遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

言葉の難しさ

2011-04-16 22:39:07 | 仕事
先々週の始業式の日に突然管理職から
「被災地のみなさんに送る励ましのメッセージを生徒に
書かせてほしい。」という申し出があった。
12日中に大阪市内の教育関係はまとめて被災地の送るという
ことだ。
台紙はB4と決まっていてそこへ寄せ書きのように書くと
いうことだ。
結構うちのような学校だと難しい。
考えた末、それぞれ切った用紙に名前を書かずにメッセージを
生徒が書いて台紙に貼り付けることにする。

土曜日の昼から出勤してその準備をする。

行く道々満開の桜を見てふと思いついた。
そうだいっそのこと個々のメッセージを書くのは
桜の花びら型にしよう!
見て少し元気を出してもらえるように明るいイメージに
しよう。

職場について台紙は濃いブルーの画用紙にすることに
決める。桜はピンクの上質紙に桜の形を40枚ずつ印刷する。
貼るときに花形ようにしてもいいし、散っている様子でも
きれいだ。
と一人自己満足。


美術の取り組み。今年は人数が少ないのでさっそく文化祭の
取り組みを話合う。
「デジカメで写真を撮ってそれをコラージュして何かを描く。」
という手法が先に決まった。

テーマは「被災地の方に送るエール」

メッセージの時に思ったのだけれど
私たちのような立場からどんな言葉を
送ったらいいのかとても難しい。
しかも1日の短い間に考えなければならない。
思いっきりの想像力を働かせて
かの地の人たちになんという言葉を送ればいいのか。
ありきたりの言葉はすぐに出てくる。でもそれは
本当のメッセージになりえるのか?
きれいごとやそれこそ自己満足に終わるのではないか。
非常に冷たく聞こえたり、上から目線のように響いたり
しないだろうか?
親しい人たちを亡くされた方も
おおいだろうに。謙虚にかの地の人たちに
どんな慰めの言葉が届くというのだろうか?

文化祭は秋。これから半年。
言葉ではなく、色と形。
こんなとき少しは十分に考える時間があることと
言葉ではなく
形や色のメッセージであるということが
少しの救いである。

春爛漫~仕事始め

2011-04-10 05:57:54 | 日々のあれこれ

今年の咲き遅れていた桜も満開。
4月1日から仕事も始動。


                   



4月1日打ち合わせ、土日をはさんで4日例年通り
午前中1年生の木彫の補習。午後から教務の仕事

 5日午前中入学式準備 午後から会議、
  
 6日入学式、片付け、職員室大掃除
この時しか机を動かして床掃除ができる時は
ない。職員総出でエアコンの網も洗う。

 すっきりした所で昼食、午後から職員室ロッカーの
交換。ついでに更衣室のロッカー、下駄箱の割り当て。
いつの間にか増殖した靴は職員に呼びかけ廃棄。

 午後から会議、会議。

 7日午前中、時間割作成にちょこっと参加。
午後から木彫の補習、第2回目。10数人の参加。
みな黙々と作業しているのでその合間を縫って
美術準備室の片付け。

 その時、1年生の元気な女の子が「先生あのな、
この前返してもらった靴のデッサンが家で
”こんな上手いのは家の家系ではない”ていう
話になって、やっとお母さんの親戚で”あの人は
上手かった”って1時間靴のデッサンの作品で
盛り上ってんで。」と話してくれる。

 そうかー。子どもの作品一枚でそんな会話が
できたんだなとうれしかった。

 こういう時「やっててよかった。」と心底
思う。
 
 新年度始動。体育科とコラボのTシャツ作り
の話も決まり、学校の中の美術科の位置も
あらためて考えながら今年はエネルギッシュに
進んで行きたいな。


食べ物が主役

2011-04-03 06:53:22 | 舞台、映画、DVD
 土日など見るとはなしにニュースの続きでテレビを
点けていると(ちなみ我が家はほとんどN○Kしかみない)
朝の連続テレビ小説というもう最大マックス国民ドラマに突入する。
最近までやっていた「てっぱん」。
 恥ずかしいような体操(いや違った踊り)で始まるあのドラマ。
 
 途中から見だしたので複雑に絡み合う人間関係を全く理解しない
まま度々見てしまった。

 どうやらこのドラマの主題は血縁に限らない人間関係の絆

 普通緩やかに結ばれるはずのこの絆が全く濃いのだ。

 私がこのドラマに引かれた理由はストーリーではなく
朝の光の中で手際よく富司純子に優雅に作られるコロッケ
(朝から手作りのコロッケを揚げる!)当然のように毎回
登場するおいしそうに鉄板の上で焼かれるお好み焼き
定食にともされる鯖の煮付け。いわゆる料理がなんとも
おいしそうだからだ。

 東京(だと思う。それさえも私にはぴんと来てない。あの
お好み焼き屋兼下宿屋となんとも忙しい家業を営んでいるのは
地理的にはどこ?)と尾道。
 尾道の安田成美の住んでいる家の中庭というか向こうに坂
が見える場所でバーベキューコンロだはなく、鉄板がはめ込まれた
テーブルでお好み焼きを焼きながらビールを飲むというのを
一度やってみたい。
 その時にも瀬戸内海の穏やかな夕暮れの日差しが向こうから
差し込んでいる。

 このドラマはまさに時間の光と食べ物が絡みあうのが魅力だと
思われるが、、、。
 それに引かれてついつい終盤見入ってしまったのは私だけ?


P.S すんまへん。東京ではなく大阪だそうです。
  大阪に富司純子のようなおばはんはいません!
  あんな女の人は関東でないといまへん!
  と私は思う。