うわー!何も知らない人が、ニューヨークの女性医師による悲鳴とも受け取れる医療崩壊SNSを、朝のモーニングショーで見ていたら、エイプリルフールのフェイクニュースと思うかもしれない。それだけ、ニューヨークの医療現場は、救命資材や人材がパンパンで危機的状況だ。
モーニングショーのゲスト医師もキャスターの玉川さんも明らかに、国の無策に苛立ち度合いが沸点に達しようとしている。東京都の患者急増に対して、端緒にすぎないといわれている今の状態でも、感染者専用施設への受け入れ状態がまもなく満杯になるというのだから驚く。これからオーバーシュートが明確になり、重症患者が10倍、100倍になったら・・・・ニューヨークの絵と重なってくる。
2020年4月1日。
昨年の今日は、北帰行の途中で阿蘇から竹田市に向かう峠の坂道を自転車を押しながら「新しい年号は令和です。!」の報に接し、何かしらの違和感と不安感を感じたが、令と和の漢字が万葉集の「初春の令月にして気淑く風和ぎ」から拾われたものと聞き、大震災を経験した平成という時代の悪夢を払拭し、「いい風が吹いてくれる時代になってくれろよ」と期待を込めて、阿蘇を一気に駆け下りていた。
1年後、それがどうだろう。あの大震災の災厄をも凌駕すると予想される昨今のウィルス禍。さらに今見ている国会中継では、自民党議員さえも、1100年前の大津波があった貞観大地震の9年後関東に大地震、18年後南海地方に大地震が起きた事例を引き合いに、首都圏直下大地震や南海トラフ大地震発生可能性について声を大にしている。昨日は、富士山大噴火による首都圏機能停止シュミレーションも報じられた。そういえば、あの貞観地震の前後数年間に、富士山、阿蘇、鳥海山が大噴火を起こしている。
不安ばかり募る令和の幕開けではないか。
オイラばかりではなく、今や大方の日本国民、もちろん世界中のヒトビトも、経験したことがない春、どこにもない四月を迎えている。
何か、いいことがないのか。こころをいかにしずめていくのか。
春の道を歩く。世界はピンク、イエローに溢れてきた。どこにもない「いやな」春と感じるか。いつもの春と感じるか。小鳥声を聞きながら、歴史は、1000分の1の「悪しきもの」と1000分の999の「善きもの」により構成されている。
わが人生も・・・・・と思いたい。
春の
春の川辺を歩いていて、1970年代の記憶に立ち戻る。何もかが、清新で「善きもの」が下りてきていた時代。不安というものがなかったあの時代の四月。(オイラという個人は、あの当時と同じいきものか、大いに疑念を生じる。)
「春の予感~I've been mellow~」が、口をついて出る。ミ・ナ・ミ・サ・オ・リ
戻らしてくれ、救ってくれ・・・
*l have been mellow
あたい、このところ、上機嫌よ