図書館でできるだけ色んなジャンルの本を予約するようにしている。下手すると時代小説ばかりになって現代に感覚が戻ってこないから。
そんな中で読んだ一冊 脇阪克二「脇阪克二のアイディア箱」

日本のデザインの原点みたいな方である。
フィンランドのマリメッコ、ニューヨークのラーセン、日本のSOU ・SOUでデザイナーとして活躍されている。
その中の一説で印象に残る部分があった。本文からの抜粋である。
たとえばぼくは、
マリメッコ、ラーセン、SOU・SOUという
そのときどきの「枠」に出会うことで、
新しい自分の世界を広げることができた。
「枠」とは、「他者との出会い」だ。
もしぼくがずっとひとりで表現をつづけていたら、
こんなに豊かな景色を見ることはできなかったと思う。
だから、「自分がしたいこと」
を探すことも大切だけど、もしそれが見つからなくて苦しいなら、
まずは、
「身近な誰かのために、自分にできること」
を探してみてはどうだろうか。
そして、その場所でまずは精一杯行動してみるといいかもしれない。
あたなの「BE YOURSELF」は、
案外、そういうところで見つかるかもしれません。
脇阪さんは、24歳の時にマリメッコの代表者に自分の作品を売り込み即採用された方であるが、その時に「BE YOURSELF」という言葉を与えられたそうだ。一時、陶芸にのめりこみ、個展などされていたようだが、自分だけの表現となるとすごく苦しかったそうだ。この一文はとても心に残った。「自分のやりたいことだけを、できる範囲でやる。」というのは案外、ちょっとなんだか物足りない。
そして

清野理恵子さんのミセスに12年間連載していた写真と伴奏した着物随筆。帯締めや帯揚げの色味にこだわり、それですごく印象が変わる着物の色合わせの妙がすごいなと感心した。その時の着物モデルさんの物語が感じられる随想だった。
最後にもう一冊
星野保 菌世界紀行 息子がめっちゃ面白かったと言って貸してくれた本。

多彩なオタクで「雪腐病菌」という寒冷地で繁殖する菌類を研究してグリーンランド、ロシア、カナダ、南極を果敢に訪れる研究者の旅日記のような一冊。イラスト入りの旅の地図が出てくるのも面白い。ウォッカがぶ飲みで最近は健康診断の数値もお悪いらしい。
ロシア研究者との心の交流もさりげなく書かれていて興味深い一冊だった。
というわけで多岐のジャンルに渡る夏前半の読書であった。
昨日の晩御飯は、グリーンアスパラの豚肉巻き、梅ジャムソースを掛けて、アンデスポテトのカレー味、ニラ玉。もずくとセロリの酢の物。キャベツ、しいたけ、玉ねぎ、豆腐のお味噌汁。赤ワイン。

自作梅ジャムに日本酒、醤油、ショウガを入れて少しに詰めてソースにしたら美味しかった。
そんな中で読んだ一冊 脇阪克二「脇阪克二のアイディア箱」

日本のデザインの原点みたいな方である。
フィンランドのマリメッコ、ニューヨークのラーセン、日本のSOU ・SOUでデザイナーとして活躍されている。
その中の一説で印象に残る部分があった。本文からの抜粋である。
たとえばぼくは、
マリメッコ、ラーセン、SOU・SOUという
そのときどきの「枠」に出会うことで、
新しい自分の世界を広げることができた。
「枠」とは、「他者との出会い」だ。
もしぼくがずっとひとりで表現をつづけていたら、
こんなに豊かな景色を見ることはできなかったと思う。
だから、「自分がしたいこと」
を探すことも大切だけど、もしそれが見つからなくて苦しいなら、
まずは、
「身近な誰かのために、自分にできること」
を探してみてはどうだろうか。
そして、その場所でまずは精一杯行動してみるといいかもしれない。
あたなの「BE YOURSELF」は、
案外、そういうところで見つかるかもしれません。
脇阪さんは、24歳の時にマリメッコの代表者に自分の作品を売り込み即採用された方であるが、その時に「BE YOURSELF」という言葉を与えられたそうだ。一時、陶芸にのめりこみ、個展などされていたようだが、自分だけの表現となるとすごく苦しかったそうだ。この一文はとても心に残った。「自分のやりたいことだけを、できる範囲でやる。」というのは案外、ちょっとなんだか物足りない。
そして

清野理恵子さんのミセスに12年間連載していた写真と伴奏した着物随筆。帯締めや帯揚げの色味にこだわり、それですごく印象が変わる着物の色合わせの妙がすごいなと感心した。その時の着物モデルさんの物語が感じられる随想だった。
最後にもう一冊
星野保 菌世界紀行 息子がめっちゃ面白かったと言って貸してくれた本。

多彩なオタクで「雪腐病菌」という寒冷地で繁殖する菌類を研究してグリーンランド、ロシア、カナダ、南極を果敢に訪れる研究者の旅日記のような一冊。イラスト入りの旅の地図が出てくるのも面白い。ウォッカがぶ飲みで最近は健康診断の数値もお悪いらしい。
ロシア研究者との心の交流もさりげなく書かれていて興味深い一冊だった。
というわけで多岐のジャンルに渡る夏前半の読書であった。
昨日の晩御飯は、グリーンアスパラの豚肉巻き、梅ジャムソースを掛けて、アンデスポテトのカレー味、ニラ玉。もずくとセロリの酢の物。キャベツ、しいたけ、玉ねぎ、豆腐のお味噌汁。赤ワイン。

自作梅ジャムに日本酒、醤油、ショウガを入れて少しに詰めてソースにしたら美味しかった。