鹿沢・万座パークボランティアだより

鹿沢・万座パークボランティアより皆様へ自然情報等をお届けします。

春まだ浅い鹿沢園地で自然観察

2017年04月30日 | イベント実施報告

 鹿沢PV総会開催日(4月30日)の早朝、鹿沢園地を歩き自然観察しました。鹿沢の森はまだ春が浅く、自然観察には時期が早いように見えますが、よく観察すると春が近づいていることがわかりました。ミズナラやリョウブの芽は冬芽とあまり変わりませんが、カエデ類などは芽が膨らみ、開葉がまじかな芽もあります。ツノハシバミの雄花や雌花をじっくり観察したのは今回が初めてです。雄花は尾状花序を下垂し、雌花には赤い柱頭が目立ちます。今年は雪が多かったので除雪した雪の山がまだ残っています。夜は冷え込み霜柱が立っていましたが、連休から営業をはじめたキャンプ場はけっこうにぎわっていました。



 春まだ浅い「鹿沢園地」の遊歩道



 遊歩道わきの霜柱、昨夜は冷えました



 駐車場のわきには除雪した雪の山がまだ溶けきっていません



 オートキャンプ場にはたくさんのお客さんが



 いつもはキャンパーの少ないフリーサイトにもテントが



 キャンプ場にはフキノトウ



 ウリハダカエデの芽が膨らんでいます



 ハウチワカエデは冬芽の先端に葉先が見えます



 これもたぶんカエデ



 オオカメノキの裸芽も葉柄を伸ばし反り返っています



 膨らんだ冬芽、たぶんクマシデ



 ミズナラの冬芽は冬のまま



 リョウブの冬芽も冬のまま



 ボランティア棟の周辺も見ました



 春を待つショウジョウバカマ



 アカゲラの風切羽、5本見つけました



 枯葉の中で目立つマンネンスギ



 ウサギの糞



 発芽が進んだ芽、なんの木でしょう



 ハンノキの冬芽も膨らんで葉先が少し見えます



 レンゲツツジの冬芽は膨らんで鱗片が浮いてきました



 ツノハシバミの雄花は尾状花序を下垂



 ツノハシバミの雌花は赤い柱頭がめだつ



 雪につぶされていたオシダも雪が消え日を浴びる


(投稿:ワイルド馴鹿)

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穀雨の頃【二十四節季】

2017年04月20日 | 日記
押忍!!
雲のダンナ@須磨・神戸です。

鹿沢万座PVのみなさんお元気ですか。
鹿沢園地も雪が消えようやく春の装いがそこかしこに
見え隠れするようになってきたことでしょう。
今週末から今年度のPV活動がスタートしますね。

今年の春は暑くなったり寒くなったりと天候不順で植物も
生育が遅れぎみでしたが何となくそれなりに例年のような
感じになってきているようです。
4月も中旬を過ぎたそのような時期の今日から二十四節季の
穀雨になりましたね。

穀雨はこの時期には各農家では田んぼや畑を整え、田植えや
種まきの準備に追われていますが丁度それに合わせるように
柔らかな春の雨が降る頃という意味です。

最近では春の時期でも夏の雷雨のような激しい雨に見舞われる
ことがあるのでいつもいつも春の柔らかい雨というようには
ならないかもしれません。

春雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、雨で潤った
田畑は種まきの時期を迎えます。
穀雨は文字通り稲や麦など百穀を潤すことから名づけられた
ものですが穀物だけでなくあらゆる植物の成長を助けて山野
でもその恵みによりいっせいに木々が芽を出し緑の絨毯を
敷いたようになります

穀雨のこの頃からは日差しも日増しに徐々に強さを増し、強く
なりいよいよ春も終わりを迎える頃になります。
 
【この頃によく歌われる唄】

「春の唄」
喜志邦三作詞 ・ 内田元作曲

ラララ 紅い花束 車に積んで
春が来た来た 丘から町へすみれ買いましょ
あの花売りの可愛い瞳に 春のゆめ

ラララ 青い野菜も市場に着い
春が来た来た 村から町へ朝の買物 
あの新妻の籠にあふれた 春の色

ラララ 啼けよちろちろ 巣立の鳥よ
春が来た来た 森から町へ姉と妹の 
あの小鳥屋の店の頭にも 春の唄

ラララ 空はうららか そよそよ風に
春が来た来た 町から町へビルの窓々 
みな開かれて若い心に 春が来た

では、では

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清明の頃【二十四節季】

2017年04月04日 | 日記
押忍!!
雲のダンナ@須磨・神戸です。

鹿沢万座PVの皆さんお元気ですか。
春四月、本格的なPVシーズンを迎え今月末には総会も
開催されます。

桜の開花が東京で宣言されて二週間経ちましたが各地の
開花は例年より遅れて神戸でもようやく開花宣言が出さ
れました。
鹿児島の開花がまだされていないようですがどうやら
さくらが休眠打破するほど今年は冷え込みがなかった
ようです。
さくらは一定以下の気温低下がないとなかなか開花せず
休眠状態のままか開花しても満開にはならないようで
このまま温暖化が進めば日本の春の一大行事の花見の
宴がなくなってしまうかも知れませんね。
     
今週末にはこの周辺で桜まつりが開催される予定ですが
お天気の方が・・・・・花散らしになるかも。
           
そのような今日から二十四節季の清明となります。
清明は暦便覧によりますと「万物発して清浄明潔
なれば此芽は何の草としれるなりとあるようにこの
世の万物全てのものが清々しく明るく美しいとあり
様々な花が咲き乱れ百花が咲き競う季節となります。

人々も寒さから解放され心も何となく浮立つ気分に
なってなってきます。
朝の寝起きも寒さを感じずにすっと寝床からでる
ことが出来るので寝覚めも良くなるでしょう。

【この頃よく歌われる歌】
「花」 武島羽衣作詞・滝廉太郎作曲
 
春のうららの 隅田川
のぼりくだりの船人が櫂の
しづくも花と散る、
ながめを何にたとふべき

見ずやあけぼの露浴びて
われにもの言ふ桜木を
見ずや夕ぐれ手をのべて
われさしまねく青柳を

錦おりなす長堤に
くるればのぼるおぼろ月
げに一刻も千金の
ながめを何にたとふべき

では、では。
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