不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

鹿沢・万座パークボランティアだより

鹿沢・万座パークボランティアより皆様へ自然情報等をお届けします。

ミズナラ冬芽

2009年11月27日 | 日記
下野(しもつけの)三かものやまの小楢のす 
  ま妙(ぐは)し児(こ)ろは誰(た)がけか持たむ
                (万葉集 東歌巻14-3424)
 *みかものやま・・・栃木県佐野市の山、鴨神信仰の神山
  け・・・食器
大意:神の山に生えるコナラのように美しい娘は誰の食器を持つのであろうか?
   (誰の妻になるのであろうか?)
コナラもミズナラも若木は殆ど見分け出来ないほど良く似ています。
若い木であれば、コナラ・ミズナラどちらも東歌に歌われる位美しいと思わせるのに十分です。
冬芽、葉、ドングリ、樹高、胸高直径などすべてミズナラが大きく、枝振り(疎でゴツゴツ折れ曲がるミズナラ、コナラは小振りで比較的ストレート)、ガサつく樹皮のミズナラと肌荒れしないコナラなど長じて来ると見た目の印象も大分変わってきます。
コナラというネーミングも私には感覚的に十分納得出来ます。
ミズナラの名前の由来は分かりませんが、薪ストーブでミズナラの生木を燃やしていたとき、含有水分が多いのに驚きました。・・・だから水(ミズ)楢なのか?
嬬恋では標高800mの我が家ではすべてコナラ、1,000mあたりでコナラ・ミズナラが同居だがミズナラの方が元気良い。
標高1,400mの鹿沢ではすべてミズナラです。
これから5月中旬まで7ヶ月弱、冬芽は春に備えます。(投稿:PVワイルド)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツルウメモドキ

2009年11月26日 | 日記
人の目に付くツルウメモドキはそう多くはないという印象を持ってしまっている。
けれど、この時期、葉を落とした林の中に入って行くと赤い実を付けたツルウメモドキが結構たくさんある。
見上げるほどの大木に絡まったつるでないとなかなか人目には付かないけれど、背丈半分ほどのものは意外とたくさん生えている。
園地散策路や村上山登山道のテンやキツネの糞に含まれているのは、この時期、形からしてツルウメモドキの実だ。
動物たちに食べてもらって種子を広く散布しているに違いないとみた。
・・・ということはこの実は結構おいしいのか?
食べたい衝動にかられたが、”待て待て、ちゃんと調べてから・・・”と思いとどまる。
ツルウメモドキの赤い実、小動物たちは食べ散布に一役かっている。(投稿:PVワイルド)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪山讃歌のメロディライン

2009年11月24日 | 日記
♪雪よ岩よ われ等が宿り・・・・♪
『いとしのクレメンタイン(Oh My Darling, Clementine)』のメロディーに言葉を当てはめ、好きなままに詩を作ったという雪山讃歌は、京都大学山岳部西堀榮三郎さん他によって、鹿沢で作詩されました。
これを記念して雪山讃歌の碑が建てられていますし、嬬恋村では夕方のチャイムはこの曲が流れます。
この度、鹿沢に雪山讃歌のメロディラインが敷設されることになりました。
道路をクルマで走るとタイヤと路面の摩擦音でメロディを奏でます。もっとも身近には、草津温泉道の駅手前に草津節のメロディラインがあります。
場所や時期は確認出来ませんが、そう遠くない時期に実現するようです。
乞うご期待!というところでしょうか。 投稿:PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウスタビガ~コクーン ウオッチング(cocoon watching)~

2009年11月23日 | 日記
雪の降った翌日、壊滅的打撃を受けたかなと思われるウスタビガの繭(コクーンcocoon)がミズナラの枝に付いていました。
防御すべき繭はずぶ濡れ、こんな状態で生きていけるのでしょうか?
想定内とも想定外とも、どちらともとも取れます。
緑色の繭は美しく、葉を落としたこの時期にはよく目立ちます。
目立つことは様々なリスクを負うことになるのでしょうか?
葉がグリーンの時目立たなければ良いのでしょうか?
鹿沢園地のコクーン ウオッチングでした。(投稿:PVワイルド)



様々な試練を経て無事成虫に成れるでしょうか?

(成虫画像:森林総合研究所)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

炭焼き準備

2009年11月21日 | 日記
今年はキャンプ場が大賑わいだった。鹿沢園地だけでなく近辺のキャンプ場は皆そのようであった。
用意した薪や炭は完売であった。
景気が悪いせいなのかとにかく安くということなのだろうか?
来シーズンもそうであるという保証は全くない。
園地整備の中で、多量のミズナラの木が発生した。
薪や炭にしたときミズナラの右に出るものは数える位しかない。
薪炭素材として優れものだ。
材も固いのでチェンソーの目立てを気合いを入れて行った。
道具の善し悪しが作業をストレスなく行えるかを左右する。
作業中、ウスタビガの繭を見かける。
ドングリを食べるクマやリスもミズナラに深く関わっている。
キノコの原木としても有用性は高い。
queen of the forestにふさわしい活躍ぶりだ。
けれど余り年取り過ぎては病原菌にやられてしまうらしい。
人間が関わることがミズナラの隆盛をもたらしているようだ。
余分なことも考えつつ炭焼きに必要な部材を準備している。
(投稿:PVワイルド)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

氷の世界

2009年11月19日 | 日記
本日11/19、雪の積もった園地を巡視しました。
小さな湿原の水が勢いよく落ちる所にこんなものが・・・









気温の低いときに蒸発した川の水が凍ったものです。
1~2月には普通に見られますが、グリーンを閉じ込めているのはこの時期しか見られません。
本格的な冬を迎える鹿沢園地です。  投稿:PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レンゲツツジ実と冬芽

2009年11月18日 | 日記
余程の物好きか変わり者でなければ、いつ雪が降ってもおかしくないこの時期、湯ノ丸に入る者はいない。
訳あって(緊急雇用創出事業湯ノ丸高原景観保全)湯ノ丸に入った。
最大の”売り”であるレンゲツツジは実と冬芽が同居していた。
一つの芽からあんなにたくさん花を付けたのに、実を結ぶものは以外と少ない。
株に10個もあればたくさん付いているという印象を受ける。
全く実を付けない株も結構ある。
こんなものなのか不作の年なのか、継続して観察していないので分からない。
花と実の数のアンバランスが気になった。  投稿:PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緊急雇用創出事業湯ノ丸高原景観保全

2009年11月17日 | 日記
国の緊急雇用創出事業として東御市(商工観光課)の湯ノ丸高原景観保全作業が進んでいます。11/6(金)~予定12/11(金)の平日25日間、作業員5名で、レンゲ保全活動や鹿沢観光協会のグリーンワーカー事業などで伐採したズミの木の片付け、リフト乗車場から鐘までの登山道脇の笹刈りなどの景観保全作業を行います。
レンゲツツジ群落の維持や高山蝶保護活動、稀少植物の保護など多くの人手を要する湯ノ丸の景観保全に尽力してもらえるのは大変嬉しいです。
来春、気持ちよく整備された湯ノ丸に出会えるでしょう! 投稿:PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスリース作り鹿沢インフォメ

2009年11月15日 | 日記
1ファミリー7人に参加いただき、クリスマスリース作りを行いました。
素材をふんだんに使い、子供はささ~と、大人はあれこれ迷いながら最後はのめり込んで作って頂きました。
12/6(日)、東御市湯楽館は随時受け付けスタイルなので、素材補充とオプションパーツ販売にスタッフを配置します。
日帰り温泉施設という未体験場所での開催となります。
多めのスタッフ配置が必要となりそうです。
応援よろしくお願いします。
60セット用意して全部さばけるようであれば大忙し必死です。(素材が余るようであれば、キットにして販売するのも一つの方法かもと思います。)
本日の報告と次回の案内まで。投稿:PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスリース作りの準備と見本作成

2009年11月14日 | 日記
本日11/14,クリスマスリース作りの準備作業を行いました。
クズのつるでリングを60個ほど作り、飾り付ける素材を整理し表示しました。
最後は各自のリースと見本用のリース計2個以上を作成しました。
                (投稿:PVワイルド)
作成作業の様子


作例1


作例2


作例3


作例4


作例5


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アオゲラその2

2009年11月12日 | 日記
本日11/12、朝、インフォメ2f展示室を開けると衰弱したアオゲラが床の上におりました。
多分、ダメだろうなと思いつつ、1f事務室の薪ストーブ横に置きました。
意識も絶え絶えのようで時間の問題と思われました。(8時)





20~30分も経過したでしょうか、少し元気に


自分の力で1mほど移動しました。


事務室の床をぴょんぴょん歩き始めました。
私はPCに向かっていたので一緒に過ごしました。


9時過ぎ、外に誘導しました。
相変わらずドジなアオゲラは再び入口のガラスに激突!
(学習効果がないよ!)


仕方なく追い立てるように外に誘導
(インフォメ玄関に出たところ)


外に出て枯葉にたまった水を懸命に飲んでいました。


ここまではすべて徒歩、歩きです。飛ぶ力はなかったようです。
5mほど飛んでウッドテラス横のシラカバにとまりました。
やっと本来の姿です。


ここから2本の木に飛び移り、川の水を飲みに下に降りました。
十分な水分補給ができたのか再び木に登ります。
動きが本来の姿です。


9時44分、大きく飛翔し鹿沢の森に帰って行きました。
アオゲラと一緒に事務机で仕事するとは思わなかったよ。
自分の力で森に戻れてよかったね!バイバイ!  投稿:PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アオゲラ

2009年11月11日 | 日記
アオゲラ


閉館間際のインフォメ2fの展示室に何やら鳥らしきものが・・・。
いそいでストロボと望遠レンズを付け撮影。
1回ストロボ発光させたら逃げるに違いない・・・。
けれど一向に逃げる様子もなく、グット近づきアップで顔の撮影まで行く。
何やらおかしい!
帰宅してPCで画像を見たら目がうつろ、かなり弱っていたらしい。
開けてやった戸とは反対方向に飛び行方不明、明日また戸を開けてやればよいと思ったが、明日は生きているか分からない。



暗闇の中でのアオゲラとの出会いでした。  投稿:PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スプリング エフェメラル

2009年11月10日 | 日記
11/9(月)、湯の丸高原の標高1,800m付近は、この時期としては暖かく、一日レンゲツツジ保全関係作業に従事しました。
カラマツやシラカバは葉を落とし、茶色のモノトーンの世界です。
しかし、足下には、葉を付けたまま冬を越す植物が落ち葉に埋まるようにしっかり生きていました。
雪の下に埋まり(以外と暖かそう)、春先、雪がとけ、上を覆う木が葉を広げる前に、十分な日の光を浴び、グリーンが復活し、いち早く花を咲かせます。
スプリング エフェメラル(早春期植物、春植物)と言われる植物です。
11~4月の6ケ月間寒さや雪に耐える元気な姿を見てみましょう。
                            投稿:PVワイルド

ミツバオウレン


イワカガミ


ショウジョウバカマ


                        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初雪

2009年11月03日 | 日記
昨11/2(日)、畑のゴミを燃やし、余録に焼きいもを作っておりました。
朝8時頃までは晴れ、その後曇って午後2時頃から気にならない程度の小雨、
4時頃には本格的に雨になり寒いので撤収。
午後6時頃、焼きいもを食べ、外に出ると何やら冷たいものが感じられ、クルマのウィンドウに触ると雪になっていました。
8時頃には上がり、満月に近い月が出ていました。
標高800mの我が家では、今、紅葉が見頃です。強い霜も無かったので今年はとてもキレイです。
紅葉見頃の初雪になりました。
屋根にうっすり雪が積もり紅葉と初雪が同居しています。



浅間山に三度雪が降るとこのあたりにも雪が降るというのは私の住んでいるの言い伝えですが、今年は、同時に降りました。



庭のタイムの花と初雪も仲良く同居です。




この季節の雪は根雪となることはなく、すぐに溶けてしまいます。
本格的に積もるのは12月になってからですが、冬の到来を告げる初雪です。
(投稿:PVワイルド)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする