① ツピー ツピー ツピー ツピー ツピー ツツツピー ツツツピー チチチチ チチチチ ツピー
② ツツーピー ツツーピー ツツーピー ツツーピー ツツーピー ツツ-ツーツー ツツーツーツー
③ ツピツピツピツピ ツピツピツピ チチチ チュー チチチ チー
④ ヒーピ ヒーピ ヒーピ ヒー チビービービー チビービービー
冬が去り、時折あたたかな南風がやってくる頃、林に耳を傾ければ、上記の①~④のツピー音が聴こえてくるので、「ああ、また春がやってきたんだな。」とたのしい心持になってくるのだが、これまで声の持ち主は、みな一番目に触れやすい「シジューカラ・四十雀」だと思いながら長く人生を歩んできていた。
昨年あたりから、山の仲間をじっくり観察しながら歩いたり、富士山の奥庭荘にやってきていたバードウォッチャーさんに教えられたりして、シジュウカラの仲間には、ほかに「ヤマガラ・山雀」や「ヒガラ・日雀」、それと「コガラ・小雀」といった仲間が存在し、ツピー属(スズメ目シジュウカラ科)として声が似てはいるが、みな微妙に異なることが分かってきた。それで、図鑑のQRコードでこれらのツピー属の鳴き声を確かめると、①シジュウカラ、②ヤマガラ、③ヒガラ、④コガラ と、微妙に声のリズムや発音が異なり、さえずりのスピードは、② → ④→ ① → ③ の順で早くなってくることが分かった。
姿かたちを観ないで、これらの仲間の違いが聞き分けられたら、もう一流のバードウォッチャーなのだろうが、まだまだだ。
昨日野草園に行ったら、エサ台に上記のうち目立ったオレンジ色のヤマガラさんが来ていたし、後ろ姿だけだが、シジュウカラさんも来ていた。この二属は色彩が美しいので、早めに識別できそうなので、まずはこの二属から鳴き声を覚えよう。④のコガラ君などは、山でよく耳にしていたが、いまだこの目で姿を確認できていないので、今度じっくり観察しよう。いずれにしても、このツピー属、動きがかなりすばしっこいので苦労はさせられることになりそうだ。
ヤマガラさん
シジュウカラさん
ますます、山歩きのペースが遅くなりそうだ。