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加代子のつぶやき

毎日の生活で思うこと

ドメスティック・バイオレンス

2007-10-20 22:34:29 | Weblog

 雨が降って木の葉が舞うと、木枯らしの季節が近づいたようで急にさみしくなります。 秋田はこれから冬支度。冬タイヤ、灯油、そして我が家はすき間テープがかかせません。北風をもろに受ける、北側の窓には必需品です。夏はおかげさまで涼しいのですが・・。

 保戸野コミセンで朗読劇をしました。きょうはステージの上で、ちょっと本格的でした。30人ぐらいの方々が見てくださいました。DVという言葉もよくご存知で、劇の感想もたくさんいただきました。わたしは、こういう劇や話を聞いて、少しでも自分のことを考えるきっかけになってくれたらいいなあ・・と思っています。

 かつてわたしは、DVは自分には関係のないことだと思っていました。夫婦間の暴力があるわけではない・・と。人様の話を聞いても他人事に聞こえたものです。
  でも、やがて気がついたのですが、直接的に暴力はなくても、支配・被支配の関係になることは起こりうることなのだとわかりました。自分の言いたい気持ちを抑えて、充分話し合いもしないでいることが度々になったり、無視したり、されたりと、日々の生活で、DVと似たような状況は起きていたのだと・・。以来、DVは他人事でなくなり、自分の問題として考えるようになりました。

 家庭が平和であること、地域が平和であること、国と国との戦争がなくなること。すべてがつながっていると思えたのです。

 男女共同参画社会は、一方的な関係ではなくて、双方向の関係をつくれる社会をめざしているのだと思っています。暴力は、支配するための手段ですから、その支配関係を手離した時に、双方向のコミュニケーションがとれるのではないでしょうか。

 DVが他人事と思えることは幸せかもしれませんが、そこには、これまでの人間関係の在り方や、平和の問題まで広がるテーマがいっぱいつまっています。もちろん深刻な問題を抱える人もいらっしゃるので、配慮は必要ですが、もっと語り合える場があればいいと思います。

 ドメスティック・バイオレンス  なんてことばを作り出した意義は大きいなあ~