鹿沢・万座パークボランティアだより

鹿沢・万座パークボランティアより皆様へ自然情報等をお届けします。

処暑の頃【二十四節季】

2012年08月23日 | 日記
押忍!
雲のダンナ@須磨・神戸です。

お盆は明け、全国高校野球も大阪桐蔭の春夏2連覇に終わり
朝にはうるさいクマゼミも鳴くのを止め、ツクツクボウシが
合唱を始めました

そんな今日からは処暑にあたります。
二十四節季の処暑はあの猛暑が厳しかった暑さもようやく
一段落しやっと一息をつくという意味で萩の花が咲きはじめ、
日中はまだ残暑が厳しいものの朝夕はそろそろ心地よい涼風が
吹き始めます。

町に出ると道路沿いにはサルスベリの花がまだまだ元気で咲き、
ササユリも白い花をたくさん咲かせ、ムクゲ、フヨウも勢い
よく花を咲かせています。

このように暦の上では立秋から半月、暑さも一息となる頃ですが
実際には中々そうはいかずまだまだ残暑が厳しい時期になります。

一応は暑さは一息つく頃なのですが体の方は夏の暑さですっかり
バテて弱っていてそこに残暑が追い討ちをかける時期ですので
十分に気をつけないといけませんね。

【この頃によく歌われる唄】

    「赤とんぼ」

三木露風作詞・山田耕筰作曲

夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か

山の畑の、桑の実を
小籠に摘んだは、まぼろしか

十五で姐やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた

夕焼小焼の、赤とんぼ
とまっているよ、竿の先

では、では。
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静かに歩く池の平

2012年08月19日 | 日記
人も車も一杯、団体あり、学校ありで賑わう池の平、そんな世界とはかけ離れた
静かな池の平を楽しんでみました。
地蔵峠の駐車場にクルマを置き、三方ヶ峰を目指します。
久しぶりに歩いたこのコース、整備されていました。


旬・・・マツムシソウ


旬・・・ツリガネニンジン


旬・・・オオバギボウシ


ピークアウト・・・クガイソウ


旬・・・ヤナギラン


旬・・・ワレモコウ


旬・・・実ツバメオモト


旬・・・アキノキリンソウ


旬・・・マルバダケブキ


旬・・・クジャクチョウ


旬・・・アサギマダラ

コメツガの林の中で必死に鳥の姿を双眼鏡で追っていると、何やら異なる方向から鳴き声が・・・・。
ア~、何と言うことは無い、観察されているのは自分ではないか!
何とも言えず可笑しくなってしまって観察は中止、”参りました!”

三方ヶ峰から湿原を横切り監視員小屋に出、再び、登山道に入り、地蔵峠に戻ります。
監視員小屋からのコースは背丈の高い草が登山道脇に生い茂り、朝露や雨では膝少し上まで濡れます。
クルマの音、人の声は無く、歩く人も殆ど無く、森あり草原あり、鳥の声あり静かに歩くことが出来ます。
所要時間はおおよそ4時間ほど三方ヶ峰火山の地形、生成史、植生の変化など
静かにじっくり触れて見たい人にはお奨めです。
(投稿:PVワイルド三太)
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村上山を登ってみました

2012年08月14日 | 日記
午前中は子どもたちと水鉄砲を作り、午後は村上山に登ってみました!
村上山は鹿沢園地の裏山といった感じで、登山はちょっと…という方でも登れちゃうと思います♪


歩き始めると、カラマツの人工林が広がります。
きっちり列状になっています。
カラマツ林の下層ではノリウツギが咲いていました。

3分の2位登ったところにあずまやがあり、その周辺にはヨツバヒヨドリが咲いています。
チョウはヨツバヒヨドリが大好きなのか、沢山集まっていました。

●アサギマダラ 風に乗って長距離移動するだけあり、風をつかんでふぅわり移動する姿が美しい!


●キアゲハ 羽の根元が黒いのがキアゲハで、縞々になっているのがナミアゲハ


●クジャクチョウ 日本産はgeisyaというらしい!美しいもんね。でも、閉じると炭のように真っ黒でびっくりしました。なんだかそれがまた奥ゆかしくて素敵☆

頂上からは浅間山など周囲の山々が見えるのですが、残念ながら雲に覆われていました。
大きな蜂がずっと付いて来ていたので長居せず下山しました。
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立秋の頃【二十四節季】

2012年08月07日 | 日記
押忍!
雲のダンナ@須磨・神戸です。

今日のニュースで7月に熱中症で救急搬送された人が全国で
21000人に達し、死者は89名もいる連日の猛暑続きでしたが昨
日ツクツクボウシの初鳴きを聞き今日も神戸では少し気温が
下がったようでした。
数日前からはアカトンボの飛ぶ姿も見るようになってきました。

そんな今日、8月7日は立秋で暦の上では今日から秋が始ま
ります。
この立秋の頃が平均気温がもっとも高い時期なのでこれを過
ぎれば秋になるということでしょうか。

今日からは暦の上では秋になりますので挨拶は"暑中御見舞
い"から"残暑御見舞い"に変わります。

そうは言っても暑いのは確かだし秋の気配などそうそうあるも
のではなさそうですが太陽は確実に南に移動していて朝歩いて
いても同じ時間では低くなってきたのがわかります。
また水道も蛇口を廻すと冷たい水から暖かい湯のように
なっていたものがそれほど暖かくなっていないようです。

平安時代初期の歌人、藤原敏行も古今和歌集に

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども
 風の音にぞ おどろかれぬる」

と詠んでいます。
このように秋など中々実感出来ない毎日ですがちょっと
したことに注意をすれば「おやっ」と秋の気配を感じる
ことが出来るかも知れませんね。

【この頃によく歌われる唄】

「山の歌」
久保田宵二作詞・長谷川良夫作曲

とぶよ とぶよ 白雲
そよぐ そよぐ 木々の葉
山の朝だ 夜明けだ
峰をさして さぁ のぼれ

鳴くよ 鳴くよ こま鳥
吹くよ 吹くよ そよ風
山の朝だ 夜明けだ
峰をさして さぁ のぼれ

では、では。

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野地平(やちだいら)石樋(いしとい)

2012年08月07日 | 日記

ノアザミ


コオニユリ


オオバギボウシ


モウセンゴケの花


野地平(やちだいら)

四阿山(あずまやさんが統一された表記だが、群馬県に住む者には吾妻山の方がなじむ)の東に位置する野地平、
全く無名だが、その実力は以下に示します。


ヤナギラン


クガイソウ


チダケサシ


アサギマダラ


ノリウツギ


コバノギボウシ

隣接する石樋



石樋の滝


ハコネサンショウウオ

名が知れ渡り多くの人で賑わうことは、それで生計を立てる者には多いに結構であるが、静かに自然の中に身を
置き、人為的な構造物や音の無い空間で過ごそうとするには格好の場所です。
(投稿:PVワイルド三太)



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