遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

ピカソとの日々 フランソワーズ・ジロー著 

2023-06-30 07:08:31 | ブックリスト
最近ピカソの恋人だったフランソワーズ・ジローさんが100歳で亡くなった。
彼女がカールトン・レイクとの共著でそのピカソとの日々を書いた本があるのを知った。

「ピカソとの日々」
初版は1964年である。最初の邦訳は1965年に出版されていた。
改めての邦訳は2019年。

読み始めて止まらなくなった。
まず、彼女の聡明さ、記憶力の良さ、公正さ、客観性、抑制、芸術に対する感性。
そしてユーモア、前向きさ、力強さ、気持ちの暖かさ、そんな人となりに完全に引き込まれた。
それと読みやすい野中邦子さんの訳にも助けられた。
初めは300ページ越え、二段組に「うえー」となったが、まずピカソとの出会いから同居に至るまでの彼女の気持ちの動きがとても興味深く引き込まれた。育ちの良さと一人っ子で父親との確執を抱えたソルボンヌ在学の才媛は学業は何の苦もなく成績を上げることができるが、絵に関してでけは一筋縄ではいかない。
ピカソとは会った頃から「同じ言葉で話すことができた。」という一文がある。ピカソも同種の人間だったのだろう。

ピカソに芸術のミューズとして何人もの女の人がいるが、結婚したのは最後のジャクリーヌ一人。それも自ら去っていったフランソワーズに対する当てつけだったらしい。フランソワーズ以外は子はなしたが同居はしなかったそうだ。
なんと放漫でいやな奴だと思った。マティスをはじめとしてライバル、ブラック、シャガール、詩人のポール・エリュアールなど友達関係も大変だったようだ。文中に書かれている闘牛に行くくだりなんて本当にややこしい性格だ。
でも印象派の画家たちとお互いの作品を通してどのように交流し、そこで得たアイディアをピカソが作品に活かしたかということが手に取るようにわかるのも凄い。
ピカソに取って自分の作品が第一で、その他は後回しにされる。その過酷な生活の中で二人の子供を産み育てるフランソワーズは凄いなと思えた。
自分の才能も花開かせ、画家として成り立ち、別れてもピカソに対する愛情や感謝の念は変わらず、その後、ポリオワクチンを発明してその利益を受け取らなかったジョナス・ソークと最後まで添い遂げた。

圧巻の300ページ越えでした。

今年初めてのスイカマルガリータ

蒸し暑いです。

昨日の晩御飯は鳥中手羽の甘酢煮、中華スープ、枝豆、焼きズッキーニ、人参の糠漬け、枝豆。



2枚目のワンピースが完成 ~やり直したコンシールファスナー~

2023-06-29 07:35:56 | ハンドメイド
手芸屋さんでどうしても欲しかった生地があった。
手触り、色、織り、麻であること。イメージが膨らむ。
私の場合は必ずと言っていいほど生地に惹かれる。

ということで今度はIラインのワンピースに挑戦。
スリットとファスナーにも。

1枚目に使った型紙を元に手持ちのIラインのワンピースを参考にした。
襟元はVにしようと思ったが最終、ネックラインに小さなVの開きを作った。
後中心にスリット。スリットの長さは手持ちのワンピースを参考にした。

Iラインなので132㎝の幅の生地は130㎝の長さできっちりOKだった。

さっそくコンシールファスナー専用の抑え金を購入。
動画を見ながら何とかつけ終わって、そこで確認したら良かったのに、襟ぐりの始末まで一息にやってしまった。
サイドを縫う段階になって「あれ?」となる。ファスナーを付ける時に後ろ身頃をねじってしまっていた。
片方を解いて縫いなおした。やっぱりな。こういうことをするよな。
そのためにコンシールではない感じになってしまったがまーいい。
初めて共布でバイアステープを作り、袖ぐりの始末もしたが、やっぱり脇にギャザーが寄る。
裾の長さが片側が2㎝くらい違う。まーいいか。なんとか裾の始末をする。


着てみるとどうも後ろ身頃がもたつく。なんだかおばあさんのアッパッパ―みたいである。

後から後ろ身頃のもたつく部分にダーツを入れてみる。

これでなんとか身体に沿った感じがした。

ということで暑くなって日中はまだクーラーを入れていないので汗みどろになりながら完成した。
ざっくりした麻なので床の上に糸くずだらけになる。

昨日のお昼は実家で食べたのが美味しかったので今夏初めて素麺をした。

素麺つゆにスダチ、大葉、生姜、ネギを入れて氷を浮かべるとすごく冷たくて美味しかった。
素麺は南島原市の島原素麺。腰がある。
私は本来あのネタっとして素麺が苦手だったがこの素麺だけは美味しい。原材料を見ると葛でん粉、かんしょでん粉、山芋粉が入っているそのせいかな?油も不使用。

昨日の晩御飯は鰯の調理方を探していたら新聞に載っていたので試してみる。

鰯のワイン煮、ニンニク、赤トウガラシ、オレガノで味を付けて。ズッキーニ。長芋、人参、厚揚げのお汁。
サニーレタス、セロリ、オクラのサラダ。鰯あっさりして美味しかった。冷やした方が美味しいかな?



親との付き合い方  ~なかなか一筋縄ではいかない~

2023-06-28 07:10:18 | 介護
休みの日に弟から電話がかかってくる。この前、母が承諾した網戸の張り替えを自分がやるからいいと。
「?」となる。母に電話を替わるが、らちが明かない。そんなことできるはずがないのに、時間が夕方とかお酒を飲んでいる時は言うことが変わる。
それと父の名義になっていたNHKの受信料と電話料金の払い込み用紙がびりびりに破られていたそうで二重に「?」
何とか電話料金の方はバーコードが生きていたので払い込んで受信料の方は銀行引き落としに弟の名義ですることにした。

母に頼まれた下着をホームセンターに寄って網戸の張り替えを頼んでくる。

実家に着いて下着を渡すと「もっと短いのが良かった。」と言う。「一番短いのを買ってきたからこれしかない。」と言い渡す。
そういうだろうと思ってわざと1枚しか買わなかった。サイズもLで文句を言うが腹部だけは太いのでLでいいと思う。

新しい介護保険証の確認にケアマネさんが来訪。

昼食は暑かったので素麺にした。十分なお湯で湯がいたら以前より美味しかった。
先週茹でた海老がまだ冷蔵庫にある。再度お湯に通して卵焼き、大葉、オクラ、トマト、キュウリと刻んで、生姜をすりおろして食べる。母も完食。

網戸の件を再度「おばあちゃんができると思う?」と問うと「へ」と言う顔で笑う。
自分でわかっているのであえて反対はしない。確信犯だ。
「できる範囲で気持ちよく毎日過ごすようにするためにお金は使うからね。」と言うと「そらそうや。」と言っていた。

それから残っていた豚カツ肉を刻んでなすびと炒め、トマト、オクラを切り、野菜室にいつまでもあるメロンを切り、鱧を梅肉和えにして、出汁を取って大量にある長芋、エリンギをお汁にする。
いつまでもある鮭フレークを捨て、冷蔵庫の中をすっきりさせる。

帰り際に突然「弟の下着がないから買って来て欲しい。」と言われる。「今日中に?」と聞くと「ふん」と言う。
実家中の網戸のサイズを再度きちんと図りなおし、きっちり一枚数が多かったしサイズも微妙に違った。
ホームセンターまで往復する。幸い、風があってそんなに暑くない。でも結構疲れた。
網戸の張り替えの注文はこれで完了。

軽く掃除機をかけ、ダイニングテーブルの下を雑巾がけして帰宅。
さすがに週末から料理三昧は疲れた。

昨日の晩御飯は最初から外食と決めていた。

まだ明るい空に太陽の塔と大観覧車を眺めながら
エキスポシティのフードコートでハワイアンハンバーガーとビール。

パンが選べるので私はブリオッシュにアボガド。

旦那はカイザーでチリソース、チェダーチーズ。
量もちょうどよく時間はかかるが焼き立てで美味しかった。イメージ通りの夕食。




あっという間に日がすぎる

2023-06-27 07:03:38 | 日々のあれこれ
完全退職して3ヵ月が過ぎようとしている。
毎日平穏な日々が流れているが、時にさざ波のような不安がよぎる。家族の事とか。
毎日が日曜日とはよく言ったものだが、5月はイベントが多かったが週末に偏っていたのでもう少しばらけて予定を入れようと思う。
6月。あっという間に週末が来る。あっという間に月曜日になる。
旦那以外とはしゃべらない日も多く。立場が違えば知り合いからのラインも減った。
そのかわり、じんわりと次の人間関係が産まれつつある。
このじんわりとというのが、いい感じだ。
二、三日ラインもない時は少し不安にもなったが、私には、ちょうどそれぐらいがいい距離感かもしれないと思うようになった。

ある程度夢中になることも見つけたし、このままだったら時間だけが素早く通り過ぎて行ってしまう。

週末に人の出入りが多かったので床が凄く汚れていた。そこに生地の切り端や糸くずが張り付いている。
床を雑巾がけした。
昨日は初めてコンシールファスナー付けに挑戦したが、焦って生地を一回転させて仕上げようとしたので「あれっ?」てなって
片一方だけファスナーと後ろ中心だけ解いた。慣れてくると縫う位置を確かめないからなのだよね。

昨日の晩御飯

蓮根、人参、カボチャの煮物。小魚の素揚げ、トマト、サラダの残り、いくら、赤カブの糠漬け、。
鱧、モロヘイヤ、茗荷、カボチャのお汁。要するに宴の跡の残り物。


週末集ったり

2023-06-26 07:24:02 | 日々のあれこれ
急に暑くなってきたが、何だかパキッと夏になったみたいな空気。
夏休みが始まる前みたいに気持ちが少し浮きたつ。
仕事を辞める前は一番忙しい時期だからなおさら「こんな季節の変わり目もあるんだ。」と感心した。
ある意味いい時期だ。

土曜日、本当は一つランチ会を予定したが、よんどころない事情により早くになしになっていた。
娘が映画を観にいくついでに夜遅くに泊まると連絡があり、息子が日曜日に近くで用事があるので泊まって月曜日は大阪空港から松江に飛ぶと言う。日曜日はマンション掃除はあるは、月命日なので義弟も来るし、お坊さんのお詣りもある。

ということで入れ替わり立ち代わり、色々バタバタした。

土曜日の娘の夕食は魚介を中心に冷蔵庫に入れておいた。
日曜日は駅まで息子の旅行の荷物を娘と一緒に取りに行き、ついでに娘のブラウス用の生地を選びに行った。
娘の選んだ生地はこれ

なかなか可愛いが130㎝しか残っていなかった。何とかバイアステープを使うとできるだろうということで購入。
私が洋裁にはまっているので型紙付きスタイルブックもくれた。
次に会う時に仮縫いをしようと思う。

月命日のお昼ご飯はいつも義弟の好きなメニューにする。
今回は串カツ。あまり衣が上手くつかなかった。今一だった。
7月は旅行でお詣りはなしで夕食会をすることにした。次回のメニューは素麺。

娘は帰り、息子が夕方来た。
お刺身、ステーキ、サラダ、鱧のお吸い物などを作る。
次の日は朝7時10分にフライトなので5時半に家を出るとのこと。
旦那と二人で朝の散歩がてら駅まで荷物を持って見送った。

何だか来たり去ったりであわただしかったがいい週末だった。


私のテレビライフ

2023-06-25 07:41:35 | 舞台、映画、DVD
週二の介護と言っては大したことはないが、ヘルパーライフの疲れを癒してくれる録画したテレビ番組がいくつある。
基本あんまりテレビドラマは観ない派なのだけれど、これは心惹かれて一回目から観ている。

「日曜の夜くらいは」日曜10時からなので起きてられないので当然、録画。

写真は全てWebよりお借りしました。
次の月曜の昼間に観る。
主役の女優さん3人がいい。まるでいそうな感じ。特に主演の清野菜名さんが少し暗い表情を見せるのが最初の頃リアリティがあった。
岸野ゆきのさんは映画とかにも出てて演技派なんですね。わき役も渋く宮本信子、和久井映見が当然上手い。実母、実父が矢田亜希子、尾美としのり。この往年の売れっ子俳優の二人の怖さがギャップで面白い。新感線の橋本じゅんしかり。
最初の方のセリフで「楽しいことがあったら毎日のつらさがきつい。」のセリフがいい。
どこで彼女らの夢が破れるかハラハラしながら観るのも今回が最終回。
お金がないわりにポップで可愛い岸田家のインテリアもいい。

それと名門枠、日曜劇場「ラストマン」

福山雅治に全く興味はないが、大泉洋とのコンビがいい。
一話完結で時間が「今」を感じるものの、ありえない展開がまたテレビらしくていいかも。
時々時間が延長になるのは策略?重複録画ができない日は眠いのを我慢して観るか見逃し配信を観ます。

金曜日に実家から帰ってまずほっこりするのはNHK「ふるカフェ系 ハルさんの休日」

各地の古民家を回ってその建物の由来とか店主の思いとかを織り込んだ半ルポ番組。
過疎化する街おこしだったり取り壊される建物の修復だったり、これだけ色々よく見つけてくるものだと感心する。
少しくさい芝居もご愛敬。
ハルさんの「古民家カフェは第一インプレッションが大事」の場面とすごく美味しそうに食べ物を食べる表情がいい。
それとハルさんのファッション。モデル出身の長身渡部豪太さんが着こなすちょっと個性的なファッションが楽しみ。
というわけで30分でかなり癒される。

昨日の晩御飯は週末時間差で我が家は子供たちが帰ってくるので簡易宿泊所と化するのでメニューが難しかった。
余るであろうと思われる材料で。

刺身のしっぽ(かつおのたたき、鯛、貝柱)キュウリの糠漬け。切干大根、人参、ひじき、豚バラの炊いたん。冷奴。しめじ、モロヘイヤのお味噌汁。



親との付き合い方 ~通院がてらの散歩~

2023-06-24 07:28:15 | 介護
一か月に一度の整形外科への母の通院の日。
朝のラッシュ時に重なってえらい目に合う。
実家に着くとまだ着替えてない。小さなカバンを持っていくのも重いというので、私が荷物は全部持つ。
全部と言っても知れてる重さである。

幸い雨も完全に上がり、曇り空で少し風もあり涼しい朝である。
歩いて行く道すがら「きれいな緑の葉やね。」と道端の花壇に眼を止める母。
いい散歩の時間にもなっている。
歩き出すと案外元気に歩いていく。
目指す整形外科へできるだけ最短距離の道を歩こうとする母。
縫うように道を選んで行く。

診療開始時間ジャストに着くといつになく混んでいる。
1時間くらいの待ち時間に次々患者さんが入ってくる。結構お若い人もいる。
テレビを観ながらのんびり母としゃべる。
最近の私が洋裁にはまっているのは「やっぱりお母ちゃんの血やね。」というと母が「そうやろ、面白いやろ。一枚の布が立体的な洋服にはっていくのは。」と言う。
診察はすぐに終わって暑くなってきたのでコルセットは外に出る時だけしておいたらいいと言うことだ。今までホームドクターの所で出してもらっていた骨のビタミンの薬は整形外科で出してもらうようにする。
いつもならタクシーを頼むのだけれど、歩いて帰ることにする。
行きより最短の道を探る。
この最短距離を探るとても合理的に物事を考える母の気質は私にすごく受け継がれていると改めて思う。
帰宅して冷蔵庫の中を覗いて再度買い物に行く。お昼はサバ巻きずしを買ってくることにする。

網戸の修理をどうするか近くのホームセンターに電話して料金を確かめる。
母に説明して「これから気持ちよく過ごすためには少々お金がかかっても全部張り替えてもらおう。」と提案する。
母も「そうやな」と言う。

以前に洗ったベッドパットとカバーがそのままリビングにある、それを押し入れにしまう。そういうことは聞かないと自分ではしない。
なんだか、この日は機嫌がよく私が以前持っていって冷凍してあった鰯を料理していても「鍋でそのまま煮ておいて。」とか嫌がらない。

考えてみるとやっと父が急に亡くなったことを受け入れ、次の生活に目を向けられるようになったのかなと思う。
母にはその時間が必要だったのだろう。

そろそろお花も持たなくなって庭の藤の木の根元から生えてきた不思議な色の枝を生けてみる。


昨日の晩御飯は我が家も鰯のムニエル。2匹で50円。これで存外美味しい。
サニーレタス、トマト、セロリ。冷奴に山椒の佃煮を掛け過ぎてしまった。三度豆の胡麻和え。シイタケ、もやしのお味噌汁。


帯のシミ

2023-06-23 06:45:04 | 着物
暑い時期には着物は着ない。昔は紺とかの絽の着物に憧れていたが近年暑すぎるだろう。
ということで浴衣くらいかな?
もらった帯にシミが出来ていた。柄と色がとても気に入っていたので、秋口に締めたいと思って色々ネットでシミの対処方法を調べた。

まず、洗うは業者に出さなければならない。染み抜きも頼まなければならないのでお金がかかる。しかも帯の染み抜きは難しいと。
次に染める。衣類専用染料で高温で染めなければならないのでそれも無理かな。専門業者に染にだすのも高額。
ベンジンなでで素人がやるのも難しそうだ。
捨てるには気に入っているのでもったいない。
きれいなところをランチョンマットにしてもいいが、、、。
とふとシミの所に刺繍をしてみようと思いついた。銀の刺繍糸があったのでまず、チャコペンシルで印を付けてと、、、。
それが間違いだった。ふぇーん。チャコペンシルの跡もなかなか消えない。


ほとんど解りにくいが。

一部銀の糸で刺繍したところ。

結んで見えないところだったらいいかなと思ってネットを見ながら街中で観てかっこいいなと思った銀座結びに挑戦した。

下手くそですね。下の部分がぼってりしてない。二時間奮闘。
でもシミの部分が一番目立つ位置にくるのが解った。お太鼓でもそうなるだろう。

ということで無くなった銀の刺繍糸を買いに行く。
この銀の糸で中学生の頃、白いシャツの背面に英文字を刺繍したなー。それ以来である。

昨日の晩御飯は久しぶりにチキンフリカッセ。生クリームを使いきらなければと。鶏肉もお安かった。
シメジ、人参、玉ねぎを炒めて。
サラダはサニーレタス、セロリ、赤カブの浅漬け。塩麴、マヨネーズのドレッシングに山椒の佃煮を入れて。

久しぶりに私はパン。


親との付き合い方 ~実家のインテリア~

2023-06-22 07:20:55 | 介護
前回、物干し竿事件でえらい目にあったが、母は腰痛以外はなんだか元気になってきたみたいだ。
電話も時々かなり意味が通じるようになってきた。

今回実家に行った時に玄関にセンスのいい桜皮細工のサクランボと葡萄のモチーフのお盆が飾ってあった。
季節にピッタリだ。
リビングに掛けてあった額には母手作りの布貼り絵はお正月の柄。玄関に飾ってたスズランのちぎり絵をリビングに掛け、もう一つ別の額を母が出してきたので玄関の壁に掛け、ミッキーとミニーにはご退場願った。そうすると何だか家の空気が循環したような感じだ。
思えば父が亡くなる2~3年前から同じ状態だったような気がする。
天気が良かったのでベッド用のシーツを洗濯する。全自動で洗っていると洗濯機の中を覗き「水が少ない」と母。
「ちゃんと機械が計ってるから。最近は少ない水で洗う方が汚れの落ちがいいねんで。」と私。
母の情報は10年前で止まっている。なんでも私のやることに何かケチを付ける。
洗濯が終わってベランダの低い物干し竿に裏返して干す。それも自分でチェックしてる。

お昼ご飯はあれだけすぐに焼いてと言っていたアジがそのまま。
それを電子レンジでチン。いつもの卵焼き、オクラ、焼きなすび。簡単にお昼をすます。
それも完食。
デイサービスの記録を見ると血圧も安定してるようだ。
午後から買い物に行き、トマトを切り、持参した赤カブの浅漬けを作り、鱧の湯引きをして梅肉和えにした。
ふと見ると冷蔵庫に焼き鯖寿司がある。「これはいつ買ったん?」「昨日かな?」とあいまいな答え。弟が買ってきたというが後で電話で確かめると「知らない。」と言う答え。必ずその日中に食べるように言い渡す。危ないなー。歯形の付いたキュウリの糠漬けも出てきた。

弟の部屋の網戸が汚くなっているので内側から拭いたら劣化していて敗れた。
ガムテープで応急処置をして「網戸は全て張り替えかな」と思う。やれやれだ。
でもそうやって家の空気を循環させていくと気分よく過ごせると思う。

昨日の晩御飯。久しぶりに天ぷら。
鱧、エビ一匹、冷蔵庫に残っていた蓮根、パプリカ、なすび。三度豆、しいたけ。
久しぶりに手に入った人参葉。アボガド。

天つゆの中の入り子はそのまま。蕪の糠漬けと赤カブの浅漬け。
 
鱧美味しかったです。




健康保険料、住民税

2023-06-21 06:58:44 | 日々のあれこれ
完全退職して半年が過ぎた。
健康保険は迷わず国民健康保険に加入すべく旦那も含めて申しこんでいた。
6月になったら料金が解るので振込用紙を送ると言われてから、なかなか来ない。
7月には人間ドッグを申し込んでいるので保険料を納めていないと補助が出ない。かなりの補助が出るのだ。
その前に住民税の払い込み用紙が届いた。旦那は年金から介護保険も住民税も引き落としなのでお知らせだけ。
年金生活の予算を立てる時に昨年旦那の税金が一部払い込みだったのでそのように予算を立てていたが、ほっとした。
その代わり私の年金は65歳からもらう事にして加給年金の事がはっきりわかり、旦那が申し込んでいなかったと勝手に思いこんでいたが実はちゃんと加給年金は申し込んでいた。配偶者が年下の場合は年金が完全に降りるまで結構な額が旦那の年金に加算される。
旦那の年金が全部もらえるようになって予想していた額より多かったのはそのせいだ。
でも私が65歳から完全年金生活になったらその分減るんだ。と気が付いた。また予算を立て直す。

保険料の払い込み用紙が届き、私が事前に試算した保険料より8万円ほど高かった。
だが、用紙をよくよく見ると私の払うべき介護保険料が半年分含まれている。ということで試算通りだったのでほっとする。
私の介護保険料はいつ払うのだろうと思っていたのだ。そういう事なのね。

ということでまた予算を組みなおした。

完全退職になって「入ってくるお金で楽しむ生活をするのは」ということをテーマに掲げ、取り組んで半年。

 ・コンビニには行かない。
 ・食器や家具、形に残る雑貨は買わない。
 ・雑誌は買わない。書籍はほとんど図書館で借りる。
 ・被服費はかなりの減額。予想外に手作りにもはまった。
 ・食費は定番をそのままでできるだけ安くて品物のいいスーパーでこまめに
  買う。毎朝三種の果物は欠かさない。
 ・給湯器を替えたので設定温度、お風呂の水量を低くし、
  光熱費を押さえた。
 ・早寝、早起き。
 ・観に行きたい展覧会や寺社仏閣に週に一度は出かける。
 ・年に三度は二泊三日の国内旅行に行く。
 ・近場の歌舞伎公演はできるだけ観に行く。
  旦那もクラシック音楽公演には行く。
 ・映画は映画館に観に行かない。
  (ただし娘とは例外、旦那は観に行っている)
 ・有料コンテンツには入らない。

以上の事を実践しているが、中間決算をしたらなかなか厳しいようである。当たり前か。
でも、私は自分の親や回りを見まわしたら80歳を過ぎるとどうも行動力に無理が出てくる。遠出はできないような。私の父の83歳でヨーロッパ個人旅行は例外だと踏んでいる。
なので健康なら80歳を過ぎると支出は格段と減るだろう。それまで我慢せずに行動する方がいいと思っている。
健康が何よりの老後の支え。そのためには食費はあまり削らない。それでも食べる量は格段と減ってきているので食費も無理なく減っていってる。後はメリハリと工夫次第だ。

ということでまた再考だな。

昨日の晩御飯。週末に時間差で子供たちが帰ってくるので(簡易宿泊所みたい)今週は緊縮で。
豚バラ、キャベツの炒め物。トマト、オクラ、キュウリ、ブロッコリーのサラダ、山椒の実の佃煮を入れた塩麴ドレッシングが美味しかった。薄上げ、人参、シイタケのお味噌汁。


暑くなる時期に必ず食欲が落ちるのであっという間に1㎏体重が減った。