遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

やっぱり環境問題 ~Human~デフレの正体~

2015-01-26 06:50:42 | ブックリスト
ダンナのお勧め、

NHKのドキュメンタリー番組をまとめた本。
Human




なぜ、ネアンデルタール人が滅んで、ホモサピエンスが生き残ったか、、。

10万年前の地球の気候変動がどうだったか。

興味深い話が続く。

底に流れるテーマは人間は他の動物ほぼ近いチンパンジーとも違う
「人間の心」の問題を扱っている。

人と共感する心があるから

人に与える心があるから

人間は繁栄した。

そこで生まれた貨幣が人間の心を少しずつ狂わせている。


地球規模でいえば、ここ最近(笑)1万年は稀に見るとても気候の穏やかな期間で
その気候に守られてホモサピエンスは爆発的に進化したそうだ。

人口も増えた。

大きな歴史的流れから地球の気候を考えるとこんなに穏やかな気候が長く続くことが
なかったようだ。

急激な環境の変化(いん石がぶつかったとか大きな火山が噴火したなど)が起こり
そのたんびにその環境になんとか適応できた種が生き残ってきたということだ。

その恵まれた気候を人間は進化の果てに自分たちで破壊しているのだ。

この本の最後はあくまでも悲観的ではなく、本当に真剣に研究している学者さんが
何とかこの事態を前向きに人間は対処できると踏んでいる。


この本の次にこれを読めば合わせ技一本というのが藻谷浩介著

          
「デフレの正体」

 

新書版に派手なカバーがかかっているので読み始めてふと「これいつか読んだ!」
ということでこのブログにも3年も前に取り上げていた。(私って偉い!っていうか忘れてるし)

私が20代の頃からずっと「日本の人口はいずれ、上開き花瓶のような形になる!」と警告してきたとおりではないか!
って偉そうに、、、。

年いってくると物を買わないではなく「選んで自分の気に入った物しかいらない。」ということで
私個人ではその物はそこそこの値段に年相応払ってもいいなと思う物もあり、
そうではない物も結構ある。

例えば探していたグレーの薄手のVネックのニットセーターが結局ユニクロでしかもセールになっていたということもある。

ということで、じっくり使うところには使うのだが、
若い人も賢く慎重になってきて、「やたら物を買って増やす時節」は終わりを迎えたということもあって
余計に物じたいが売れなくなると思うのだ。

という話ではなく、単に人間が購買力がある世代がすごーく少なくなるということ。

老年は若い者に与えよ。悔いなく使え。ということがこの本の結末である。





明けない夜はない

2015-01-20 06:44:48 | 日々のあれこれ
最近、体調がすこぶるいい。

寒いのはもともと強かったが、足や体全体のだるさやしんどさが全くない。

これって寄る年波で体や神経が鈍感になったからかもしれない。

気持ちがまず、前向きでどんどん体を動かそうとする。

なんでだろ?今までもすごく気分が乗る時もあってすごく頑張ったら
後で揺り戻しが来て、、、なんてことが多々あったが、、、。


今回はとても長いいい感じ状態が続いている。

私のアゲアゲ状態の根拠を考えてみみた。

その1

オシャレをする。

今日、何を着ていこうかと考えることはとても楽しい。

今年のバーゲンでもさし色に使うオレンジの皮手袋や
ファーの襟巻を安くに購入。

こういうプチプラアイテムを多用しながら
冬のオシャレは楽しい!

特にわっかになったファーの襟巻(?)なんていうんだっけ?
は濃いグレーのラビットで四半世紀着ている黒カシミアのコートや
ダウンにとてもよく似合ってよかった!

セールの試着であまりにも太い二の腕やくびれのないウエストには
幻滅するけれど、めげない。

その2

体を動かす。

ダンベル再開。夜お風呂に入って寝る前に10回×3セット
体がぽかぽかして熟睡(前から熟睡だけど)

新年から初めてまだ半月だけど確実に体幹筋肉ができてくるのが
わかる。軸がしっかりしてくると頭の集中力も増す。

その3

悪い事があっても「次はいいことがある。」と思う。

結構、嫌なことがあったらそれをうじうじ悩む方だったけれど
そんなに人生いやなことが立て続けに起こることはないと思う。
根が楽天的?

いやな事が一つあると「次は少しいいことがあるぞ。」と心の中で思うことにしている。

気を付けないといけないのは「いいこと」がたて続けに起こる時だ。
私には「あまりのも自分の思う通りになる」と感じる時期がある。

これ、結構私にはある。

こういう時は次にくる「いやなこと」に対する心構えをしっかり持つように
意識する。これ大事。

そうすると「いやなこと」が起こった時に心のダメージが少ない。



その4

読書のテーマを見つける。

一つのテーマに沿った読書テーマを見つけて関連の本を読んでみる。

今はダンナの薦めで人間の心の進化を追って分厚い文庫本の「ヒューマン」を
読んでいる。ネアンデルタール人がなぜ滅んでホモサピエンスが生き残ったのか
貨幣通貨が生まれて爆発的に広い世界が開けたという興味の尽きない話が続く。

ここから現代の経済の話につながるので次の読む本も決まっている。

自分でテーマにぶつかることもあるし、
身近な人に薦められる本を読むこともある。

往復の通勤電車の中で結構な読書時間が確保できるので、、、。

その5

これはありきたりだが、美術館、博物館、お芝居に行く。

お気に入りの器でお気に入りの料理を作って食べる。

その6

会いたい人と素敵なお店や自宅に招いてごはん食べてしゃべる。


といったような事を週末にローテを組んでやるとなかなか気分がリセットされて
やる気もでるといったもんだ。

成人式 ~セレンディピティ・自転車~

2015-01-13 06:56:04 | 日々のあれこれ
三連休でした。

まずは、土曜日は息子が「補講があるから学校行くけどその後、文化博物館の池大雅観に行けへん?」
と誘われたので池大雅は観に行きたかったので二つ返事でOK。




それまでリビングとキッチンをざっと掃除して、お昼は文化博物館のそばのDIVO・DIVAというイタリア料理店へ

ここ、本当に野菜が美味しい!古いイタリア料理店なんだけど、店内も奇をてらってなくって落ち着く。

まずアミューズ こういうのが好き

   

 前菜盛り合わせ
       


 息子のオマールエビのパスタ
 

 私の九条ネギとカキ
   

アクアパッツァと鹿肉のステーキ

  



最後のデザート盛り合わせ

   

 デミタスカップがかわいいエスプレッソ

 

2年くらい前に来たけど、壁が巨大な和紙に代わっていたのはびっくりした。

で、池大雅は今いちでしたが、息子は千本釈迦堂の宝物館を新浦新ばりのイケメン教授のわかりやすい
解説で堪能したようだ。千本釈迦堂、京都最古の木造建築物だそうだ。応仁の乱でも双方の手厚い
保護を受けて焼け残ったと書いてあった。

錦の市場で漬物を買って帰る。

2日目朝からたまっていた仕事を片づける。

進路資料、文化祭の総括、などなど、、、。

次の日に備えて、息子のスーツにアイロンなどかける。
そうなんです。

成人式です。

思えば20年前の1月17日に阪神淡路大震災が起こって産休に入ったばかりの私は
旧耐震基準の8階立ての5階に住んでいて真ん中がべちゃって潰れる画像を見て
怖くて仕方がなく、色々歩き回って結局安産だった長男が成人式です。

3日目に息子を送り出し、またまた仕事、授業の計画やらワークシート作り。

この日は息子がいないので久しぶりにカレー。

10時過ぎに帰ってきた息子は折り畳み式の自転車が成人式後の中学校の同窓会のビンゴで当たったと
乗って帰ってききました。

      



この自転車3等だそうで、ちなみに1等はディズニーランドの招待券だそうだ。
隔世の感がある。

そういえば私の時は式の中で地元産業の魔法瓶(もうすでに死語)があたった。
成人式には何かが当たるという親子DNAかセレンビリティか、、、。


そんなこんなで3日ともあっという間に過ぎていった。


いしいしんじ その場小説 ~民博・イメージの力~

2015-01-08 10:42:14 | 美術館、博物館
もうすでに昨年の話

民博で「イメージの力」展をやっていて久しぶりに民博に行くぞーと思っていたら
娘が「いしいしんじのその場小説」の日に行こう!っていいだした。

 
     


いしいしんじ 毎日新聞の日曜版に「毎日が一日だ」というコラムを連載している。

毎回すごい短い短編のようなコラムに感心していた。

その場小説というのはその場の雰囲気でいしいしんじさんが語りながら書いていくというものだった。

お昼を食べにいくべしと民博のレストランへ

ドラゴンロールとネーミングのクルマエビをフライにして巻き寿司にしてあるヒトサラはあたりだった。



そこへどうやらいしいしんじ一家がなんとごはんを食べにきているでないか!
もちろんいつもコラムに登場する園子さん(奥さん)ひとひ君(息子さん)も当然一緒。
どうやらいしいさんのご両親も一緒のようだ。いしいさんは赤いチェックのパジャマのような上下だった。


早い目に特別展示場に設置された会場に行って前の方の座席に陣取る。

始まる頃には100人程度の人達が集まっていた。


   


なんといしいさんはそこへ張りぼての太陽の塔を着て登場。

「イメージの力」の特別展にはガーナのビールの形やベンツの形をしたお棺が展示されていた。


      


さすがプロ、流れる川がお棺だという話をよどみなく語りながら、鉛筆でさらさら紙に書いていく。

実を言うと始まって少し経つと眠気が襲い、正直、少し眠ってしまった。

あとで観に行ったビールやベンツのお棺は張りぼてでそこに収まった人が彷彿とするような気がした。






ゴーンガール ~現代の寓話~

2015-01-07 06:50:17 | 舞台、映画、DVD
さっそく映画の話

年末にやっと休みになって娘がこの映画をぜひ観たいという。


                 

珍しくダンナの同意。(たいがい観たい映画が食い違うのだが、、、。)

息子も観てもいいというので久しぶりに家族で映画館へ。

お昼はホテル○神の中華ランチ、コスパよく熱い物は熱く、冷たいものは冷たく
見た目もおしゃれで美味しかった!
ここの壺汲み紹興酒がとても美味しかった。

気をよくして、映画館へ。

年末の疲れか、紹興酒の酔いか最初の人物紹介的な部分で爆睡(どうやらいびきをかいていたようだ 娘談
本当におっさん化しているわたくしだ)

失踪したあたりから目が覚め、途中からミステリーじたてに引き込まれる。

ネタバレになるからあまり書かないが、結末の怖さに映画館を出て行くときにカップルが
「後味わるー!」とつぶやいていた。私も実際「ええっー!」という感じだった。

その時はでも時間がたち、映画の細部を思い出すにつれ、これはある意味リアリティーある映画では
なく、寓話的なお話しなんだと腑に落ちた。

映画批評でも「社会的な視点」と書いてある。

エイミー(妻)が失踪してダンナが冷蔵庫を開けるとそこには
タッパーにテプラで中身を記して貼ってはる食料が整然と並んでいる。
溜息の出るような大きくはないが洒落たインテリアの家。

このテプラの貼ったタッパ―というのが「有能な現代の主婦」みたいな
象徴としてとても印象に残った。

主役の夫婦を演じているのは



男優はベン・アフレックはハーバード出、女優はロザムンド・パイク(とっても素敵です)はオックスフォードってのも。

あまり詳しく書くとネタバレになるけど、エイミーの表情が誰か日本の女優さんに似ているとずーと考えていたんだけれど

後でふと無表情でクールな感じはかの小保方さんに似ているんだと気が付いた。

というわけでなんだかとても思い出すものが多い映画だった。


ご無沙汰してます。新年です。

2015-01-06 07:40:45 | 日々のあれこれ
ずーと更新できないまま、年を越してしまいましたが、、、。

やっぱり少しずつ、特に日々の雑事を日記代わりにブログにでも書いてアウトプットしていかなければ
あかんなと思いまして再開。

こうやって日々、文章化するのはとても自分の感性や思考を再確認するためにはいいことなんだと
思えてきました。


新年です。

今年の我が家の花です。

玄関


      


 リビング




   


 
                     


基本はいつも○カリの大王松、葉牡丹(白と赤)

後は赤い花が欲しかったのでふと玄関を見るとクリスマスのポインセチアがまだいける!
というわけでポインセチア、他の店で売れ残りの小さなガーベラ。

最後は庭の南天、リビングのは枝ごと活けたらなんだか上に伸びていく感じがとても斬新で我ながら良かったということで。

いつもの元旦、セッティングで。


                    

今年もがんばって仕事です。