たまたま1年前のブログの記事を読んで思い出した。
2021年2月なかば、仙台国際会議場の庭に植えられたマンサクの花が開花していたので、青葉山にも何度か出かけたが、あのお星さまのような黄色い木の花は「未だし!」の状況だったこと、
いったい冷たい季節に咲くこの花は、まだ飛翔を認めないムシに受粉を頼る虫媒花なのか?と疑念が湧いたこと、
が記されていた。
2022年、本日の仙台地方の最高気温は、かろうじて真冬日をクリアした程度。
半信半疑で、国際会議場の庭に足をやると、たしかに花弁が巻いてあるようではあるが、マンサクは花開いていた。粉雪が舞っていて、何かしら寒さに顫えていたようであった。
どんな寒さに強い羽虫であっても、飛んでは来まい。
ただ、花弁を縮こませているということは、体力を温存しているともとらえることができる。
「三寒四温」という言葉や日脚の長さを、あるいはマンサクという意識体は熟知しているのかもしれない。
あと、二日の寒波ののち、仙台地方も8℃以上に気温がもどるのだという。
寒さに強い、気の早いムシが飛んでくるのかもしれない。