遊びをせんとや

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0から物を生み出す尊さ

2024-02-03 06:56:31 | 舞台、映画、DVD
私は観ていなかったのだが、テレビの「セクシー田中さん」という話題のドラマの原作者芦原妃名子さんが亡くなった。
自殺というのは衝撃的であった。50歳の若さ。
ドラマのストーリーが原作より離れていくので最後の2話は脚本を御本人が書かれたようである。
自殺というのはあまりに悲しく、一人の尊い才能が失われたことが残念でならない。

辻仁成さんも日記にお書きになっていたが、映画なども勝手に一人歩きすることがあると。

このブログにも昨今面白いドラマはかなりの割合で漫画が原作になっている場合が多い。
現代を舞台にする漫画でヒットする物はかなり深く人物が描けていて(絵もキャラも)ストーリーも練られていると思う。
かつての少女漫画の粋をはみ出し、大人や中年、老年を描く物も増えてきた。
その作者が0からうんうん言いながら生み出した世界観を横からすっと持っていってしかも改悪するのは許しがたいことだ。

日本と言う国は芸術に重きを置かないので、いい物があってもそれを生み出した人に経緯を払わない。
それを元にお金儲けをした人に注目が集まるようになっているようだ。
流行ればいい、売れればいいと。

ドラマの中には原作を大事にしてキャストがピッタリだったり、原作にないセリフを挿入したり、より良い物に昇華している物もあるだろう。それだとて、原作者に対して誠意をもって接しているから上手く行ったのだと思う。

もう少し芸術全般に社会の敬意が払われるようになればと思う。

昨日の晩御飯は久しぶりにお好み焼きが食べたくて。豚とエビで。

じっくり鉄板を温めて実家にあった冷凍した焼きそばも使い、上手く焼けました。




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