遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

玉三郎と同時代に生きる幸せ

2019-03-30 08:21:09 | 歌舞伎
というわけで日曜日は久しぶりの京都

南座で玉三郎舞踊公演


撮影できないので、パンフレットの表紙

2時開演なのにあえて、朝一で京都まで。

まずは三条で降りて三条通りをてくてく。
まだ10時過ぎなのでどこもお店は開いてない。

公長齋小管も横目で見ながら、ポールスミスもジャンポールエヴァンも
準備中。

寒いのでイノダコーヒー三条店で温かいカフェオレを。


しばし読書。

京都の町に着くとなんだか、空気が弛くて、アマチュアに優しい町、
いい加減でも許してくれるみたいな空気感があると思うのは
私が学生時代を京都で過ごしたから?
と思わせて本当は奥が深く、怖い街なんですけどね、、、。

そう思わせるのは高いビルがなく山も空もすぐそこに見えるからかな?

11時に京都市役所前から寺町通りに入って清華堂を冷やかして
目当てのギャラリーへ。

まだ開店前に外国人のお客が免税できないのかと聞いていた。

お値段お手頃で私の好みの土もの。でも今欲しいのは、天つゆの器。
油が付くので土ものは向かない。
危うくお買い上げになりそうだったが持ちこたえる。

頃合いをみて、河原町通りを四条まで歩くことにするが何しろ寒い!

南座を通りすぎて井澤屋でポーチを購入、懸案の化粧ポーチ問題がやっと解決する。
軽い、大きさ適当、水に強い、おしゃれ、お手頃な価格。
全て満足だった。

先斗町の開陽亭でランチ
ここで友達と待ち合わせ。12時に開店なのに開かない!しかも寒い。

やっと12時10分くらいに開いて、店内に。眼前に鴨川が、見えて素敵。

ここで私はポークチョップ


これに三種の前菜とポタージュスープとごはんかパンとコーヒーが付きます。

普通の洋食でした。間口は狭いけれど、夏になったら床席もでるようなお店でした。
2階の窓際でゆっくり食事ができました。


3か月ぶりの南座。



三階の三等から観るのは改装後初めて。

よく観える。舞台全体が見渡せる。


序幕の「壇ノ浦兜軍記~阿古屋~」は玉三郎が演じるのは最後だろうと。
でも動きの少ない舞台なので、少しうとうと。

次の松羽目物「太刀盗人」は楽しくわかりやすい。
すっぱの九朗兵衛の坂東彦三郎が骨太、快活でよかった。

最後の傾城雪吉原

これがよかった。雪の情景なのに、各季節を舞って見せる。目の前に夏の情景や秋の情景が浮かぶ。

関心したのは、玉三郎のどのポーズもなんと美しいこと。
どの踊りの振りも客席から美しく見えるということは、かなり本人の肉体に負荷をかけているということだ。

昨年の新作だということだから、68歳にしてこのエネルギー。
素晴らしいの一言だ。

また新たな玉三郎の名舞台が誕生したと私は思う。

玉三郎とリアルタイムで生きてきて、折に触れて舞台を観ることができる幸せ。

できることなら孝玉コンビ復活で、仁左衛門共演の黙阿弥の通し狂言などもう一度、観てみたいと願うのは夢の又夢かな、、、。

羽生結弦と同時代に生きる幸せ

2019-03-24 09:04:13 | 美しい物
2019フィギュアスケート男子シングル世界選手権が終わりました。

ショートプロゴラムで3位と出遅れていた羽生結弦
どうなるんだ。フリーは?

曲が始まって、最初の4回転が成功し、そこから独特の世界観が広がる。



昔大活躍したプルシェンコ
金髪のボブヘアーの天才的スケーター

プルシェンコが滑った伝説のプログラム
ニジンスキーに捧げる「Origin」

ドラマチックな曲調に乗って滑るというよりも演じる
羽生結弦

ニジンスキーの躍りはどちらかというとかくかくした
感じだったのではないか。

氷上の滑るような流れの羽生結弦のOriginは羽生結弦のOriginだと
とプルシェンコさんも語っていた。



写真全てお借りしました。

御本人は負けは負けとおっしゃってたが私たちを魅了したのは
紛れもなく羽生結弦のOriginでした。

リアルタイムで生きていて本当に幸せです。

さて、今日はもう一人の美の表現者

玉三郎に会いに行きます。




女王陛下のお気にいり   ~デニムの衣装とカメラワーク~

2019-03-23 18:59:16 | 舞台、映画、DVD
週末、土曜日、ここ最近は観たい映画が目白押しなので毎週迷わず、映画館へ

先々週は「女王陛下のお気にいり」



このモノトーンに近い色味で抑えてある色調が全編をも支配する。

このポスターも素敵



映画の途中で出てくるレタリングも素敵

主人公の一人エマ・ストーン演じるアビゲイルが小間使いの時はデニムを使った衣装で



当時デニムなんてなかったけれど、ありそうな気になる。白とネイビーがなんともシック。
白と黒のパターンも。

私が好きなこの射撃の衣装

あとで血に染まるのだけれど

なんとも美しい、レイチェル・ワイズ演じるサラ



実際のサラは84歳まで長生きしたそうだ。したたかな女は強い。

そして、あの時代の空気を醸し出す魚眼レンズの撮影





アン王女はブランデーの飲みすぎで50代で亡くなった時は太り過ぎで棺桶が正方形に近かったそうだ。

でも見終わってつくづく、この時代に生まれなくて良かったと心から思う。

女が生き抜くのは命がげだ。






マイターンダウン

2019-03-21 08:47:49 | 日々のあれこれ
超繁忙期終了

ちょっと一息

夕方少し早く帰れるようになってくるし、まだ明るい時もある。

まずは食卓でジントニックを1杯



すきっ腹は胃に悪いので
ミックスナッツとフラ印のポテトチップス

このナッツを少量乗せる木の小皿を探していた。

100均で見つけた長方形の木皿  すこーしイメージがずれる。

そうこうするうちに

梅田阪急のフランスフェア(激混み)で見つけたオリーブの楕円のお皿

イメージぴったり

お手頃価格(そりゃ100均は安いが、、、)



マイターンダウン

40年目の真実 ~グレン・クローズの力演~

2019-03-04 06:41:29 | 舞台、映画、DVD
ものすごーく忙しい一週間を終え、
さすがに全身倦怠感に包まれた金曜日の午後でした。

どうにかもう一山超え、土曜日は休養日。

ってか1日休まないと次の始動ができない。

でも、観たい映画は観に行く。
アカデミー賞シーズンを迎え、今年は豊作。

まずは、天才作家の妻 40年目の真実 



グレン・クローズ力演。

もうすごい!なんてったって目力で勝負。

でもこの主人公、内気で自信なげという設定を見事に演じる。

なんかこの感じどこかでと思ったら、市原悦子さんの演じる奥さんに
醸し出す雰囲気が似てる。



家政婦の役が多かったけれど案外(失礼)きれいで上品な市原さん。
ご冥福をお祈りします。

旦那の作家を演じるジョナサン・プライス



もうこれ以上俗物はいないって感じがよく出てた。
脚本の良さにもよるけれど、いっつも何かを食べてるって何か満たされてないんだよね。

グレン・クローズの若い頃を実の娘さんが演じる。アニタ・スターク



息子の役のジェレミー・アイアンズの息子のマックス・アイアンズ


だささがちょうどよかった。

それにしても、グレン・クローズはこの役のために体重を増やしたりしたんだろうか?
服装も本当にぴったりだった。

彼女の演技に涙が出た。

いい映画でした。でもなんばパークスお昼の映画館はたった数人でした。

いかにもグレン、「女王陛下のお気に入り」がなければ取れていた主演女優賞だったじゃないかな?

娘いわく危険な情事の、時にあげとくべきやったな
ということです。

ちなみに岐阜で女王陛下のを観たら5人だったそうです。






私のプラスチック問題

2019-03-02 22:12:30 | 美しい物
プラスチック問題、悩ましいところである。

タッパーなど台所用品はできるだけプラスチックや樹脂は買わないようにしていたが、今あるプラスチックの道具を捨ててまでガラスなどに買い換えるのはかえってプラスチックゴミを出してしまうので控えていたが、お弁当のお箸と箸箱、さすがに一組行方不明、一組汚くなってきた。
もう20年は使っている代物。
もういいだろうということで、菜箸を買いに行ったがなかったのでこれをゲット。



華奢なお箸に最初たじろいだが、使ってみるとなんと使いやすいか。

見た目も美しく使いやすい。

デザインのエッセンス。

公長斎小菅です。