鹿沢・万座パークボランティアだより

鹿沢・万座パークボランティアより皆様へ自然情報等をお届けします。

コナラのドングリ

2012年10月06日 | 日記
コナラのドングリ。
TVなどで伝えられるところでは、今年は山のドングリなどが少なく、クマが人家近くに出没するという。
・・・我が家の近くでは、豊作とは言えないが、ドングリや栗は少ないというデータは出ていない。
小諸の山の中でも栗はたわわに実っていた。

TVや新聞などの全国ネットの報道と異なることはいくらでもある。
この季節、ドングリを好むクマは、実は、深山に住む動物ではない。
森に入って行けばすぐにわかることではあるが、コナラ・ミズナラ・栗の木などは人が深く関わった木であり、
(いわゆる里山の木)、山に深く分け入って見る木ではない。
ずっと昔から人間の近くに住んでいたのに、ドングリが無いから人家近くに出没などと言われては、濡れ衣に
違いない。
我が集落の小学生も支給された熊鈴を着けて登下校している。
小生のガイドするお客様も100%クマは怖いと言う。
クマはすっかり悪者になってしまっている。

このドングリを付けたコナラの木も樹齢50年も越えている。
ナラ枯れも懸念される年齢になっている。

クマは悪役になる一方絶滅が危惧され、コナラは老人になり、山林には人間の手が入らなくなって久しい。
マイナスの連鎖の中で、唯一、小生がなしうるのは、薪ストーブの導入、里山の利用、冬季エネルギーの確保か?

コナラのドングリからふと、クマのこと、コナラの寿命、山の手入れを考えてみた。
(投稿:PVワイルド三太)
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