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かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

避難の丘でお弁当をひらく

2020-06-11 11:15:42 | 日記

きのう、目覚めてしばらくぶりに南の空に浮かぶ月を見た。18.8才の月。大空は、晴れ。暦の上では「入梅」だが、昨日はよく晴れて30度近い気温となった。

 

   

 

近所の低山、青葉の森などを真夏日に歩き回るのは、日陰が多く街中よりは涼しいとはいえ、若葉のころより風が通らず、朝方を外すと森の入り口を目指すには、いささか勇気がいるような季節になった。気温が高くても、風を受けて走る自転車は、それほど暑さを感じないことは、南西諸島でのトライアスロンのバイクでも経験しているので、久しぶりに、広瀬川から閖上へ、閖上海岸から蒲生にいたるサイクリングロードを折り畳み自転車アカンマ号を走ってきた。思っていたとおり、風圧で涼しく、海岸に吹き渡る風により、休んでも寒いくらいだった。久しぶりだったものだから、サドルに硬さに尻が慣れておらず、帰りは痛みに耐えたが、もともとは、全国の輪行用に買い求めたアカンマ号、近所でもっと頻繁に利用し、尻の筋肉強化に努めたい。

震災復興に合わせて作られたサイクリングロード、あいにく高い防潮堤のせいで海を見ながらルンルンというわけにはいかないが、周囲の草原にはオオヨシキリやホオジロの歌声が響き合い、オオヨシキリの巣への托卵を狙ってか、カッコウも頻りに囀っていた。カッコウは、オオヨシキリの巣の前で鳴いているのは、何かわけがあるのだろう。調べてみよう。

 

ロードの途中にはミサゴの巣もあって、写真を撮ろうとして立ち止まったら、「ピヨ ピヨ ピヨ」と猛禽にしては愛くるしい鳴き声で威嚇してきた。それにしても、ミサゴはどうして松の木や枯れ木のてっぺんに直射日光を浴びるような雨ざらしの平らな巣をつくるのだろう。苦痛ではないのだろうか。調べてみよう。

 

   

 

海沿いの小川に、マガモの♀が二羽仲良く休んでいた。渡り鳥であるマガモはどうして北に帰らないのだろう。それも、♀だけで、パートナーもおらずに当地で夏を越すのだろうか。調べてみよう。運河には、コハクチョウ一羽が泳いでいた。傷ついて帰れなかったのだろうか。心配になった。

 

   

海辺のサイクリングロードにも、野鳥たちもたくさんいて、彼らの暮らしぶりも観察していこう。

 

コースのところどころに、高さ10mの避難の丘が盛り土され、陽を遮り、風通しの良いあずまやが立てられている。ここで、家で作ってきたシャケ弁当をたべた。自家製の「きゅうりのキューちゃん」がおいしくできたので満足したが、イオンスーパーで買ったロシア製のシャケはサーモンではなくトラウトの味がした。失敗したと後悔した。

名取川をはさんで、被災地閖上の高層の復興住宅が霞んでいた。

 

 

   

 

 

 

 

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