鹿沢・万座パークボランティアだより

鹿沢・万座パークボランティアより皆様へ自然情報等をお届けします。

鹿沢園地のシカ

2020年07月16日 | イベント案内
子連れのメスジカ。7/6、朝9:30。鹿沢園地。


ワイルド馴鹿さんの記事と併せて読んで下さい。

この親子の高さで植物が食べられています。
2018、2019、2020と里地調査・大型哺乳類 モニタリング1000を続けています。
林床が明るくなり、野草園では赤やオレンジといった花が目に付きません。
2020年の顕著な現象です。
君臨するオスジカ、群れを調査ではとらえています。
咋2019の台風被害で園地は大きな被害を受け、立ち入り禁止区域が大部分を占めます。
人気の無い鹿沢園地は大型哺乳類の絶好の生息地になっているようです。

植物を一面に食べていることから、次のことを推測させます。
個体数が増えたのか?
 増えたとしたら増加ペースは?
活動領域が鹿沢園地に集中したのか?
もしくはこの2つの複合要因か?

隣接する湯の丸高原でもシカの糞、足跡、食べた跡などは顕著です。
群れとしては別なのでしょうか?同じなのでしょうか?

鹿沢園地の調査から推測すると、重要かつ早急な対応が必須であるような気がします。
(投稿:ワイルド三太)
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鹿沢園地ではニホンジカによる植生の食害が深刻です。

2020年07月12日 | 活動報告
 7月12日(日)に植物相調査を実施しました。調査のために鹿沢園地を回ると、シカによる植生の食害が顕著です。数年前からシカの食害が目立つようになりましたが、今年はいたるところで食害の跡が見られ、たいへん酷い状態になっています。被害は人気の少ない場所ばかりでなく遊歩道やキャンプ場内、休暇村の宿泊棟近くまでも例外ではありません。食害で林床の見通しが良くなり、夏だというのに褐色の落ち葉が目立ちます。植生に与える影響は深刻です。


休暇村の宿泊棟近くのイタドリが食べられています。


朝のお散歩会で散策しながら自然観察する場所です。


食害を受けて少し経つと再発芽してきます。


長く伸びた枝は折って食べます。


有毒植物のバイケイソウも荒らされています。


ヤグルマソウも食べられていました。


アカソも食べます。


垂れ下がったリョウブの葉は食べれれました、手前はイタドリの茎。


明るく見通しの良くなった林床。

(投稿:ワイルド馴鹿)
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