「真実は多面的である」 というセリフに、妙に感動したのですが、メディアリテラシーにつなげるのは、ちょっと難しい気がしています。もちろん重なるところもあるとおもうのですが・・・。
通常流されている情報は、なんらかの媒体を通じているわけですが、その時点で意図的に扱われていると考えなければなりません。NHKも公正とか公平といいますが、客観的に見える時でさえも、製作者の意図はあります。
メディアリテラシーとは、それらの情報を、一方的に鵜呑みにするのではなくて、その意図をさぐったり、目的をきちんと把握したりする判断能力をいうのだと思いますが、情報を活用する能力もふくまれるのかな・・。
たとえば昨今、過剰とも思える健康志向と、美しさの追及情報は氾濫しています。(中には、ほんとうに有意義な情報があることも承知しているのですが) あれが足りない、これではいけないとばかりに、不安をかきたてて、購買意欲をかきたてようとしているように見えます。売らんかなの世界ですよね。
もちろん政治でも、メディアは戦略でやっているので、「」小泉劇場」 や「北朝鮮はあぶない」 メッセーージなどに、私たちが知らず知らずの間に洗脳されていくことを回避するためにも、意識的に受け止めて自分なりに考えていく必要があるのです。
なんだか、自分もこうしてさまざまな情報を加工してブログで発信しているのに、メディアリテラシーについて語ることは、深みにはまっていきそうで、というか、むずかしいです。
大事なことは、自分の視点を持つということだと思います。私は、女性の立場・・ということを意識していますし、社会的に弱い立場ということを意識するようにしています。とは言いつつも、私自身、被害者にも加害者にもなる可能性があるということも認識しなければならないと思っていますので、「真実は多面的である」 ということばに、ビビッと反応したのではないかと・・。そんなふうに考えました。 ふぅ~。