かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

大河の一滴~浦内川・仲間川デビュー

2019-01-09 05:01:56 | 日記

年明けて、暗雲が続く八重山。昨日も雨、今朝も北側の窓ガラスにいくつかの水滴が張り付いて、部屋の明かりを反射している。ウィーンフィルニューイヤーコンサートやNHKニューイヤーオペラにも心湧くことはなかった。モーツァルトが聴きたくなって、全集からバイオリンソナタやカルテットなどのストリングスを選んで聴いていると、すんなりと落ち着いてくる。通販の中古ノートが届いたら、全集のパッキングをしながら、2019年は、モーツァルトを静かに聴き入りながらスタートしよう。

西表で過ごしたお正月、ぐずついてはいるものの暖かいので、「青馬・アオ」と命名したココペリのパックラフトで、西表島の二大大河「浦内川」と「仲間川」に繰り出す。二つの川とも大きな大きな河口で、たった一人の船出は不安ではあったが、どちらの船着場にも子供や女性を含む何組かのカヌーツアー御一行がいたので、安心して漕ぎ出す。

大河なのでドン深いとの予想に反し、潮は引いてくるとひざ下くらいの浅瀬が現れて、仲間川では、「アオ」を引いて歩く場面もしばし。やはり、満潮時間帯を選んでの航行がベストなのである。それと、川が大きければ大きいほど、風の影響を受けやすく、浦内川は1kぐらい漕いだところで向かい風が強く、漕げども漕げども遅々として進まないので、あきらめて反転し、支流のウタラ川遡行や、海側の河口探索に切り替えた。

両川とも最深部(浦内川は軍艦岩の船着場、仲間川はサキシマスオウの巨木鑑賞スポット)までは、今の実力では荷が重いので、次回、浦内川は、遊覧船で軍艦岩まで行って、そこから橋まで下り、仲間川は、ザックに「アオ」を背負い、2時間歩いて中流船着場降りて、そこから漕ぎ出そう。

3月半ばまで、そんなにチャンスがないのだから、家に閉じこもってはいまい。潮を見て出かけよう。

 

浦内河口方面から大橋を眺める。川面から眺める西表島は、空が広い。

 

雨でかすんだ仲間大橋を眺めながら、浅瀬で「アオ」と休む。体が冷えてきたので、すぐまた「アオ」に乗っかると暖かい。愛馬の体温のようだ。

 

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