遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

自分の中の優先順位

2023-08-31 07:04:18 | 日々のあれこれ
8月最後の日である。

先日、以前の職場から「クラブの指導員として来てくれないか。」と電話があった。
ありがたい話である。
そのクラブは私の専門ではない。週一でいいということだ。
即答しないでしばし考えることにした。

まずプラス要因としては
   週一くらい社会に出て働くのもいいかなということ。
   時間給で結構な額が支給されるということ。
   困っている元同僚の手助けになるということ。

でもなんだかひっかっかったのである。気持ちが。即答はできなかった。
晩御飯を作りながら考える。
まず、旦那が即座に「やめとけ。」と言う。
理由は「体調を崩すから。」だそうだ。
それもあるなー。確かに仕事を辞めてから結構血圧は安定した。

晩御飯を食べながら、この仕事を受けたらその日の帰宅は、ほぼ7時前になる。
晩御飯を食べるのは今より1時間半後。

50歳代の頃から人生で一番大切にしたいなのは「晩御飯を作って家族と食べる。」だとしてきた。

今の一番の楽しみは午後5時になったら血圧を計って、食前酒を飲みながら晩御飯をゆっくり作ることである。
それが週一できなくなる。

それから、そのクラブの正顧問からの依頼なのでどうしてもサブである。
自分が「こうしたい。」と思ってもやっぱり遠慮する。
すごくそのクラブの人数も増えてきたのはその正顧問を信頼して入部してきた生徒達である。
そこを解りながらサブで働くことが私は苦手なのである。
頑固な老人として自分のやり方を押し通すこともできない。
結局、無理をしたり、気を遣うことになる。
でも週に2日、授業をしてくれと言われたら断らないだろうなと。
その方が断然責任は重いのだが、、、。矛盾しているなと自分でも思うのだが。

年齢が行くと「自分の事や家族の事じゃなくて、誰かのために動くということがいいことだ。」と社会では言われている。
「社会のため」は結局、家族以外の他者から頼まれたら、一肌脱ぐことである。自分をある程度柔軟に曲げて。
それが私はできない。まだできない。いやずっとできないかもしれない。
世間に言われている「年齢がいったらこうせねばならない。」も一応目を通すが、自分とは違ったら棚上げしておくことにしている。
だって、自分は一人しかいないし、そこに当てはまらないかも知らないから。

早く返答をしようと電話を入れるが出れないようなのでラインでその旨を伝えておくと折り返し電話があった。
「先生と週一会えると思ったらすごく楽しみだったんです。」「数時間夢見ました。」とありがたい言葉を頂いた。
本当に申し訳ないと思うのだが、できないのだ。やっぱり。

これから何を大事に優先していくかと言う事は改めて考えさせられた。

今年もあと4か月。家計も見えてきたし、その分どこに出力するか、どこを削るかも考えたい。

昨日の晩御飯は緊縮財政なので特売で買った豚コマを室温に十分戻し、塩コショウ片栗粉を付けて焼いて、お酒とナンプラーで味付け。結構美味しかった。玉ネギ、パプリカ炒め。サニーレタス、ポテサラ。小松菜、玉ねぎ、シイタケのお味噌汁。


アジアのイメージでラップスカート作ってみました

2023-08-30 07:18:40 | ハンドメイド
以前に大塚屋に行った時に目について柄の布地。
130㎝しか残っていなかった。柄行が限られているがすぐにアジアンなラップスカートのデザインが目に浮かんだ。
購入。

ネットでラップスカートの型紙を探し、イメージに近い物を見つける。
それを参考にスカートの横幅140㎝は縮めて130㎝で裁断するにしても花柄が横になる。
そこで縦に65㎝で2枚を繋ぐことにした。
後は紐は十分取れる。
簡単な仮縫いをして片側の紐はわざと短くすることにする。
上の来るスカートの紐が付いている部分は少しギャザーを入れて裾も短めに。
裾の始末はすでにあるパイアステープの残りを活用することにして裾と巾を確保する。
裾はバイアスの幅を表に見せることにした。


ということでかなりイメージ通りにできた。
来年の夏用かなと思ったがあまりに暑いので出かける時に着てみた。

ラフィアのバックに普段履きのビルケンの紺のギゼ。トップスはユニクロのSのTシャツ(3年くらい前の物)
気分はリゾート。涼しくて良かった。

昨日の晩御飯は娘がラインで送ってくれたクレオパトラのモロヘイヤのスープ

緊縮財政なので冷凍してあったフォッカチャ、サーモンパイ、サーモンのお刺身の残り。焼きズッキーニ。
イチジク、モッチァラレチーズのバジルカプレーゼ。 
 
ワインが美味しかった。

個人年金を受け取るのにマイナンバーカードを登録?

2023-08-29 07:00:59 | 日々のあれこれ
共済でほんの少額、個人年金を積み立てていたので(この倍してたら良かったと思う)63歳から10年間で受け取るようにしている。
封書で個人年金を受け取る場合はマイナンバーカードの情報を全て大手有名仲介業者に伝えるよう、封書が届くのでというお知らせ。
しかも年間20万円以上受け取りの場合である。
「はっ?」と思った。
「なんで?知らせなければならないの?なんで?20万円以上?」と訳わからないための怒りが湧いてきた。
さっそく電話で「私はマイナンバーカードを持っていないし、作るつもりもない。」と伝えると「それなら、そのままにしておいても年金給付も滞ることはない。」という返事だった。
まるで絶対と言わんばかりの通達とその後届いた分厚い紙の届出用紙。

結局この大手有名仲介業者に全ての情報を伝えろということだ。
個人年金の額、振込先など、、、。

そしてどうして20万円以上なのか?
情報を処理するなら全ての人なのに、そうではない?

やっぱり情報収集としか思えない。

8月も終わりに近づいてきた。年間家計を見直すとやっぱり赤字だな、、、。
8月は暑いのでどこにも旅行に行かないが、お客様を迎えることが多く娯楽費はすくなく、食料品費が多くなる。これは想定内。
結構出歩かなかったので今月が今までで一番支出も少ない。
月単位で言えば大幅黒字。被服費は布地だけですんだし、家電も壊れなかった。人間ドックの補助金確定書も来た。
来月に回していたカット&パーマを今月の末に前倒ししようと思う。

日中はもとより毎日寝る時もクーラーを使っていたが、昨年より使用料が2割ほどすくなくなっている。
これはやっぱり冷蔵庫を買い替えたせいだ。光熱費は補助金が出ているので予算よりかなり低い目。

昨日の晩御飯。食費は月末引き締め気味に。鶏手羽が食べたかったので買ってきてすぐに調理した甘酢炊き。
サニーレタス。小松菜の胡麻和え。ジャガイモ、セロリの葉、シイタケのお味噌汁。山椒佃煮乗せの冷奴。



する、しない。 ~やっぱり伊藤まさこはすごい~

2023-08-28 06:44:00 | ブックリスト
基本、本は買わなくなってきたが、どうしても生きのいい本を読みたい時は「えいっや!」て買う。
そうやって買った本。



本屋でパラパラとめくって、色々な雑誌に取り上げられていて、やっぱり持って帰ってゆっくり読みたい。
しかもすぐに、、。

読んでみてそろそろ伊藤さんも60歳手前。色々生活をよりシンプルに変えていってはるんやなーというのが解る。
コロナ禍を経て、すごく共感したのは
「お客様は2人まで。」
コロナで大勢集まれなくなって、しかも全員充分話ができるのが合計3~4人。
これは今回痛感したし、お料理もせいぜい4人前作るのが精いっぱい。
「9時には寝てしまう。」これも同じ。「だから夕方の集まりは9時にはお開き。時には5時に始めることもあり。」と.

「人に差し上げるのは少量」
私はめったに人の家には行かないので、もらう立場にしたらすごく解る。

「予定時間の30分前に準備は全て終わらせておく。」
これも最近身に沁みて解る。実行したらすごく楽。

「台所に何も出しておかない。」はまだまだ真似できないけれど、、、。
色々参考になる。


伊藤まさこさんはただ単にスタイリストとして凄いのではなく、身銭を切っていい物を体感されているから説得力があるのだと思う。

完全退職して、「自分にとって一番心地よいことは何か?」をすごく考え始めていた。
「一番大切にしたい物、事、」


昨日の晩御飯
お詣りの日だったので、義弟とのお昼で鰻が食べたいということで。鰻丼。

私は日本酒を飲みたいので頭としっぽを2匹分。玉ねぎ、シイタケ、セロリの葉っぱのお吸い物。焼きズッキーニ、パプリカ。
枝豆。サラダの残り(ハリオの容器そのまま)


8月はおもてなし月間 その⑤ ~サーモンパイ~

2023-08-27 07:08:51 | 料理
8月最後のランチ会
開始時間が珍しく遅く、1時過ぎだったので気は楽だった。
開始30分前には全て用意ができているように段取りしようと固く自分に誓った。
 

 メニューは
  ・食前酒 桃とキーウイのマルガリータ
  ・前菜
    イチジクのカプレーゼ
    
   
  ・鯛の昆布締め
    
  ・サーモンパイ(タサン志麻さんレシピ)、バターレモンソース
     
  ・いつものローズマリーフォカチャ

  ・蛸、キュウリ、セロリ、プチトマトのジュレサラダ
  ・長芋チーズグラタン
  ・ステーキ(イチボ、ランプ)、焼きズッキーニ、パプリカ
  ・枝豆、ひじき、梅干しご飯、鱧のお吸い物
  ・デザートはお持たせの焼きチーズケーキ
  ・クスミティー、コーヒー

お客様は2人。あまりお酒は飲まれないので私は結婚式の引き出物で注文したプロセッコを開けた。
  

オーブンを使った料理が多くなったのでまず、7時過ぎから鯛の昆布締めを作り、ジュレを作って冷やしておいた。
そこで旦那が掃除をしてくれて、その後フォッカチャを焼いた。次にサーモンパイのほうれん草とシメジをバターで炒めて冷やしておいた。そうしないとパイシートで巻いた時にパイシートがすごく緩くなるので。
そこで一旦、お花と乾燥ひじき、クッキングシートを買いに近くのスーパーに。
帰ってきてひじきを戻し、蛸、キュウリ、プチトマトの湯向き、セロリを切って冷蔵庫に。
サーモンパイを作り焼く。イチジクのカプレーゼを作り、鯛を切り、お皿に乗せてラップをかけて冷蔵庫に。
桃とキーウイを切って冷蔵庫に。長芋グラタンを用意して焼くだけにしておく。
枝豆、ひじき、梅干しご飯を炊く。

そこで玄関の拭き掃除、洗面所の掃除、スリッパを出す。テーブルセッティング。お手拭きを冷やす。

ということで今回は余裕が少しあったので写真も少し撮れた。

途中で長芋チーズグラタンを焼く。これいつも好評。

リビングのお花


初めての着物リメイク ~蘇る生地~

2023-08-26 06:59:11 | ハンドメイド
義母から受け継いだ着物は処分する者は処分をして、かなり厳選。
羽織りが3枚残っていたが、花柄の春先のブラウスにしたらいいなという羽織はシミだらけで泣く泣く捨てる。
一枚の紅と濃紺(黒かもしれない)のエキゾチックな柄の羽織は秋口のドルマンスリーブでギャザーを寄せてボウタイブラウスにしようと思っていた。

イメージのドルマンギャザ―ブラウスの型紙はネットで無料でダウンロード。図書館で借りてきた本の中にボウタイブラウスの作り方があったのでそれを参考にミックス。
羽織りは昔ながらの短い羽織。今は誰も着てないな。しつけが付いた更だった。
解いてる途中で余りの真夏の暑さに一時夏物に逃げる。
やっとぬるま湯で洗って、アイロンをかける。しみついた樟脳の匂いがすごい。


型紙はすでに作ってあったので、裁断して途中で袖の裁断を一枚間違えていたので作りなおし、前身頃3枚はぎ(友人のアドバイスにより偶数にすると真ん中が目立ちすぎるということなので)後ろ身頃は4枚はぎ、袖は2枚はぎ。ボウタイは長めに取った。
薄物は初めてなのでなかなか苦戦した。
ギャザーを寄せるのも大変、ボウタイを付ける時も大変、ミシン目が落ちる。
何とかボウタイを付けて、袖口にギャザーを寄せて、バイアスで始末するところで何度もミシン目が落ちる。バイアステープを4㎝で取れば良かったと後悔する。制作に3日間かかった。

今回は仮縫いもせずにギャザーを寄せるのでなんとかなるだろうと完成。
出来上がったのが上の写真。
下に黒のワイドパンツをはいて秋口の観劇なんかに着て行こうと。
 
結構イメージ通りにできた。

義母ははっきりした美人だったので義父が着物を着て欲しいとよく言っていたそうだ。
新婚旅行も着物で行ったそうだ。
いつか着ようと思っていた羽織がこうやってよみがえったのは良かったと思う。
根詰めて取り組んだのでまた夕方血圧が上昇。

昨日の晩御飯はランチ会の試作のタサン志麻さんのサーモンパイレシピ。

すごくお高いパイシートなのでサクサク美味しい。中にサーモン、マッシュルーム、ほうれん草のバターソテー。

人参、玉ねぎ、ベーコンのスープ。マッシュポテト、トマト。パイには玉ねぎ入りのレモンソースをかけて。

親との付き合い方 ~いい調子と思ったら~

2023-08-25 07:16:10 | 介護
母の所に通うのも料理は自分でするからと言うし冷蔵庫の中身も落ち着いてきたので週一にした。
猛暑もあるので私も無理はしないようにした。

一か月に一度の整形外科へ薬を取りに行く。母は暑いのでパス、私一人で。
冷蔵庫の中身を確認して、帰りに買い物をしてくるつもり。

整形外科に着くと満員。なんと待ち時間一時間だった。
その間にリフォームする友達から相談のライン、設計図の画面が送られてきたのでそこでやりとり。便利だ―。
クロワッサンの読みたかった最新号をゆっくり読む。

先生が「寝たきりにならないように動いてください。」と言われたのでデイサービスに週三回通っていること、毎日洗濯して干していること、料理も自分でしていることを告げると「それはいい。」と。「来月本人を連れてきますので、血液検査してださい。」とお願いしてくる。

帰りにお昼に巻きずしが食べたいと言っていてので巻きずし、鉄火巻、ネギトロ巻きや果物、野菜、塩サバ、お刺身などを買って帰る。
出汁を取り、まず、夕食のお刺身の盛り合わせを作る。蛸が美味しそうだったので。お昼の用意。むらさき菜となすびのお吸い物。

母のデイサービスの日誌を見ると介護保険割合証を持参してくれと二度書いてある。ポケットにそれを入れる。
写真が挟んであって、なんと母はレクの玉入れで優勝したようだ。嬉しそうに賞品のキラキラキャラキーホルダーを手に写真に納まっている。さっそく「すごいやん。」と写メって家族ラインに乗せる。

整形外科の先生の言葉を伝えると「週三回ジム行ってるからな。」と言う。昔通っていたジムと言い間違い。母にとってはジムみたいなもんなんだな。
この前、娘が来た時に忘れていった指輪を「これこれ」と渡してくれたり「そばつゆ」を間違って二本買ってしまったから「あんたいらんか。」と持ってきたりとそういうところはしっかりしているが、1Lを二本買うところが何だかである。重いから断った。その代わり大きな玉ねぎを2個もらって帰ることにした。

お昼を一緒に食べて、お味噌、濃い口醤油、ビールが無いので再度買い物へ。
帰ってきて冷蔵庫に入れようとすると奥から先週私が作ってもってきた煮豆が出てくる。「なんで食べへんの?」と聞くと「あんなん○○(弟の名前)は食べへんから。もうあかんから捨てといて」と言ってベロを出しながらを自室へ逃げ込む。豆を買って時間をかけて炊いたのに!自分が煮豆が嫌いだから「弟が嫌いだから」ですり替える。弟は出された物は残したことがない。

帰ろうとおもったら「ちょっと日が陰ったから作業部屋の簀の子を買って来て欲しい。」と言うではないか。この前、弟が自分の部屋の簀の子は買ってきた。
その時に作業部屋の分も買ってきたらと事前に伝えたのに母が「あそこは使わないからいらない。」と言ったというのだ。
「この前、いらんっていったやん!」とつい言葉の最後に「!」が付く。「暑いから今日はもういやや。休みの日に○○に買ってきてもらい。」と突き放す。もう無理はしないでおこうと思った。その場、その場で思い付きが変わる母であった。

家に帰ってくる寸前にざーと雨が降り出した。

ミシン仕事を少しして血圧を計るとぐんと高くなっていた。

昨日の晩御飯は豚バラに余った大葉を巻いて。トマト、サニーレタス、オクラのサラダ。まいたけ、玉ねぎ、わかめのお味噌汁。
パプリカの糠漬け。



野球の審判について思う事 

2023-08-24 06:57:18 | 野球
久しぶりに阪神がはっきりとすんなり買った。
急に帽子の下から伸びていた髪を切った島本投手の姿を見て、「もうアィーンではない。」とも思った。

先日のDeNAの二塁手と熊谷選手の走塁の攻防について岡田監督が抗議をした。
私も知らなかったが、本塁以外は守る方が走者の妨害をするような故意のブロックをしてはいけないというルールはないそうだ。
そうなんだ。
お互い怪我を回避するためにスピードを緩めたと熊谷選手も言っているそうだ。
近本選手や梅野選手のデッドボールによる骨折も頭をよぎったかもしれない。
中日の選手の頭のデッドボールも怖い。
今シーズンの与死球と言うのを調べてみた。ネットの情報によると阪神は34、DeNAも同じ。一番少ない広島で31。
強いチームは少ない。投手のコントロールの問題化か。
いずれにしても選手生命を脅かす怪我は避けるべきルールがある方がいい。
本来監督の抗議は退場らしいが、、、。

この暑いシーズンの真っ最中に審判の方々も大変だと思うが、なんだか最近、「ノーバウンド」を「ワンバウンド」と言ってみたり、どう見てもワンバウンド補給なのにアウトになってみたり、、、。
リプレイ検証が導入された分だけ増えたような気がするが、、、。気のせいかな?

こうなったら全てAIに任せてとも思うが、そういう訳にも行かないのだろう。

でも個人的には主審のアウト、ボールの判定は横を向かずにそのまま正面で迅速にジャッジして欲しいと思うのは私だけかな?
当の選手のバッターがそう思うのではないかなー。

昨日は久しぶりにカレー。マッシュルームが見当たらなかったので霜降りしらたけ、玉ねぎ、にんじん、メークイン、鹿児島産黒毛和牛すね肉が100g298円だったがすごく美味しかった。

無垢の時代 カラハリが呼んでいる ~19世紀終わりのニューヨークと20世紀終わりのアフリカ~

2023-08-23 08:02:24 | 舞台、映画、DVD
暑いのでできるだけ日中は家で過ごす。
読書三昧。

「無垢の時代」新聞の書評欄に新訳が取り上げられていたで図書館蔵書を検索。
先訳があった。すぐに借りられたので予約を入れる。
無垢の時代(原題THE AGE OF INNOCENCE)イーディス・ウォートン作。
すでに2回翻訳されて出版されている。書評欄に取り上げられていたのは最新の岩波文庫の新訳である。

「ザリガニ」の著書ディーリア・オーエンズ、マーク・オーエンズのアフリカ、カラハリ砂漠での7年間に及ぶ研究日記ような本
「カラハリが呼んでいる」を借りてすでに読んでいた。
これは文庫で付録を含めて700ページに及ぶ。
若い頃の2人がカラハリ砂漠にライオンやカッショク・ハイエナの生態を観察して研究する。十分な予算もなく孤軍奮闘する様子はすごくスリリングでノンフィクションだけにハラハラどきどきだ。



「カラハリ」を呼んでいる途中から「無垢の時代」を読み始めたのだが、いやはや、これも大著で2段組、270ページ。
一旦1970年代の若いアメリカ人がアフリカに研究に出かけ、ハイエナやライオンの群れと出会い、危機一髪の難を逃れた話の後は1870年代のアメリカ、ニューヨークの上流階級の社交界の様子を垣間見る。
「無垢の時代」荒地出版はすでに予約が入っているので2週間で読み切らなければならない。でもこれがまたすごく大変なのである。
事細かな心理描写、情景描写、室内インテリアや建築、ファッションに至るまで書き記してある。時代も調べてみたら、南北戦争と第一次世界大戦の間、一番アメリカが経済的に世界に向かって成長した興味深い時代だ。
全体のイメージがつかみにくいので映画があったのでずるいやり方だが先にビジュアルで観ることにする。

1993年作、かのマーティン・スコセッシ監督、主演ダニエル・デュ・ルイス、エレンをミシェル・ファイファー、メイをウィノナ・ライダー、メイの母親役をジェラルディン・チャップリン。錚々たるメンバーである。調べてみるとこの年のアカデミー賞助演女優賞にライダーがノミネートされている。ダニエル・デュ・ルイスが「父の祈り」で主演男優賞にノミネートされた年だ。この年は作品賞は「シンドラーのリスト」、「ピアノレッスン」もう候補に上がるという凄い年だ。
ミッシェル・ファイファーも美しいが、原作とほぼ同じ年齢のライダーがなんとも初々しくて素晴らしくまさにメイを体現していた。
彼女はそれから「若草物語」のジョーを演じ一番乗っている時だ。
話がそれたが、全て物語を知って背景が腑に落ちた。
訳者あとがきを読むと作者のイーディスはまさにこのエレンのような人生を送り、最後はフランスに移住し、そこで亡くなっている。

ということで時にはアフリカのカラハリでライオンとの攻防にハラハラし、今年の猛暑を砂漠の猛暑になぞらえてみたり、時にはオペラを桟敷席で観るうっとり感を想像してみたりしてどちらもまだ未読である。

昨日の晩御飯は鰯のフライ、キャベツの千切り。冷奴。オクラ、トマト、クラゲ、大葉の中華サラダ。空芯菜とワカメのお味噌汁。
枝豆は残しました。


税金の一割の使い道を選べるとしたら

2023-08-22 07:09:06 | 日々のあれこれ
テレビのニュースでも以前見たが、国立科学博物館の光熱費などが高騰し、予算が足りなくなり、このままでは所蔵している動物のはく製などの保存が難しいとクラウドファンディンを募ったらあっという間に予想を上回る額が集まったという。
結果、6億集まったんだと言う記事。


今、確認したら寄付は7億を超えている。
こんなに高額の寄付が集まったということはすごくその事に興味があって危機感を持つ人が大勢ということだ。
やはり、日本国民はすごい。
その反対に政府の予算がそこに降りないということが問題だとこの記事にも書いてある。
一部、高額の寄付が集まっても国の予算は減らされるのではないかと危惧。国の予算は寄付が集まっても変わらないと説明があった。
その危惧を抱くくらい国民は政府を信用していないということだ。
辻仁成さんも日記の中に「日本人の勤勉さ、一丸となる団結力は素晴らしい。ダメのなのは政治。」と書いてらっしゃった。
その通りだと思う。
国立と名前がついているのに結局国民が自腹で文化を守っている。

税金を払うならどのように使われるか、国民が納得できないとあかんのではないか?
このままでは大阪万博で多額の税金が無駄に使われる。
企業が儲けるために税金を使い、企業が儲からない場合も税金を垂れ流す。

夢物語なのでけれど、納税者は金額の一割を自分の希望で「文化財保護」「福祉」「医療」「子育て」など、指定できたらいいのになと思った。せめて、5%、いや1%でもいい。そして何パーセントの指示があったからこう使ったとしっかり説明して欲しい。
なんだかわけのわからない間に湯水のように税金は使われている。

昨日の晩御飯は鰆を朝から塩麹に漬けて焼く。大根おろし。人参、ゴボウのお味噌汁。山椒佃煮を乗せた冷奴。サニーレタス、トマト、パプリカのサラダ、なすびの糠漬け。