和感があって大の排泄をしても膝の信号が震える。走っても、大腿の付け根が時々、ふわりと力が抜ける。たぶんランナーがよくやられる「腸頸靭帯」が異常をきたしているものと思われる。膝から大腿につながっている筋だ。しばらく走らなければ、回復に向かうと思われるが、来週のNAHAマラソン、翌週のIzu Trailが控えている。

昨日は、走らないと言い聞かせてバンナ公園から沖縄県最高峰525.4m「於茂登岳」を往復してくる。昼前にスタートしたから、頂上に着いたのは、午後3時前、バンナ公園にもどったのは、暗くなりかけた夕刻、6時間ほどの歩行であったが、やはり、左ひざの違和感は続いたまま、走ろうと思っても躊躇。「走るな、走るなよ」と言い聞かせながら曇天の石垣島での早歩き、小気味よい汗をかく。涼しく、やっと山岳系の練習ができる季節になったが、石垣島には整備された尾根道というものがなく、整備された山道に事欠かない、こないだの秩父や奥武蔵界隈のランナーをうらやましく思う。

STY1週間前の行動イメージは着々と固まってきた。テント場の静かな湖面の奥には、深田さんが命名した「偉大なる通俗」がそびえる。朝の光や満天の星を背に白い頂が映える。

STY1カ月前は弥生3月。毎年、関西空港に飛び、トレイルをかねた寺院・仏像めぐりをしているが。来春もお彼岸のころに、そうしたいと思っているのだが、いよいよ、STYが近づきつつあるのだから、根をつめた練習と行かねばならないだろう。そして、候補に挙げた「道場」は、葛城山・金剛山を歩くダイヤモンドトレイル45kと高野山町石道22k。いずれも、修験道と密教といった信仰の山域だ。祖先の霊(みたま)に額ずきながら、「最後」の大会に向けた実のあるトレーニングと行こう。ダイヤモンドトレイルには、「府民の森ちはや園地」という良質なテント場もある。標高が高く寒そうだが、ここを基地として修業しようぜ。

卒業した翌年の春は、いよいよ、奥駆や八十八箇所といった旅路の扉が待っていてくれる。

 http://www.pref.osaka.lg.jp/minamikawachinm/m_index/r_daitore.html

 

https://www.wakayama-kanko.or.jp/worldheritage/koyasan1200/contents/pdf/map_choishimichi.pdf

 

 

 

バンナ公園から望む於茂登岳

 

沖縄県最高峰の三角点

 一番好きな桴海於茂登岳のピラミッド 

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さっそく STY 準備 (心は、2018年4月に)

2017-11-23 13:54:50 | 日記

STY(オイラにとっては、静岡から山梨へ ではなく、卒業テストよ の頭文字です。)

① 大会ホームページのグーグルマイマップを最大に拡大し、ルートをスタートからゴールまでのコースを丹念に追った。いまどきの衛星写真の解像度に驚く。正午スタート。2018年4月27日の富士宮市の日の入りは18時27分だから6時間30分ほどで暗くなり、4月28日の日の出は4時57分だから9時間ぐらいは闇の世界を歩むことになる。おそらく、天子山脈で夜になり、完走ペースであれば、樹海を抜けて紅葉台から日和田山に行き着くところで朝を迎える。このコースのクライマックス的ルートが闇に閉ざされ、富士山を仰ぐことができない。本栖湖の向こうの富士を日の出とともに仰ぎたいとも思うが、そんな時刻に本栖湖にいたら、制限時間に引っかかる。

② したがって、当初の(当選前の)計画に従って1週間前に現地入りし、A1(天子山塊のふもと)からA4(本栖湖を抜けて精進湖)までのコースを、明るい時間帯に歩き、しっかり目に焼け付けておくことにする。そのためには、テントと寝袋、自炊用コンロをザックにつめて、周囲のキャンプ場を利用することにもなろうから、レンタカーの手配も怠りなく行おう。インターネットで、富士山周辺のキャンプ場を検索。いまどきのキャンプ場は、オートキャンプ場となっており、安くても1泊1500円くらいであることを知る。御殿場のレンタカー屋さんに、一番安い軽自動車を6泊7日で予約する。合わせた費用は、ビジネスホテル並だが、交通費と時間が節約でき、テントと車のコンビは、ベストか。雨なら、車に逃げ込めばいい。

③ 4月末の富士山ろくは、花盛りの森。桜も満開だし、道端に花々も咲き出していることだろう。富士も雪をいただいて、田貫湖や本栖湖の逆さ富士も湖面に映えることだろうし、夜は輝く星の世界に驚くことだろう。そこで、車もあることだし、一眼レフも含め、交換レンズ、三脚の装備の検討にも入る。重量装備は、大会前に、コンビニから宅配便で送り返せばよろし。あるいは、河口湖駅のコインロッカー利用でもよろし。

④ コンビニや道の駅も随所にあり、食には困らないだろう。米だけは持っていこう。山菜も顔をのぞかせていることだろう。あとは、温泉。インターネットで富士山周辺の日帰り温泉を検索する。アルアル、(富士山は活火山ですから)、車で、温泉をはしごするのも乙だ。特に、大会2,3日前は温泉で、体を休めよう。テントに帰ったらビールもおいしかろう。

⑤ 大会前日だけは、宿泊施設。大会ホームページには、早速、会場送迎や装備の事前点検サービス付の宿泊プランの案内があったから、潔く商売上手に乗せられて予約のクリック。御殿場で車を返したら、その施設の送迎バスに乗って、おおかた闇世界の「最後のトレラン大会」→苦行から常楽の身体体験へスタート。

昨日の朝の雲。闇のような雲の峰の頂上に、かすかな光明。

STY当選のこと、観音様にお礼するのを忘れていました。ナムカンゼノン・・


 

 

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2018 STY 当選

2017-11-22 04:20:48 | 日記

 昨日、正午。

2018のUTMF抽選発表の時刻。

オイラは、武田百合子さんの富士日記の文庫本の上に携帯をおき、手を合わせた。

「富士」という名には、なにかしら神が宿っていると 信じているからだ。

RUNNETのエントリー履歴を震えながら開く。

結果は、赤色マークで「当選」。・・・・・・・・・心拍数高揚。

思い返すと、大学の合格発表以来の高揚感。「富士」の神様に感謝。

でも、STYは、「入学試験」ではなく心に決めていた「卒業試験」。

完走できなくても、スタートラインを超えれば、完遂。

これを卒業した暁には、その先の「富士」がそびえる。

襟を正し、心を澄まし、怪我を克服し、まじめに練習し、体重を落とし、

2018年4月27日(金)正午の静岡県こどもの国におけるスタートラインに向かうのだ、本日から。

(本気)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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トレイルランナーの死

2017-11-20 06:06:57 | 日記

2017年11月18日土曜日に開催されていたFun Trails。

50k部門に参加していたオイラは、混雑による30分の繰り下げスタート午前7時30分から6時間45分後、の午後2時15分、31.2kの高山不動尊のエイドで、大会中止を告げられた。

来月の伊豆トレイルの予行演習をかねて参加ていたものだが、やはり左ひざの調子は余りよくなく、かばっていたのか、走行時の左足の上げ方が足りなかったものと思われ、前半なんでもないところで根っこに足をとられて2度ほど転倒した。1度は、前方に1回転したが、受身の姿勢がよく、さすがネコ科と自賛した。

次第に痛み出したので、早めにロキソニン1錠とペットボトルに移し変えていたモンスターホワイトをぐび飲みしたが、それが奏功したものか、次第に苦痛は「身体が大自然の中でいじめられている。」という快感に変わり、ゆっくりとではあるが、平地と下りは小走りし、登りは、膝に手のひらを当てながら喘いで、コースを楽しんでいた。

予報は、低温で、昼前から雨であったが、奇跡的に一粒の水滴も降りてこず、風もそよともせず、ウインドヤッケを脱いでの運動は、下りに走るとやや冷え、のぼりに喘ぐとやや暖か、と総合的には「丁度よい」経過をたどり、高山不動の関門1時間15分前での到着であるから、あと20k、20時ごろまではゴールできるものと確信し、高山不動の急峻な階段を鎖につかまりながら登って、思わず手袋をしてであるが、2度手を鳴らした。(不動尊ですから、寺院なのに。)

大会中止の理由については、スタッフから詳しく告げられなかったが、彼らの立ち話を総合すると、100kの部に参加していたランナーが、武甲山のお隣の小持山付近で滑落し、ヘリコプターにより救助されていったようだ。大会本部が、即時に大会中止を決定したと思われ、そのランナーの状態が「重篤」であることが容易に想像できた。

完走を確信していた、Fun Trailsはそこで終わった。エイドにいた200人ぐらいのランナーは、皆オイラとおなじ、虚無と失望を感じていたと思うが、救助されたランナーの「重篤」な状況を思うに、誰一人不平を言うでもなく、午後3時過ぎにスタッフの先導で夕闇の西武秩父線西吾野駅に向かって静かに4kの山道を下った。

秩父の街で、知り合いのM君と居酒屋で打ち上げをしているときに、M君が検索したニュースで、「重篤」なランナーが亡くなったことを知った。秩父市浦山とだけ記されていたので、場所が小持山とは特定できなかったが、東京都の会社員(54歳)が午前9時過ぎに100メートル岩から滑落し、11時前に救助され、2時間後収容された病院で死亡が確認されたととのこと。(合掌)

翌朝、秩父からの帰りの電車内で、大会本部からの詳しい報告(FACE BOOK)で、ことのありようを確認した。

FunTrails100K Round 秩父&奥武蔵/FunTrails 50K Two lakes&Greenline

100メートルの滑落が頭部に致命傷を与えたと思われ、本人は、気を失っての苦しまない旅立ちであったと願うところだが、家族や親しかった人々にはお悔やみ申し上げる。

人間いたるところ青山あり(じんかんいたるところにせいざんあり)。

青山とは、墓所のことだそうだが、オイラは死に場所は、青い森の中がいいなと夢見ている。この世はあるけど、あの世はないと確信している。だから、浄土経やキリスト教よりは、修験道の山駆や禅の瞑想という手法(生き方)により、命あるところで仏を目指す世界観のほうに親近をもつ。

今を、どうやって充実した楽しいものにしていくか。

「そんな危険な大会おやめなさい」。事故ある度に、大会運営や参加者に批判の目が向けられのが常だが、青い森に包まれて、昼夜を問わない「今」をたどるトレイルランというスポーツは、かけがえのない宝物を与えてくれていると確信している。

アラカンを過ぎたオイラは、1,2年でこの世界は卒業するが、その先も森の旅は続いていくのだ。

あしたは、STYの抽選発表。Mくんの情報によると、昨年スタート直後に大雨で中止になったことから、昨年参加者を優先させるのではないかとのこと。ますます、当選確率は低くなりそうだが、Fun Trailsに来年も参加して、あと、1,2回その先のSTYをめざしてもいいとも思えてきた。どんより曇りの1日だったが、いいコースだった。

 


大会の中止は、この高山不動尊の辛い階段を登った先で告げられた。この古刹は真言宗で山名は「常楽院」というのだそうだ。苦しみの修業は、常に楽しいということか。そのような階段ではあった。

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感冒→低温・雨の秩父へ

2017-11-16 23:33:37 | 日記

どうやら風邪を引いた。夕方、うどんを作って、麦焼酎をノンアルコールビールで少し割って、風邪薬を飲んで寝た。現在眼を覚ましたので、この日記を認め、薬のおかげで、まだ眠いので、焼酎をどくだみで割って、少しまた休むことにする。

明日3時、何とか起きて、準備を整えて、秩父に出発することにし、アラーム設定

土曜日は、ふたつの低気圧が本州を通過する。経験上、大荒れの雨の日となる。風も強い。寒気も北から降りてくる。秩父地方、土曜日は曇り時々雨、最低2度最高7度。どのような痛苦を体験するのか想像つかない。大会中止だけはならないことを祈る。

少し休んで、、明日の朝、出かけよう。武田百合子の「富士日記」、旅をしながら読み進めようと思ったのに、職場に忘れた。しょうがないから佐藤優の「獄中記」を持っていこう。

ヒト皆、獄中に暮らしている、のかもしれないが、誰も気づいていない、のかもしれない。(マイナス思考)


 本日、朝6時6分の27.7の月。現在は、厚い雨雲に覆われ雨の石垣島。

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