遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

湖東の寺② ~永源寺~

2022-11-30 07:34:53 | 旅行


2日目。この日も快晴。
朝5時前から眼が覚めて、6時過ぎからお風呂に入る。朝はほぼ貸し切り。

朝食は和定食。

 
炉端コーナーで我が家だけの貸し切りだった。
夜は飲むコーナーになるのだろう。
クリスマスのディスプレイ

 

刺身こんにゃくが美味しい。

湯豆腐、ご飯も美味しい。


宿でお土産を買って、骨董屋で買った籠やら渋紙籠やら陶器やらを段ボールをもらって着払いで家に送る。
かさばる物を持っては観光はできない。
チェックアウトの時に清算したら夕食時の飲み物代とお土産でちょうどクーポンピッタリだった。嬉しい。

宿から歩いて10分ちょっとで永源寺の参道に出る。


 

禅宗、臨済宗のお寺
規模も大きく、どこも掃き清められて美しい。




紅葉に染まった庭。

落ち葉で血の海のような美しさ。
こういう赤さは外国にはないそうだ。こんなにある意味不気味に染まる紅葉は日本独特の赤。


紅葉のグラデーションをじっくり眺めながら境内を散策。


 

山門


ドリップコーヒーを飲んで、バスを待つ。
八日市までバス30分。八日市から近江八幡まで近江鉄道で20分。
ぐるっと近江八幡に戻ってきた。

水郷巡りをする舟を眺めながら
お昼を食べて日牟禮八幡宮にお参りして帰途に着く。

JRに乗れば30分程度で京都に着く。


湖東の寺① ~長命寺~

2022-11-29 07:58:08 | 旅行


息子がずっと取り組んでいたことが一段落して「慰労して~、温泉つれてって~」と言ってきたので
9月の終わりに近場の滋賀県の温泉旅館を予約した。

それから、全国旅行支援が始まったのでラッキーなことに土日ではなく、日月で予約していたので支援を全て受けることができた。

その記事はこちら

全国旅行支援キャンペーン楽天トラベルの場合 - 遊びをせんとや

息子がちょっと大きな仕事(?)というか勉強しているイベントの企画がこの連休に終わるので、ほっと一息ということだった。ここ、半年本当に大変で、身体を壊しかけた。「...

goo blog

 


というわけで当日三回接種の証明書と保険証などの身分証明を見せたらすぐに9000円分のチケットがもらえた。
すでに楽天トラベルから宿泊料が一人5000円のキャンセル料として返金され、お土産チケットが一人3000円分は当日。

今回は慰労の旅なので時間的に余裕を持ってゆっくりの日程

まず、京都駅で落ちあい、近江八幡の長命寺まで。
近江八幡の駅からバスで20分。

湖岸にそびえる山寺。したからこのような階段が808段も続いている。

途中で石段が崩れているようなところもあり、なかなかしんどかったです。
車で迂回できる道もあるようです。子供も御老人も頑張って登ってました。(私も老人なんですが)


お寺から紅葉と湖岸が見渡せます。

奈良時代から開かれた祈りの山で300年生きた柳の木から聖徳太子が千手観音を彫りだし開基したそうだ。
平安時代佐々木定綱が色々な建物を建立した。

幸い、特別公開中だったので千手観音立像などを観ることができた。丁寧に説明までしてくださった。

紅葉は少し時期が遅かったのも関わらず、見事に色づいていた。


 

この日は空に雲一つなく、少し寒かったが、日中はいい日差しで気持ちが良かった。
思えば11月は一昨年まで夫婦共に一番激務の月だった。私は昨年もほとんど休日休んだことがなかったのだ。
こんなに風景が美しいとは、、。
それと今年は秋に大地震もなく台風による大きな被害も起きない珍しく穏やかな日本列島だったと思う。

階段下の有名な蕎麦屋さん「長命庵」はテーブルが5つしかなかったし他に昼食を食べるところもほぼなかったので待つことにした。
名物は蕎麦。
私は軽い蕎麦アレルギーがあるようで時折蕎麦を食べると食後気持ち悪くなく。旅先で蕎麦しか昼食に食べるところがないと言う場合がたまにあるのでしょうがなく食べる場合がある。今回もこのお店は麺類は蕎麦オンリーでしかも新そばがとても美味しそうなのでチャレンジすることにした。しかもザルそば。野菜天ぷら付き。

この天ぷらがすごくカラッと上がって本当に美味しかった。サツマイモは甘くゴボウが香ばしく、赤カブが揚げてあるのも珍しかった。お蕎麦の美味しさは私にはわからない。
息子の長命蕎麦

男性陣2人は美味しいと言っていた。
このお店常に10人以上は並んでいた。

一旦、近江八幡中心までバスで戻って、息子が行きたいという骨董屋さんへ。


吸い寄せられるように広い店内へ。
ここで私はまたまた呼ばれたように渋紙を貼った籠と入れ子になった籠と長崎でお土産物仕様のクオリティに買うのを止めた昔の陶器のワインボトルと端切れを買った。
息子はぐい飲みを欲しがっていたので手ごろな物を選んでやると「それにするわ」と2個購入。昔の藩札も買っていた。
「おまけします。」と店主がつぶやいたので「まけてください。」と言うと1000円値引きしてくれた。
このお店は京都なんかに比べればお安い。

西川ふとん店の本店を観たり


観光案内所になっている白雲観を観たりした。

この日までこのあたりと彦根を中心に琵琶湖ビエンナーレが開かれていたようで古い建物に美術品が展示されていたようだが、今回はバタバタしたくなかったでパス。

一旦、駅まで歩いて宿のシャトルバスに乗り込む。
平地を走ること45分。
山のふもとの永源寺温泉「八風の湯」に着く。

ここは温泉施設になっているが、全部で16室宿泊もできる。
私たちは新館の1階だった。写真の奥側。

この奥にまだ新館を建設中だった。

 
いつも入室してすぐに写真を撮り忘れてしまう。これも次の日の出発間際の写真
 
個室に温泉も付いている。
新しくて広さも十分あり、きれいでインテリアや施設、備品、アメニティも過不足なかった。
接客もスムーズで次に日に荷物を送りたかったのでフロントに聞くとすぐにピッタリの段ボールをくれたりガムテープを貼ったりしてくれた。


館内の「いっぷくの間」

男性陣の足袋型のソックス

むくつけき画像で申し訳ない。でも柄が可愛い。


夕食は懐石料理。
お刺身も美味しかったし、近江牛のすき焼きも良かった。
私には珍しくデザートの手前の栗付き黒豆入り三笠饅頭はお部屋にケースをもらって持ち帰ってコーヒーと一緒に頂いて美味しかった。


料理が丁寧で器もよく熱い物は熱く、冷たい物は冷たくでサービスも行き届いていたし、お酒もタイミングよく運んできてくれた。

満腹になって部屋に帰って「鎌倉殿」を観る。
この日の夜まで永源寺のライトアップがされていたようで知っていたら観に行ったのに、、、。



道具の管理 ~陶芸ニードル事件~

2022-11-26 06:35:57 | 美術教育
美術の授業で道具の管理は大切である。

2年生の陶芸の授業
かきベラや粘土ベラ、引き弓、ニードルなどは貸してくれる。
授業のたびに数は確認しているが、、、。

午後から2時間続きの授業でついそのまま回収しないで続行してしまった。
2時間終わってからニードルが1本足りないのに気付いた。
私はTTで授業に入って板づくりを担当していたので、そこでニードルは使う。

探し回ったが出てこない。
そこで次の日の朝の学活でその時の授業のクラスで聞いてもらうように担任にお願いした。
実際の道具を見せて「これが1本足りない。」と事実だけを説明した。

次の日のお昼前の2年生の授業の始まる前に黄色い筆洗に筆が何本かさしてあって竹ぐしとニードルが見つかった。
一晩寝て探したつもりの私の目が見つけた。
同時に使っていた竹ぐしも一緒だったので犯人は私である可能性が大である。片付けにあたふたして一旦そこに差した可能性がある。
まるでとほほのお話。でもいずれにしても見つかってほっとする。

こういうことが起きるので基本は大事。
私の失敗でホッとした。






お疲れ11月 ~調子乗りました~

2022-11-24 06:39:00 | 日々のあれこれ
結構、11月忙しかったです。10月に続いて飛ぶように月日は経ち、そういう時は気をつけなければなりません。

仕事では2年生の陶芸が始まったので詰まってくることも想定内だったけれど1年生の鑑賞もはいらなければならないし、結局毎日出勤。

おうちランチも2回開催し、豊田市に遠出もあり、月末にまだ旅行も控えている。
いいかんげにしとけやというスケジュールでした。
夜飲み会も一件予定していました。それは参加者の都合で流れたので本当に良かった(笑)

今週は昼に飲み続けたせいで口内炎ができました。
口内炎、体内で炎症ができているということですね。
身体が悲鳴を上げているということです。ただの飲みすぎだと思いますが(笑)

久しぶりの口内炎。イソジンの原液をカット綿に浸してそのまま口内炎の部分に当てます。
原液であることが大事です。これで治りは早くなります。

祝日の前日すごーく疲れていてストレッチさえできなくて9時前に就寝。
熟睡してのにも関わらず、朝起きたら右耳の下が痛い。
ストレッチしたら少しましになる。
お天気も悪いし、買い物と図書館に行って帰ってから焼きそばの昼食を作って、食後Amazonprimeで映画を観る。

途中からすごーく眠くなる。
こういう時は逆らわずにイソジン消毒をしてからお昼寝。
起きたら夕方だった。

夕食は冷凍したあったグラタンにクリームスープの冷凍を加えて再生グラタン。

チーズオムレツ、クレソンとトマト。私はトースト。
まるでホテルの朝食。
違うのは白ワイン。まだ飲むんか!飲むんですね。

一日ゆっくりしたら少し回復。

ここんとこ誰かのために動くことが多くそれが連続していたからのもあったと思う。
私は早い目に予定を立てるので詰まり過ぎないように気を付けなければと肝に命じた日だった。

親との付き合い方 ~通院、美容院問題~

2022-11-23 07:12:14 | 日々のあれこれ
実家の母は尾てい骨の複雑骨折からの背骨の何等かの故障による酷い腰痛である。

それ以外は若い頃からコレステロール値が高く、高血圧気味である。
コレステロールを下げる薬(これは本当は必要ないと思っているが)と血圧を下げる薬、カルシウム、痛み止めなどの薬を飲んでいる。

「薬あるの?」と聞くとまだあると言うが、どうもここ3ヵ月ほど通院した気配がない。
意を決して通院に付き添うことにする。やっぱり行くのがおっくうになっているのだ。
私の足で10分程度の所にクリニックはある。ずーと通っているホームドクターだ。
朝一番を狙って、母は杖をつきながら一緒に歩きだすがやっぱり30分近くかかった。途中で腰が痛いので休憩したりして、、、。

幸い、空いていたので待ち時間なしの一番で「薬だけでなく診察を」と看護師さんに促されて診察室へ。
「半年以上診察してない。」と先生に言われる。先生の質問にもはきはき答え身内以外とは結構意思疎通ができて饒舌になり。
というのはよくあることだそうだと新聞の記事に書いてあった。血圧を計ると「120、60」ということで私よりいいやんとびっくりした。「内臓関係の血液検査だけしておきましょう。」と採血。
「一週間後に結果が出るので娘さんでも伝えられます。」とのこと。
気さくないい先生でホッとする。

帰りにダイソーが開いていたので「靴下が欲しい」というので三足選ぶと「これでいい。こういうのが欲しかった。」ということで「330円」と伝えると安いのでびっくりしていた。

その日はポカポカと暖かく途中の薬屋さんでお薬をもらってボチボチ帰る。
同じような年齢の人が薬を取りに来ていて「夏場はあんまり飲んでなかったね。」と薬剤師さんに言われその方も「夏場はしんどかったから薬を止めていた。」と返事していた。何だか「?」という会話だった。
母の場合もとっくに薬は無くなっているはずだけれど降圧剤は適当に飲み忘れてもいいとのこと。一番軽い薬だそうだ。
私と一緒ね。

腰痛がひどいだけであとはあんまり心配しなくていいような気がした。

実家にたどりつき、掃除。
今度はもっと近い美容室に予約の電話を入れて散髪に連れて行こうと思ってる。

数日置いて美容室へ。
朝9時に予約を入れておいた。
今度は迎えに行くときちんと身繕いを終えていた。一度通院したので自信になったようだ。
やはり誰かの付き添いがないと行きなれたスーパー以外は出かけるのが億劫になっているようだ。
歩いての3分の美容室は住宅街の中にあり、こじんまりとしてはいるがセンスが良く清潔なお店だった。
私と同じくらいの年齢の男性美容師さんが一人で切り盛りしてらっしゃる。
すごく優しい方で母に親切にしていただいているそうだ。
50分程度で仕上がるので後で迎えに来ることにしていつも使っている軟膏がないので大瓶を2つ買って来て欲しいとの要望。
少し歩くとドラッグストアーが開店していた。2瓶買い、実家に戻ってトイレと浴室と床掃除。
この日も日差しが差し込んでポカポカと暖かい。

迎えに行くとお店の外まで母の大きな声が聞こえていた。他人としゃべるのも久しぶりなのだろう。嬉しそうだ。
センスよくカットしていただいた顔は嬉しそうで元気に見える。お礼を言ってお店の外に出ると次の予約の方がすでに来られていた。
評判がいいのだ。

実家に連れて帰って私は出勤する。
その日の夕方に旦那と要らなくなったロックミシンとボタンホールミシンを取りに再度実家へ。
母は洋裁を長いことやっていたが、さすがにロックミシンとボタンホールミシンはお払い箱に。誰かが使ってくれたらと思っていたら
友人が通っている洋裁教室で引き取ってくれることになった。
物は循環しないとね。

実家は駅からも近く、回りも便利で広さも十分あり、日当たりもいい。見通しがいいので安全。
私の家からも電車で一本。
母の終の棲家としてはいいところだとつくづく思った。本人も家にいるのが一番いいと言っていた。

実家に行く途中で白髪の明らかに迷っている老女を見た。私は時間がせいていたので気になりながら見逃したが、軟膏を買って帰る途中でパトカーが止まり、私と同じくらいの年齢の女性がその老女を保護してお回りさんに引き渡していた。やはり道に迷っていたのだろう。ほっとした。優しい方がすぐに保護して警察に連絡してくださったのだ。








11月のランチ会 その②

2022-11-22 06:46:11 | 日々のあれこれ
コロナ感染が下火になってきたので11月の我が家ランチは二度予定していた。
結構予定は早くから計画的に決める。
そうこうしていたら感染が広がってきた。12月の開催は顔見世観劇を3日予定しているので、我が家ランチ予定は入れてなかった。

久しぶりで駅前で遭遇したママ友。
一度ゆっくり話したいねということから日曜日にランチ。

今度は写真を忘れないようにと


柿と生ハムとクリームチーズ、鯛とサーモンのサラダ、かつおのたたきの味噌クリームソース。
柿と生ハム、クリームチーズ以外は味は今一だった。かつおのたたきの味噌クリームソースはテレビの趣味どきっで和食のシェフが自分でかつおのたたきを作って添えていたソース。これは自分でたたきを焼いてからのもんだと悟った。

後は途中でモダン焼きを作ろうと思って材料は全て準備していてしゃべりながら焼いた。
これも焼きが甘くて今一。具は豚、エビ、イカ。

お客様の迎えるのになんだか大事なとこで気が抜けた感じにいるもなる。反省。

上も下も同じ年齢で下の息子は中学生くらいまですごく仲が良かった。
それでも合わなくなって7,8年経つ。
お互いの今の状況や子供たちの話をして時間はあっという間に過ぎた。

彼女の持ってきてくれたお庭に咲いていた紅葉と南天。


ユーカリの枝と一緒に行けるとクリスマスカラー
 

なんだか最悪の状態をいつも想定して

2022-11-20 06:51:57 | 日々のあれこれ
11月は2年生が陶芸なのでTTのために毎日出勤。

新聞の星座占いで「最悪の予想が当たる時」みたいな事が書いてある日に限っていつもと違う特別なミッションがある。
「起こるべき最悪の状態」を想定 する。
身構えて最悪の状態の場合を頭の中でシミュレーションする。

まず、第一のミッションでの最悪の状態の場合。
第二のミッションでの最悪の場合。
具体的に対処方法を考えて前日に準備しておく。回りにも伝えておく。
こういうことは若い時はできなかった。今はできる。自分の気持ちにもしっかり言い聞かせておく。

その日の午前中に第一のミッションは予想以上に上手くいった。
時間的には厳しかったにも関わらず、事柄が上手く運んだ。

なんとか余裕を持って第二の事柄に取り組めた。
そこでも最悪の予想は起きなかった。スムーズだった。

ということで難なく取り組む事柄をこなすことができて本当に良かった。
ほっとする。

基本私は悲観的なので最近は常に最悪の場合を想定してそこで受けるダメージもイメージしておく。
そうするとあたふたしないで少しましかな?

週末色々な買い物があったので梅田に久しぶりに行く。
デパートで以前からのコーヒーカップを買い替えるという問題が解決する。
趣があり、容量が多く、しかも軽いコーヒーカップをネットであたりを付けて実物を見つけて手に持ってみたらしっくりきた。
即買いでした。これでムーミンカップからこの出西窯のモーニングカップにバトンタッチ。


週末に帰ってきた息子とケーキタイムです。

ゲルハルト・リヒター展 ~真の近代美術の巨匠~

2022-11-15 08:03:57 | 美術館、博物館

ゲルハルト・リヒター アブストラクト・ペインティング
モネの睡蓮の絵からの発想の1枚。美しい色。

前から楽しみにしていた豊田市美術館の「ゲルハルト・リヒター展」を観に行った。

いつものヒノトリ、6時の座席指定を取って、5時前に家を出る。

日曜日の6時の列車は空いていた。とても静かで快適。
スマホの充電をしながら新聞を読んで、ちょっと居眠りしてすぐに名古屋。
あいにく日曜日だけ天気が悪い。

名古屋で名鉄に乗り換え、豊田市の駅へ。
余談だが、知立という駅で三河線に乗り換えるが、ここで乗る電車が「猿投行」さなげと読む。
変わった地名だなとネットで調べると昔景行天皇が飼っていた猿が粗相をしたので海に投げ入れたらしい。
これがその地名の由来になったそうだ。そのまんまだ。その猿が舞い戻って山に入ったそうだ。
猿投神社というのもある。ヤマトタケルの話とかも関係してまるで神話の世界だ。

駅で娘と待ち合わせ。
車で美術館の駐車場へ。まだガラガラ。
人もほとんどいなくて本当にいつ来てもいい美術館だ。



 

まだ午前中はお天気も良く木々も美しい。

庭にあったヘンリー・ムーアの像。

前庭では土日限定のテントのマルシェが出店していた。

コーヒーを飲みたかったのだが、まだ始まっていなかった。

10時開館と共に入館。私たちが一番だった。
広いスペース、高い天井。
この美術館に来るのは3度目だ。
写真は撮影し放題。


初期のフォトペインティング「モーターボート」
間近かでじっくり観るのは初めてだ。
あくまで油彩なんだ。当たり前だけど。不思議な美しさがある。

ガラスにラッカーで色を着けた作品。
「鏡・血のような赤」

写真ではあまり伝わらないが、とても美しいなんとも言えない深い赤だ。


「4900の色彩」ガラスにラッカーで着色した作品。
ケルン大聖堂のステンドグラスに用いられたカラーチャート。
是非本物を観てみたい。

ドイツの連邦議会議事堂の壁面の巨大ガラス作品。

この画像はネットよりお借りしました。
この作品の元になる作品。「黒、赤、金」

本当に美しいのです。

4900のカラーチャートと「ストリップ」の作品の間に「8枚のガラス」の作品が展示してある。


 
この観せ方は東京ではなかったはずだ。

そして圧巻の「ビルケナウ」






言葉はない。
この圧倒的な色とマチエールと偶然と必然が交差した形が語りかけてくる。

展覧会を観る前にリヒターの評伝を読んでいたがとても良かった。今回は描かれた背景や技法が解ってから観る。

以前の記事はこちら

評伝ゲルハルト・リヒター ~現代美術の巨匠~ - 遊びをせんとや

10月にリヒター展が豊田市美術館で開催される。ゲルハルト・リヒター|豊田市美術館豊田市美術館の公式ホームページ。展覧会、関連プログラム、コレクション、刊行物、ミュ...

goo blog

 


旦那は図録を買うつもりが、結局この評伝をショップで購入していてすぐに娘に読むように渡していた。

リヒターも晩年はさすがに大きなスキージを用いるのが大変なので水彩作品やドローイングを制作してはる。

それもまた素敵なのだ。水彩作品を写真で撮影してある。七宝焼きのような色彩に感じた。


航空地図のようなドローイング。

とても良い展覧会だった。期待以上だった。

追記1 館内の出品目録のデザインがシンプルでまた素晴らしかった。
作品の解説も過不足なくよく解る。

 

追記2 遠方なのでウェブで前売りを、買っていたが念のため3人バラバラでQRコードを紙で印刷していた。
館内5箇所でQRコードの提示を求められた。バラバラで家族が観ていたので私のスマホ提示だけだったら大変だった。

美術館の外に出ると久しぶりの大雨。
テントマルシェの一つでコーヒーとカヌレを買って車で食べる。

名古屋の茗圃(みょうほ)というレトロな内装の中華料理屋さんで簡単なコースを食べる。




飲茶は2つしかついていないけれど丁寧に作ってあって熱々で優しお味だった。満足。

ちょっと上海にいる雰囲気。

ディーン&デル―カのカフェでお茶を飲んでバイバイ。
帰りもヒノトリで快適に帰阪しました。




ベシャメルソースのグラタン

2022-11-13 07:03:00 | 料理
テレビ「趣味ドキッ シェフの休日」でフレンチシェフの秋元さくらさんが休日にマカロニグラタンを作っているのを観た。
その時に一度バターを足して、火から下ろして小麦粉を振り入れていた。そうするとダマにならないそうだ。どこかでベシャメルソースを作る時に牛乳を温めないと聞いたことがあったのが、そうすると小麦粉がダマになるやんとおもっていた。

その方法を試してみたかったので、土曜日の晩にチキン、エビ、マカロニグラタンを作る。
ついでに北あかりを下に敷いてほうれん草も入れる。

ベシャメルソース大好きである。
いつもはお湯で溶いて顆粒コンソメを入れ後で生クリームを投入する方法だったが、今回は材料を炒めたらあらためてバターを再度投入し、火から下ろして小麦粉を入れる。本当にダマにならない。
冷たいままの生クリームを入れ、少し水を足し、塩胡椒した。
それから火にかけて温めた。ダマにはならないですごく滑らかなベシャメルソースに仕上がった。
簡単!

マカロニの代わりのペンネを茹でて入れてオーブンで焼くこと15分くらい。

食べかけで汚い写真です。
食べてみるとコンソメ入れなくてもとても美味しい。

ちょうど買っていたロゼワインを抜いてグラタンとすごく合う。

シンプルだけど美味しい夕食でした。


私の好きな作業 ~三千本膠を煮る~

2022-11-12 07:19:25 | お絵描き
膠液が無くなったので作ろうと前の日から久しぶりに三千本膠を砕いて膠鍋に水を入れて冷蔵庫に入れておく。

今日の朝、ふやけた膠を湯煎にする。
すぐに解けてくる。

こういう作業が日本画を描く時には付き物だが、この時間が好きだ。
胡粉をすり鉢ですりつぶしたり、膠液を混ぜてこねたり。
料理に少し似ているかもしれない。

できた膠液を容器に移し冷めたらまた冷蔵庫に保存。

今日はじっくりお描き。