鹿沢・万座パークボランティアだより

鹿沢・万座パークボランティアより皆様へ自然情報等をお届けします。

夏至の頃【二十四節季】

2018年06月21日 | その他
押忍!!
雲のダンナ@須磨・神戸です。

鹿沢万座PVのみなさんお元気ですか。
当地方では6月6日に梅雨入りし梅雨特有の雨が降ったり
やんだりの日々が続いています。
そんな今週月曜の朝8時前、突然の突き上げるような揺れが
起こり久々大きな揺れに見舞われました。
この大阪北部地震で当地は震度4だそうでしたが阪神淡路
大震災の余震4を夜に感じた時以来でした。
            
大阪府の高槻、茨木、吹田など府北東部の町々が大きな被害が
出ています。
この梅雨時の地震では屋根瓦のずれやゆがみで雨漏りがあり
屋根屋根にブルーシートがはられています。

そのような地震であけた今週ですが今日6月22日は夏至を
迎えました。
夏至は昼間の時間が一年で一番長い日になりますが間違うのが
日の出が最も早くて日の入りは最も遅いと思われています。

しかし実際には日の出が最も早いのは夏至のおよそ一週間前頃
からで日の入りが最も遅いのは夏至から一週間後位です。

ちなみに東京では日の出が最も早いのは6月8日~18日までが
4時24分となり、日の入りが最も遅いのは6月22日~7月6日
までで19時間01分で、昼時間が最も長い時間は14時間35分です。


【この頃によく歌われる唄】
『  雨  』
北原白秋作詞・弘田龍太郎作曲

雨がふります 雨がふる
遊びにゆきたし 傘はなし
紅緒の木履も 緒が切れた

雨がふります 雨がふる
いやでもお家で 遊びましょう
千代紙おりましょう たたみましょう

雨がふります 雨がふる
けんけん小雉子が 今啼いた
小雉子も寒かろ 寂しかろ

雨がふります 雨がふる
お人形寝かせど まだ止まぬ
お線香花火も みな焚いた

雨がふります 雨がふる
昼もふるふる 夜もふる
雨がふります 雨がふる

では、では。
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【イベント実施報告】新緑の烏帽子岳とムラサキヤシオツツジ 

2018年06月10日 | イベント実施報告
こんにちは。パークボランティアの佐々木です。
本日6月10日、天候が不安定な中でしたが、
無事「新緑の烏帽子岳とムラサキヤシオツツジ」イベントを催行することができました。
(なんとラッキーなことに、イベント中は雨らしい雨に降られず!普段の行い以下省略)

本イベントには19名ものお客さまが長野、群馬両県から参加してくださいました。
スタッフも9名と、張り切って出発です。

“新緑”と銘打っております通り、高原の6月らしい爽やかな緑の中を歩きました。
雨に濡れた新緑は気持ちの良いものです。


烏帽子岳のふもとまでなだらかな道を歩きます。
シラカンバとダケカンバが両方生育している環境から、両者の違いなどを観察しながら進みました。

鞍部という分岐からはいよいよ登りが始まります。
お客さまの中には、目の前にそびえる烏帽子岳を見て「えっ!あれに登るの!?」と驚かれている方もおりました…。
しかしそこから本日の主役である「ムラサキヤシオツツジ」が登場してきます。

「紫というよりピンクだね~」とおっしゃっているお客さまもおりました。
新緑の中でとても目立って美しいです!(写真がイマイチで申し訳ないです!)

登り坂ですが、ムラサキヤシオツツジやレンゲツツジに囲まれて励まされます。


新緑のカラマツも雨に濡れてとてもきれい。


イワカガミもピカピカです。


たどり着いた頂上は、予想はしておりましたが真っ白(笑)
ですが、「えっ!あれに登るの!?」と驚かれていたお客さまが、
「あの下から見た山に登ったんだよね!?」と嬉しそうにおっしゃっていて、
私もとても嬉しい気持ちになりました。

ときおり雲が晴れ、

うっすらと上田方面の街が見えると歓声が上がりました。

頂上で早めのランチをとり、少し下ったところで今回のイベントにまつわるクイズ大会を行いました。
ここで1問紹介します。
Q.烏帽子岳から出たマグマが冷えて固まると「安山岩」という石になります。
  この石が「安山岩」と名付けられた理由は?
①アンデスの山によくある石だから
②安産のお守りとして使われたから
③形がアンパンマンに似ているから

答えはブログの最後に記載します( *´艸`)

烏帽子岳を下ったところでボランティアの長谷川さんからムラサキヤシオツツジについての最後のクイズと解説がありました。
おしべは何本だった?等の、よく観察していないと分からない難問で、長谷川さんの解説からは「植物愛」が伝わってきました(#^^#)


雨が降るか降らないか、といった不安定な天気の中でしたが、
お客さまと楽しく怪我無く「新緑の烏帽子岳とムラサキヤシオツツジ」イベントを終了することができました。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
また違う季節にも違った魅力がありますので、再訪していただけたらと思います。
そして来たことが無い方は、烏帽子岳やお隣の湯ノ丸山は「近くて魅力的な山」だと思いますので、
ぜひ足を運んでみてください。

※クイズの答え※
①アンデスの山によくある石だから
そしてムラサキヤシオツツジのおしべは長いの5本短いの5本の計10本です!
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芒種の頃【二十四節季】

2018年06月06日 | その他
押忍!!
雲のダンナ@須磨・神戸です。

鹿沢万座PVの皆さんおげんきですか。
新緑の烏帽子岳と紫八汐躑躅ハイクが近づいてきましたね。
なかなか鹿沢まで足を運ぶことが出来ずやきもきしています。

先月は季節外れの高温の日が続いたかと思うと急降下したりと
落ち着かないお天気が続きましたが近畿地方では6月6日に
梅雨入りしたもようと気象庁から発表がありました。
平年より1日早く昨年より14日早い梅雨入りでした。
昨年の梅雨明けは7月13日で平年は7月21日ですので
梅雨の期間は27日間でした。
            
今年の梅雨明けはいつ頃になるのでしょうか。
毎年ですがこの時期は湿気が多く気分的にもスカッとする
ようにはなりませんね。
          
そんな梅雨に関する話題の中、今日から二十四節季の【芒種】を
迎えました。
芒種の芒は稲や麦などの実の苞の先についているとげとげとした
禾状の毛のことを言い、この時期にこれがある穀物の種を蒔く時期
ということです。
しかし実際にはほとんどの地域で田植えはもうとっくに終わっており
田植えに限らず暦の上の田植え時期とは大きなずれがありますね。

我が家では畑での作業が手が回らず今年は庭の片隅でトマト、つるなし
インゲンだけの植え付けをしました。


【この頃によく歌われる唄】

「夏の思い出」
江間章子作詞 ・ 中田喜直作曲

夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬 遠い空
霧のなかに うかびくる やさしい影 野の小径
水芭蕉の花が 咲いている 夢見て咲いている
水のほとり 石楠花色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空

夏がくれば 思い出すはるかな 尾瀬 野の旅よ
花のなかに そよそよとゆれゆれる 浮き島よ
水芭蕉の花が 匂っている夢みて匂っている
水のほとり まなこつぶれば なつかしい
はるかな尾瀬 遠い空

では、では。
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鹿沢園地の植物相調査(2018年6月3日)

2018年06月03日 | イベント実施報告
 6月3日、PV仲間と鹿沢園地で植物相の調査をしました。前回、ひと月前の5月6日の写真と比べると鹿沢園地はすっかり緑になりました。ひと月前の調査では野草園のほとんどが枯れ草ばかりでしたが、今回はシダ類などの緑がいっぱいになっています。ミズナラなどの森の木々もすっかり開葉していました。今回もルートに沿って植物を調査しました。


野草園はすっかり緑になりました。シダ類の群落が目立ちます。


大きく葉を広げたゼンマイ。


オニゼンマイの胞子嚢は下部の羽片に付く。


胞子葉が多いヤマドリゼンマイ、栄養葉が若い時に採取されたのかもしれない。


植物相調査では花や胞子の付いた植物の名前を記録して行きます。


オククルマムグラ、葉が6枚輪生し葉の幅が広いのでオククルマムグラのようです。


これはクルマバソウ、クルマムグラより輪生する葉数が多いので区別するがよく似ている。


コメガヤの小穂、米粒のように見える。


アマドコロ


キャンプ場もミズナラなどの緑ですっかり覆われました。


日当たりの良い場所にはウマノアシガタ(キンポウゲ)がたくさん咲いている。


鹿沢園地内は今がレンゲツツジの花盛り。


ハリギリ(センノキ)の若葉。


ガマズミの花が今の鹿沢園地では目立ちます。


リョウブも夏に向けて蕾を付けています。


植物相調査では小さな植物もしっかり調べます。


ひと月前に花が咲いていたヒゲネワチガイソウは実を付けていました。


ミズキの花も満開になっています。


シカによる食痕。

記:ワイルド馴鹿(トナカイ)

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