遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

身体の中の異物

2019-12-31 09:11:15 | 日々のあれこれ
手術をしたときに左手首には二本の骨があり、
その太い方を橈骨(とうこつ)ということを初めて知った。

その橈骨が斜めに折れて食い込んでいたので、それを元に戻し
そこへ鉄板プレートをビスとワイヤーで固定した。

ということで私の細い左手首には今、鉄板とビスとワイヤーが埋め込まれている。
左手首だけ、ブレードランナーになったような気分だ。

仕事が超忙しい時には気付かなかった違和感が家にゆっくりいると感じる。

ほとんど痛みがなかったのに、時々痛い。

熱を少し持って違和感やツッパリ感は抜けない。

これは、以前感じた感覚。

そうだ、妊娠中に感じた違和感だ。

身体の中に異物が入っている感じがとても似ている。

なんだかムズムズするような違和感と気持ち悪さ。

私の左手首には今鉄子ちゃんという異物がまさに入っている。

内臓を移植され方はもっとすごいだろうなと想像する。

大変だ。生きていくのは。

心づくし

2019-12-30 06:08:49 | 日々のあれこれ
友達がお見舞いを送ってくれた。





北野天満宮の御札。

欠けていたのでぎょっとしたのだが、片方は焼いて厄を払ってくださったということだ。

さっそく仕事カバンに付ける。

とても心励まされた。ありがとう。

忙しくて早朝ウォーキングもしなかったので、近所の氏神さんにも詣でていなかった。
それがいけなかったと思う。

忙しいとはそういうことだと思う。

同僚のお見舞いの御酒とお菓子
どちらも心に沁みる美味しさだった。





ベトナムへ旅した友達から
干しマンゴーとマンゴーチョコ



後輩の同僚から
とても美味しそうな自然派ドレッシング


 

みんなありがとう。

周りの人に感謝。


好事魔多し

2019-12-29 08:45:33 | 日々のあれこれ


一番忙しい時に怪我をしたので、

ギプスをしたまま、走り抜けた。
ひと段落ついたら、全身が疲れている。

疲れているということを自覚することにした。

26日は仕事は休んだが、家で年賀状を制作。幸い今年はすぐに絵柄が浮かんだ。2人で87枚。
すぐに投函。お昼から友来る。

27日は午前中仕事で、昼からリハビリ。

そのまま家に帰った。

「今、自分は最大疲れている。」ということを自覚して家でおとなしくしている時間を確保するということを
習慣化しないといけないと本当に思った。

仕事上で大きなミスはなかった。同僚が「Good Job」と言ってくれてうれしかった。
その同僚も還暦を過ぎている(笑)



日当たりにいい病院のロビー

気持ちのいい待合だった。

年末家事を開始したとたん唇にヘルペスらしきものが、、、。
あかんなー。

今年の顔見世

2019-12-28 08:56:09 | 歌舞伎
左手首骨折というアクシデントに見舞われたが、
仕事の緩急をつけるためにここならと購入していた恒例南座顔見世
興行。


左手をスカーフでつって観劇する。

土日、昼夜ともにチャレンジするつもりだったのだが、
なにせ、土曜日に夜の部一人で出かけるのは心もとない。
夜の部は息子に譲る。
本当は夜の部が観たかった。

世話物ばかりが並んでいるので案外、見やすかっただろうと思うのだが。



久しぶりの「堀川波の鼓」の仁左衛門は観たかった。
よく、三越劇場なんかで観たもんだ。その時は我當さんだった。

で、息子曰く、「次の日の昼の部はパスするわ。体力がつづかん。」ということで。
実は次に日曜日に仮名手本忠臣蔵があるからと一緒に行くはずだったのだが、
急遽3幕目から、私語の旦那がピンチヒッター。

千之助の力弥が観たかった。
可憐で良かった。

お軽が孝太郎、由良助が仁左衛門、なんとも豪華な三代共演。

孝太郎さんのお軽が存外良かった。

芝翫との兄弟愛が涙が出た。

ロビーの雰囲気



隣の小さなマンションなら買えるくらいの時計をした和装の夫婦の旦那の方に寄りかかられながら
2幕我慢したが、左側なので耐えられず、声をかけた。全く気が付いていなかったようだ。
なんで自分の奥さんの方に倒れないのだろうか?

芝翫が存分に働いていて、
私の好きな時蔵さんの踊りも観れたので大満足だった。

来年は元気に昼夜を観たいものだ。

追伸:隣のおじに押されながら観た
  久しぶりの金閣寺 壱太郎さんよかった。



  この役、玉三郎は嫌いだったそうだ。
  雀右衛門さんとかで何度か観たなー。

  女版、雪舟ですね。 雪姫って画家の娘で画家の奥さんなんだ。



神さんの手配と現代の医療

2019-12-14 16:30:22 | 日々のあれこれ
今回の手術、通院で色々考えさせられた。

まず、現代の医療は本当に進歩しているということ。

病院のシステムもスムーズだし、無駄な治療や投薬はしないようになってきている。

私の罹った病院がそうだったのかわからないけど。

気になったのは当然麻酔を最初から使うので血液検査は必須。
その時にHIV検査には保険が効かないそうだ。当然、手術となると医者はじめスタッフは患者の血液に触れる可能性は大である。
「できたら、自費で受けてほしい。」とのこと。当然、OKである。
断る患者さんもいるだろうし、でもこれって病院で働いている人を守るためにはとても重要な検査だと思う。
なんでなんだろう?とても不思議。自分のためにもはっきりした方がいいのに。


今回、K医師の説明は端的でわかりやすかった。
不安はあったが、「この人を信用しよう。」と直感で思った。
「これはこれくらいでこうなります。」というふうに本当に実際もそうだった。
手術が始まった時にあんまり不安は感じなかった。
久しぶりに心底信頼できる大人に出会ったような気がした。


今回階段から落ちる日の朝、今までかつてないほどの嫌な感じがした。
とても不安な運気を感じた。

ひょっとして頭を打っていたら、死んでいたかもしれない。
そう思うと我左腕に感謝だ。

これは残された人生をまだやることがるという神さんの手配。

あれもこれもと遊びも欲張って予定を入れすぎるのだと反省。
だんなが「あれとあれと、これとこれやろ。」と訂正してきた。
上手く言ったもんだ。

今回、仕事の他に研修や来年の研修会の準備なんかで心労もあった。

何事もゆっくりゆったり、したくないことはしないようにと心に決めた。

そして本当に自分が年取ったことを自覚しなければとも思った。



人生は糾える縄のごとし

2019-12-13 07:57:39 | 日々のあれこれ
とても、いいことがあった後は
なんだか、身辺に漂うよからぬ気配が、、、。

週末、予定していた仕事を終え、私にしては、早いペースで進んだ。
国立国際美術館のウィーン展の最終日にも足をはこべた、、、、。

でもなんだか、月曜日、職場に行きたくない。気分がどんよりしてる。胸騒ぎがする。
こんな週開けは、珍しい。

朝から人の愚痴を聞かされ、余計にぐったりする。

学期末の佳境に入っているので、やること山ほどある。

確認せなばならない事が、あるけど、授業の準備に階段を上がる。

また、戻ろうとした時、足がもつれた。

階段3段から体ごと落下。

頭をかばって、左腕がまず落下、その上に体が乗る、最後に頭。

左手首が曲がっているのが見える。

そのまま、うずくまる。何とか歩けたので、保健室でタクシーを呼んでもらい、病院へ。

添木をしてもらっているので、痛くはない。

整形外科は混んでいて待つこと1時間半。
やっと診てもらうが、レントゲンを観てお医者さんは「これ、治るかな。隣に手首専門がいるから回します。」
とのこと。
また1時間ほど待ち、診察。
このK医師、歳の頃なら40いくかいかないか。ウルフルズのトータス松本を少しハンサムにした感じ。でも髭もじゃ。
「手術なら1週間でギプスもとれて、きれいに治る。そのままギプスなら4か月。」
「部分麻酔なら日帰り、音やしゃべり声は聞こえる。全身麻酔なら、一泊。」
空極の選択。ここから、仕事は緊密に予定されている。手術なら3日後。
絶妙に何とかなる日程。しかも、木曜の午後の最終の手術。

ということで、局部神経ブロックという部分麻酔を選ぶ。
私の場合、左手首の橈骨という骨が斜めに折れていて重なっている。
それを局部麻酔に入れて、手技でぎゅっと伸ばす。そこで一旦、ギプスで固定。
その手技も全く痛くない。

月曜日は職場に一旦戻り、早い目に帰宅。痛くないのが、幸いだが、さすがにお酒も飲めないので、早寝。

すごく寝たので、火曜日、頭の回転はすこぶるいい。パソコン仕事はさくさく進む。

週末に頑張って、準備できていたので、印刷してGo!
片手使えないに慣れてきたので、お風呂にも入れた。

ちょうど息子が帰ってきていたので、晩御飯を作ってくれた。次の日は旦那が忘年会なので、息子がおでんを朝から
作ってくれていて、一緒に食べてくれる。

手術当日はダンナが仕事を早退できたので付き添ってくれる。

手術は時間通りに始まった。まずは、鎖骨の所から麻酔を入れる。
K医師が言うとおりに感覚がだんだん麻痺してくる。
案外、早く、手術が始まる。私の左手は胸の前にあって、隣で丸太をドリルで穴開けたり、ボルトで止めたりする音が聞こえる。
ペンチで切ったりしてる。後で聞くと、脳が、最後にあった左手の位置を覚えていて、そこにあるかのように、錯覚するらしい。
脳えらい!
感心したのは、K医師ともう一人の医師と2人の共同作業なのだ。2人で色々相談しながら進む。
コミュショ不全の人なら到底務まらないなーと思う。

予定より、15分早く手術が終わる。

ギプスを外すのは、11日後の月曜日の朝一。

麻酔が切れるのは、夜中。

まるで感覚のない、重い丸太のような左手をかかえ、家にかえっておでんを食べて、クリスマスソングの新譜のCDを聞いていたら

やたら、涙があふれて来た。

なんでこんな思いまでして、働いているんだろと思ったら泣けてきた。



GIFT の週末

2019-12-01 07:48:17 | 日々のあれこれ
繁忙期を過ぎてちょっとうまくストレスを解消できなかった。

先週半ば、少し嫌な事があった。

すごく嬉しい事がその前にあったからきっとあかんことが起こると覚悟してたので。

でもなんだか心が定まらない。
こんな時、自分が人間できてないなーと思う。

と、週末スマホを職場に忘れてきて
出勤して確認したら飲み会の誘いが2つ。

どれも仕事がらみだけれど、参加することに。

時間がずれていたのと沿線が一緒だったので。

一つめ、まーまー楽しかった。

二つ目すごく楽しかった。

そこであなたと出会って良かった。って言われて男性二人に
握手を求められた。

あーなんだか救われたな。と思った。

これは神様からのGiFTなんだと思えた。


昨日、レトロな歴史的建物で催されたサロンコンサートを観に行く。
聴きに行くかな? 



玄関入ったところにスタンダードなクリスマスツリー。

オペラのこうもりだったんだけど、すごく癒された。

ヨハンシュトラウス2世のあたりまえだけど楽曲が素晴らしい。

途中の演出で歌われた男性テノール3人のオーソレミーヨ
で不覚にも涙が出そうになった。
かつて訪れたヴェニスの運河が目前に浮かぶ。
イケメンゴンドリエに怒られたなー。遠い目。

いい音楽はしみじみ心の滋養になる。

ビルの内部。






外に出るとこんな風景にぴったりの車が


通りのイルミネーション





近くのビルのブティックを冷やかしながら
スペインレストランへ

お定まりのパエリア アンティーチョークとイカです。

鴨です。


笑ってしゃべって飲んだ気持ちのいい夜でした。
お店も満員でみんな週末を、楽しんでました。
どれもこれも神様からの、GiFT。

みんなに感謝。

今日もがんばります。