2月、すごくよく眠れる。
夜中に一旦目は覚めるのだがすぐにまた眠りに入る。
そして5時過ぎには起きるのだが、布団に入るのは9時。
ほぼ8時間は眠れる。夢も見ない。
同時に血圧も安定している。
きっと全てプレッシャーのかかる仕事が終わったからかな。
血圧はそのプレッシャーによるようだ。
週末の新聞二紙の書評欄を参考に図書館に読みたい本の予約を入れる。
たいてい、出版されて2か月たった本は図書館にある。
予約を入れて待つ。新聞に載ってすぐならあまり予約は殺到していない。
このペースがすごくいい。予約が多い本も10冊くらい予約を掛けておくと読み終わったころに借りることができて効率的。
お金はかからない、読みたい本が読める、今まで高価すぎて諦めていた本も読める、しかも本が家に増えない。いいことだらけである。
そんなふうに予約を入れて借りた本
「美術家たちの学生時代」功刀知子さん著。2022年11月出版。
私が借りた後にどなたかが予約を入れている。そういうことも解る。早く読まなくちゃと言う気になる。
彫刻家の舟越桂さん、現代美術家の塩田千春さん、画家の山口晃さん。この3人との対談が掲載されているので興味があった。
その他にも現代の色々な形の美術家の方との対談が載っている。コロナ禍の中なのでリモートで取材される場合もあった。
自分が曲がりなりにも京都市立芸大を受験し、当然、不合格で教育大に進学したが、そこは芸大落ちた人の溜まり場のような科だった。
もちろんすごく真面目に教師になるために入学した人もいるが、ほぼそんな感じだった。次の年に再度芸大を受験して合格した人もいるし、私の高校の同級生は合格しているにも関わらず蹴って予備校に通い、芸大に行った。
すごいなーと自分は思っていた。
そんな学生時代だったのでこのインタビュー集はとても面白かった。
どの方も現代の生きのいい美術家の方なので面白くないはずがない。
その中で私がそうなんや!と思った水彩画の永山裕子さんの「抽象を描こうとしたが自分の表したいことは水彩の具象だった。」という意味の言葉。
私が3年生の美術の授業で取り組ませている「未来の子供たちに送るメッセージを込めたモニュメント」制作。
昨年から取り組んだが、モニュメントという意味を伝えきれていなかったからかもしれないが、抽象形が凄く少なかった。
どうしてもミニジオラマのような物が多い。今年は特にその傾向が強かった。
でも永山さんの「赤い実を綴る」という水彩画を観てそのテーマを訴えかける強さを感じ「そうなんだ。具体な物を描いてもそこにメッセージを込める方が本人がピッタリだと感じたら別に抽象でなくてもいいんだ。」と腑に落ちた。
写真はWebよりお借りしました。
3年生の作品なので私が一番目指したのは「何でもいいから表現方法や形や色にこだわって作って欲しい。」ということだった。
この本で取り上げられている美術家の方たちも結局は「自分の心の欲するままに表現すること。」の大切さを強調している。
自分の感性に引っかかった本を読むことはこんなふうに答えを与えてくれることもあると感心した一冊だった。
夜中に一旦目は覚めるのだがすぐにまた眠りに入る。
そして5時過ぎには起きるのだが、布団に入るのは9時。
ほぼ8時間は眠れる。夢も見ない。
同時に血圧も安定している。
きっと全てプレッシャーのかかる仕事が終わったからかな。
血圧はそのプレッシャーによるようだ。
週末の新聞二紙の書評欄を参考に図書館に読みたい本の予約を入れる。
たいてい、出版されて2か月たった本は図書館にある。
予約を入れて待つ。新聞に載ってすぐならあまり予約は殺到していない。
このペースがすごくいい。予約が多い本も10冊くらい予約を掛けておくと読み終わったころに借りることができて効率的。
お金はかからない、読みたい本が読める、今まで高価すぎて諦めていた本も読める、しかも本が家に増えない。いいことだらけである。
そんなふうに予約を入れて借りた本
「美術家たちの学生時代」功刀知子さん著。2022年11月出版。
私が借りた後にどなたかが予約を入れている。そういうことも解る。早く読まなくちゃと言う気になる。
彫刻家の舟越桂さん、現代美術家の塩田千春さん、画家の山口晃さん。この3人との対談が掲載されているので興味があった。
その他にも現代の色々な形の美術家の方との対談が載っている。コロナ禍の中なのでリモートで取材される場合もあった。
自分が曲がりなりにも京都市立芸大を受験し、当然、不合格で教育大に進学したが、そこは芸大落ちた人の溜まり場のような科だった。
もちろんすごく真面目に教師になるために入学した人もいるが、ほぼそんな感じだった。次の年に再度芸大を受験して合格した人もいるし、私の高校の同級生は合格しているにも関わらず蹴って予備校に通い、芸大に行った。
すごいなーと自分は思っていた。
そんな学生時代だったのでこのインタビュー集はとても面白かった。
どの方も現代の生きのいい美術家の方なので面白くないはずがない。
その中で私がそうなんや!と思った水彩画の永山裕子さんの「抽象を描こうとしたが自分の表したいことは水彩の具象だった。」という意味の言葉。
私が3年生の美術の授業で取り組ませている「未来の子供たちに送るメッセージを込めたモニュメント」制作。
昨年から取り組んだが、モニュメントという意味を伝えきれていなかったからかもしれないが、抽象形が凄く少なかった。
どうしてもミニジオラマのような物が多い。今年は特にその傾向が強かった。
でも永山さんの「赤い実を綴る」という水彩画を観てそのテーマを訴えかける強さを感じ「そうなんだ。具体な物を描いてもそこにメッセージを込める方が本人がピッタリだと感じたら別に抽象でなくてもいいんだ。」と腑に落ちた。
写真はWebよりお借りしました。
3年生の作品なので私が一番目指したのは「何でもいいから表現方法や形や色にこだわって作って欲しい。」ということだった。
この本で取り上げられている美術家の方たちも結局は「自分の心の欲するままに表現すること。」の大切さを強調している。
自分の感性に引っかかった本を読むことはこんなふうに答えを与えてくれることもあると感心した一冊だった。