畑仕事
年長児の畑仕事にお供しました。
毎日の水やり、草取りをがんばっている子どもたち。
ナス、きゅうり、ズッキーニ、トマト、ミニトマト、とうもろこしなど、たくさんの種類の野菜が植えられていて
花が咲いていたり、実を付けていたりと生長が見られます。
先日、3歳児と植えたさつま芋の苗は、ちょっと元気がなさそうでした。
ペットボトルに入れたお水を苗の根元にしみこませていきます。
とうもろこしの元気な生長にびっくりしました。 今まであまり大きくならなかったので嬉しいです。
ナスの花は紫で実も紫ですが、きゅうりは花は黄色で実は緑。「なんでだろうね~」と考えました。
メロンの栄養を雑草に奪われないようにと草取りをしているのですが、草取りよりお話のほうが進んでいるようです。
「せんせい、ほらまだ緑だけどトマトがなってるんよ」と教えてくれました。
可愛いきゅうりがなっていますね。 「きゅうりにはトゲトゲがついとるんよ」「葉っぱもトゲトゲなんよ」
と教えてくれたので、「そのトゲは取っちゃダメなんよ。 水分を閉じ込める役割をしているからね」と
昨日、テレビ番組のDASH村で勉強したことを、そのまま教えちゃいました。
畑には野菜だけではなく他にも小さな命に出会えます。 トマトの枝にてんとう虫がお散歩中。
「せっかくのんびりお散歩しているのだから、そっとしといてあげようや」と言うと、みんな優しく見守っていました。
雑草に咲く小さな花にも、「かわいいじゃろ」と思える子どもたちもいて嬉しく思いました。
トマトが何個できているのか数えています。 「まだ青いけどね」と言いながら。。。
自分たちがお水をあげなければ、元気がなくなり実らない。 周りの草を取らなければ栄養が奪われ育たないことを学びます。
畑仕事は、野菜を育てながら子どもたち自身が育っていくのだと考えます。
命の尊さはもちろんのこと、色、形、数、思いやりなど、いろんな角度から子どもたちに育ちの機会を与えてくれます。
収穫時には、「みずみずしい」ということがどんなことか、収穫するのに「いい加減」ということなども学んでいきます。
どの季節にどの野菜を植え、育てていくのかも知っていきます。
私たちが畑仕事を保育の中に取り入れているのは、立派な野菜を育てるためではなく、子どもたちが自らが何かに気づき
関わっていく「生きる力」を育てるために取り入れているのです。
収穫は子どもたちにとって何よりも楽しいことです。 たくさん実るといいですね。
みんなで力を合わせてがんばりましょう。