遊びをせんとや

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私の着物ライフ  ~夏物に挑戦~

2024-06-04 07:36:54 | 着物
年間四季を通して私の服飾関係は整った感がある。
去年の春、完全退職して歌舞伎鑑賞とかお出かけは着物で出かけるようになった。

その前年に友達のお母さまの着物などを譲ってもらった。
色無地、小紋、紬、帯2。
春から少しずつ着付けの練習をYouTubeの動画を見ながら毎日2時間ずつ練習した。
日によって課題を設けて

  ・お太鼓の練習
  ・着物を楽に着る練習
  ・衣文抜きを付けて衣文をきれいに抜く練習
  ・銀座結びの練習
  ・短い名古屋帯の結び方

段々、暑くなってきたので一旦、着付け練習はお終い。

秋になったら、船場センタービルに買い物に行くようになった。
そこから、どんどんリサイクル着物の沼にはまり、紬を中心に数が増えた。
特に名古屋帯をほとんど持ってなかったので、名古屋帯も爆発的に増えた。

私の性格上、「これ」と思うと突き進むというか、ひつこいというか、、、。
着物関係の本を読んだり、調べたりした。

幸い、着物を着て歌舞伎鑑賞に行く友達もいるし、美術館とかお出かけは真夏以外は着物を着るようになった。
性格上徹底しているというか、着物、帯、和装小物をリサイクル店で安く買ったり、することは趣味と実益を兼ねていた。
お出かけ着は必要。でも洋服は高いし、似合わない。よっぽど、探さないと安くて似合う洋服とは出会わない。
去年買ったお気に入りのトレーナーは19,800円もした。zaraやH&Mとかでも買ってみたが、何だかなのである。
それに比べれば、リサイクル着物は1000円以下から5000円くらいまで。帯もそれくらい。
私は着物の生地を観るのが好きなのもあり、日本古来の連続文様にも感心させられる。だから和装関係の生地を観ると心が和む。
だいたい、基本性格が大阪のおばちゃんだし、「これだけ安い値段でええもん買えた。」という喜びも大きい。
着る物は生きている限り必要。だからリサイクル着物を中心に服飾を整えるということは趣味と実益を兼ねているのだ。

幸運にもまた別の友達からも着物を譲ってもらった。
義母や母からも少し受け継いだし。特に襦袢関係は色々あって助かった。

今年の春先までに沢山の着物を手にいれたが、柄行から秋にしか着れない物もあり、袖を通していない着物もある。
真夏にはさすがに着物は無理だと思っていたが、旅先で黒い「紗」着物に出会う。探していた黒地に青の文様。ドンピシャ。
夏帯をまた買いに行き、羅の帯を手に入れたりする。夏帯が品薄できれいで気に入る物がない。
ここでネットオークションの世界に足を踏み入れることになる。
個性的な羅の帯と塩瀬の帯を手にいれて、結構実店舗より安く、送料も交通費を考えたらトントンかな。
何より数が豊富なのでじっくり選べて考えることができる。品物もとてもきれいでネットの色もほぼ実物。
賢く使えば、お買い得なのだ。
服飾関係は年間予算を決めているので、それに収まるようにしたい。

リサイクル以外に雨コートは仕立てた。これは生地の好みとサイズ感が大事だからだ。
私には始めての試み。7月の初めには仕上がる。
草履のカバーも購入。「美人のつま先」これはネット正規購入。意外と高かった。

ぜん屋さんの楽天サイトから買ったので「銀座百点」の冊子も同封されて送られてきた。素敵。

草履はカレンブロッソが圧倒的に履きやすく、サイズもあり、材質や色も豊富なのと雨が染みないという利点も大きく、夏用を新たに購入した。

夏物の絽とか絽つづれとかよりも羅や麻の生地に惹かれる。
この羅の帯も模様がプリミティブで凄く気に入っている一本。交織の夏着物にも合う。

暑くなってからの単衣は3枚。紗が1枚。交織が1枚と夏着物も一応揃った。
40代くらいの時に「50歳過ぎたら紗の着物着たいねー。」とか友達と言いあっていたのを覚えている。
一応60歳過ぎてその願いはかなったわけだ。なんだか感慨深い。

ということで夏物にも暑さギリギリまで挑戦することができそうだ。さて、6月中かな?

昨日は断然肉じゃがが食べたくなって。
肉じゃがに木綿豆腐まで入れて。オクラとシラスの酢の物。