藤里町の児童殺害事件の畠山被告が、きょうの裁判で、子どもの頃から父親に暴力を受けていた、という内容が魁新聞の夕刊にありました。
奈良県の医師の息子が、義理の母と姉妹を放火で死に至らしめた事件も、医師である父親からの暴力が原因でした。
家庭が子どもにとって、安心できる場であると言い切れない現実があります。それは夫から妻への暴力を目撃することによって。まれにこの逆の場合、そして親からこどもに対する直接的な暴力、ことばの暴力、比較、評価、などさまざまな形で、暴力の芽はつくられていきます。
やがて、暴力は内在化して、自分に向かえば引きこもりや自傷行為、他人にむかえばいじめや、直接的な暴力となります。
現代人がかかえるさまざまな生き難さの要因に、暴力が深く関係しているのです。
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