鹿沢・万座パークボランティアだより

鹿沢・万座パークボランティアより皆様へ自然情報等をお届けします。

スノーシューイングも終わりに近く・・・湯の丸角間峠百番観音

2011年03月08日 | 日記
おひな様や桜の便りが聞かれるようになるとスノーシューイングシーズンも終盤です。
地蔵峠~キャンプ場~鐘~湯の丸~北の峰~角間峠~百番観音のコースを歩きたいという
お客様の要望に応えるべく、本日3/8下見を兼ねて、単独、トライアルです。
地蔵峠(標高1733m)からキャンプ場、烏帽子分岐、鐘(1855m)へ。
春近しといえども鐘は雪にたっぷり埋まっていました。

ここから湯の丸へは直登に近い登りです。

日中の暖かさで溶け夜間の気温低下で固く締まった雪の上に、昨3/7の新雪(パウダー)が15cm程積もり、
スノーシューが雪面をグリップ出来ず、苦戦です。
長袖アンダーとシャツ一枚は汗だくです。
濡れたアンダーは湯の丸山頂(2101m)の寒風にさらされるので、山頂は休むこと無く一気に通過します。
湯の丸、桟敷、小桟敷、村上と共通するのは「溶岩ドーム」です。
複数ピークを持つという特長を持っています。
角間峠に下るコースは極めてワイルドです。
ほとんど通る人は無く、登山道は見つけることすら出来ません。
厚い雪庇、至る所に落とし穴、キツネの通った跡がかろうじての目印でした。

春の重い雪に耐えるコメツガの枝です。

中にはこんなタマゴみたいなものが・・・・

雪の重みに耐えきれず幹が折れている木も散見できます。
寒さと雪、生き延びて行くのも大変です。
角間峠到着、四阿(あずまや)もつぶれてしまいそうな屋根の雪です。

カラマツの林を抜け百番観音到着です。

9時スタート、12:10到着なのでおおよそ3時間、タフネスの要求されるコースでした。
・・・そして、さらに、難題が・・・。
歩いて地蔵峠に戻らねばならない。
ひたすら歩いて50分、13時丁度に峠着、かくしてシーズン終盤、4時間のスノーシューイングを終えたのでした。
(投稿:PVワイルド)
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