初日の出をどこかの山や海でLIVEですっきり見たという記憶はない。元日の朝は、ほとんど飲酒しているか酒気帯び状態で人生の大半を生きてきたからである。
あったかな石垣島に住んでいた時には、正月といえばいつも曇り空だったが、晴れていた元日の朝、東の水平線が見渡せる白保の浜に自転車で（これも酒気帯びだったか・・・）出かけたことがあったが、あいにく水平線は雲で覆われていて、雲間からわずかなピンク色がさしただけだった。
2017年1月1日の朝（石垣島白保の浜）
じつは、今年から星の写真を復活しようと意気込んでいる手前、始発の電車で東空が望める県境を越えた福島県の新地の浜に三脚をかついで乗り込もうと計画はしていた・・・・前日、氷点下五℃予報に、あっさりと断念してしまった。老いたあかしである。
そんなこともあって、ここ数年は、TV朝日系列羽鳥慎一のモーニングショーで放映される「富士山の上空からの初日の出」のお世話になっている。冬型の気圧配置なら、水平線に多少雲があっても、３０００ｍの上空なら大抵は初日を仰ぐことができ、ここ数年見事な富士の初日を見せてくれていて、ことしも裏切らなかった。見事な初日のダイヤモンドだった。こんなダイヤモンドを見られたら、「いい1年となりそうだ！」と自己暗示をかけたい。
ただし、こんなグータラな朝は、きょう1日だけとしよう。こんな太陽を、山頂や稜線で迎えるための体力づくりを、明日から始動しよう。
2022年1月1日、午前６時４６分頃の映像から（モーニングショー提供）
わが家のベランダから元朝のおひさまを望む。スズメたちも、元気にしている。
