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かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

冷たい春の中で息づく草花

2025-04-01 11:07:22 | 日記

昨日は10℃という冷たい春の中だが、いつも通りスロージョグ×ウォーキングに出かけた。

近所のお堂の草むらにふたもとのカタクリの花が眠るようにツボミを閉じていた。

この草むらは山里から離れた庭にすぎないが、いつ、だれがこの庭にカタクリの種を落としたのだろう。お堂に住んでいた尼さんか、近所の誰かか、このお堂には、天保○○年という古い墓石も見られるから、あるいはそんな古い時代の種の子孫かもしれないが、毎年この場所に幾もとかの花が育っている。

カタクリは、種が落ちてから6,7年で花を咲かす。今、ここで花開こうとしているツボミの主は、確実に6,7年前に種を飛ばした母株の子である。ただそれだけが真実といえば真実だが、その遠い祖先はどこからやってきたかは、もう誰も知らないだろう。

広瀬川沿いの土手に、レンギョウが数本枝を伸ばし美しい黄色い花を川面に揺らせていた。この個体は数年前まで枝をたくさん伸ばした大きな株であったが、だれかが手を入れて大方伐採されてしまった。しかし、ど根性のレンギョウはまた枝を伸ばし美しい花を咲かせ始めた。なんだかうれしくなった。

 

ウォーキングの帰り道、おそらく今年の最後となるであろうノカンゾウの芽を少し摘んできて、酢味噌であえていただいた。

 

 

冷たい春の中で、それでも命を吹き返す者たちに、力をいただく。

今日は6℃の予想、雨も降りだした。桜は少し遅れるかな。

 


グレートトラバース3から 剱岳モルゲンロート

 

 

     

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

荒船山(あらふねやま)・1423m・日本二百名山(№141)

深田久弥さんが荒船山に登ったのは80年以上前の戦時中かな。群馬県下仁田駅からバスで市野萱というところで降りて徒歩で神津牧場(泊)。翌日内山峠から登って星尾、羽沢、六車という部落に降りてバスで帰途についている。山と高原地図にはこれらの地名がまだ残っているからうれしくなってしまう。神津牧場に今は宿泊施設はなさそうだし、現代は動画のように市野萱の一歩手前の三ツ瀬というバス停で降りて相沢登山口から登ってくるのがいいだろう。ただし神津牧場、内山峠からみる艪岩の勇壮な風景は捨てがたい。時間をかけても深田さんの歩いた道をたどってみるのもいいかも。

 

荒船山Wikipedia

 

「やまおっち×山旅LIFE」さん提供

4K【荒船山】日本が誇るテーブルマウンテンに登ろう_2024/12 (相沢登山口~山頂ピストン)

晴れた日でよかったね。展望ありがとう。公共交通機関派はこのルートだね。

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