「いいものみつけた」

かやのみこども園では、ホームページだけでは伝えきれない毎日の感動を、ブログを通してお伝えできればと思っています。

畑仕事

2017-05-29 23:12:17 | 日々の暮らし

畑仕事

年長児の畑仕事にお供しました。

毎日の水やり、草取りをがんばっている子どもたち。

ナス、きゅうり、ズッキーニ、トマト、ミニトマト、とうもろこしなど、たくさんの種類の野菜が植えられていて

花が咲いていたり、実を付けていたりと生長が見られます。

先日、3歳児と植えたさつま芋の苗は、ちょっと元気がなさそうでした。

 

ペットボトルに入れたお水を苗の根元にしみこませていきます。

とうもろこしの元気な生長にびっくりしました。 今まであまり大きくならなかったので嬉しいです。

 

ナスの花は紫で実も紫ですが、きゅうりは花は黄色で実は緑。「なんでだろうね~」と考えました。

 

メロンの栄養を雑草に奪われないようにと草取りをしているのですが、草取りよりお話のほうが進んでいるようです。

 

「せんせい、ほらまだ緑だけどトマトがなってるんよ」と教えてくれました。

 

可愛いきゅうりがなっていますね。 「きゅうりにはトゲトゲがついとるんよ」「葉っぱもトゲトゲなんよ」

と教えてくれたので、「そのトゲは取っちゃダメなんよ。 水分を閉じ込める役割をしているからね」と

昨日、テレビ番組のDASH村で勉強したことを、そのまま教えちゃいました。

 

畑には野菜だけではなく他にも小さな命に出会えます。 トマトの枝にてんとう虫がお散歩中。

「せっかくのんびりお散歩しているのだから、そっとしといてあげようや」と言うと、みんな優しく見守っていました。

雑草に咲く小さな花にも、「かわいいじゃろ」と思える子どもたちもいて嬉しく思いました。

 

トマトが何個できているのか数えています。 「まだ青いけどね」と言いながら。。。

 

自分たちがお水をあげなければ、元気がなくなり実らない。 周りの草を取らなければ栄養が奪われ育たないことを学びます。

畑仕事は、野菜を育てながら子どもたち自身が育っていくのだと考えます。

命の尊さはもちろんのこと、色、形、数、思いやりなど、いろんな角度から子どもたちに育ちの機会を与えてくれます。

収穫時には、「みずみずしい」ということがどんなことか、収穫するのに「いい加減」ということなども学んでいきます。

どの季節にどの野菜を植え、育てていくのかも知っていきます。 

私たちが畑仕事を保育の中に取り入れているのは、立派な野菜を育てるためではなく、子どもたちが自らが何かに気づき

関わっていく「生きる力」を育てるために取り入れているのです。

収穫は子どもたちにとって何よりも楽しいことです。 たくさん実るといいですね。

みんなで力を合わせてがんばりましょう。

 


保育の中の意識

2017-05-27 08:39:48 | 日々の暮らし

保育の中の意識(4歳児)

おせっかいで、まだまだ個人プレーが特徴の4歳児。

5歳児になると、自分のためにはもちろんですが、誰かのために役に立ちたいと思うようになります。

その一歩手前の4歳児。

年々子どもたちの言動が幼くなってきているなぁと感じます。

兄弟が少なかったり、友だちと群れてあそぶ機会が少なかったり、お母さんにゆとりがなくてお手伝いの機会が

あまりないからなのかもしれません。

保育園では、そのことも意識しながら子どもたちの育ちを見守っていかなければならないと思っています。

 

一人ひとりが満足できる空間の確保と考えながらあそびを楽しむことを大切にしたいと思っています。

 

食事のときにお箸の持ち方を注意されるのも辛いです。 だからあそびの中にお箸あそびを取り入れます。

結構、小さなものや丸くて滑りやすいものでも上手につまんでいきます。

 

ままごと遊びのお店で使うメニューを考えて作っています。

チョコレートケーキやスパゲティーなど美味しそうなメニューが出来上がっていました。

 

「賢人パズル」をがんばっています。

1つずつクリアしていく喜びは、自己肯定感を高めていきます。

同じテーブルで教え合いをする姿も知られます。 すごく真剣に取り組んでいます。

 

午後、おやつを食べた後、4歳児が外あそびに出てきました。

担任は、個人プレーも尊重しながら、少しずつチームへの貢献も意識させるようなあそびを設定します。

この日は、三輪車リレーでした。

三輪車に悪戦苦闘している姿あり、スイスイと上手に乗りこなす姿ありで、盛り上がっていました。

 

まだまだ、自己中心的で、人のことばかりが気になり、おせっかい心がトラブルになることも多い

4歳児ですが、友だちがいるから遊びが発展し楽しいと感じられる気持ちが育ってくれればいいと思っています。 

保育者は、常に子どもが良い方向へ向かって育ってほしいと願い、日々の保育を大切に考えています。

家庭においても、先に先に口や手を出すのではなく、「忙しいのに」と思う気持ちもぐっと堪え、

お手伝いをしてもらい、「ありがとう」をたくさん伝えてあげてください。

まずは、自分のことができて、周りの友だちへの気遣いができることが理想です。

自分の支度は自分でできることが当たり前、自分の荷物は自分で持つのが当たり前になっていかなければ、小学校に行っても困ります。

子どもためにも、少しずつ子どもに任せることを増やしていきましょう。

そうすると、子どもに自信がつき、気持ちにゆとりができ、カッ~となることなく友だちに向き合えるようになっていきます。

 

 

 

 

 

 


降誕会(ごうたんえ)

2017-05-19 15:56:27 | 行事速報

降誕会(ごうたんえ)

5月21日は、浄土真宗宗祖親鸞聖人のお誕生をお祝いする降誕会です。

少し早いですが、今日はかしわ餅を作ってみんなでお祝いしました。

年長児は、5人ぐらいのグループに分かれ、自分たちで上新粉に少しずつ水を差して固さを調整していきました。

 

ある程度の塊になったらどうやったら均等に分けられるかを考え、分けたら丸めていきます。

サラサラの状態から少しずつ水を加えるのですが、その途中に子どもたちの可愛い会話が聞かれます。

「雪みたい」。少し固まってくると「オラフみたいになってきた」「オラフから餅子じゃ」など変化していく

状態を楽しんでいました。

 

少し平べったくして中にあんこを入れて丸めます。 最後に葉っぱのお布団で包んで蒸し器へ入れます。

あんこと餅が混ざり合いマーブリング状態のお餅もありましたが、それも経験です。

年長児は、前日に裏山に生息している「ぼての葉」を採りに行き、蒸すと葉の色が変わるのことを知りました。

 

お餅が蒸せるまで、本堂にお参りして手を合わせ親鸞様のお話を聴きました。

子どもたちはお話の中身を全部は憶えていたり理解してはいないかもしれませんが、何となく記憶の中に残っていくはずです。

繰り返し聴くことで、大きくなったとき、どこかでつながってくると思います。

 

昼食の時間に、かしわ餅を頂きました。

葉っぱがなかなか取れないな~。

 

大人にすぐに手伝ってもらうのではなくて、子どもが手伝ってほしいと声をかけてくるまで職員は待ちます。

 

本日のメニューは、かしわ餅・唐揚げ・サラダ・筍のお汁・いちご・お茶でした。

あんこの後に食べたいちごは少し酸っぱくて、「今日のいちごは酸っぱいな~」とぼやいていました。

 

美味しい顔のおすそ分けです。

かしわ餅の作り方は簡単なので、おうちでも作ってみられてはいかがでしょうか。


お散歩大好き!

2017-05-18 11:35:34 | 日々の暮らし

お散歩大好き!

午前中はとってもいい天気でした。

2歳児の子どもたちが何人かお散歩に出かけました。

 

足取りもしっかりとしてきたので心配なくお散歩を楽しめます。

いろんな色のお花が咲いていてきれいね。

 

どんなお話しているのかな? 友だちとの会話も楽しめるようになってきました。

 

わぁ~ 小さなお友達の出会いましたよ。

見えますか? 親指の先にいる小さなお友達が・・・

 

踏まないように静かによ。

 

あれあれ 優しくしてあげてよ。 

お散歩で出会ったてんとう虫さん。 また会えるといいね。

車の通りが少ないこのあたりは、安心してのんびりとお散歩ができます。

小さなお友達との出会いやいろいろな発見を繰り返し、知的好奇心の旺盛な子どもたちに育ってくれると嬉しいですね。 

 


楽しいね!

2017-05-15 13:30:41 | 日々の暮らし

楽しいね!

少し動くと汗ばむようになってきました。

子どもたちの元気な笑い声が園庭に響きます。

一生懸命にあそんでいます。

 

三輪車が大好きで、園庭を走り回ります。 三輪車を押している子は自分の体を十分に支える力が育っています。

 

一輪車の扱いも上手になっています。 道具を使うことは生きる力になります。

 

鉄棒にぶら下がってあそんでいた二人。 「あ~ つかれた~」と一休み。

なんて、無防備な姿なんでしょう・・・

 

やはり、かやのみっ子は転がることが大好きです。

何度も何度もゴロゴロ転がります。

 

わざわざマットを出して、転がる練習をしなくてもあそびの中で自然と転がることができる体を育てていきます。

体育指導の新村先生も大絶賛!

 


やっぱりスピカは大人気!

外あそびは、子どもの心と体を健康に育ててくれます。

一人あそびから始まり、二人、三人と増えていき、いろんな人と上手に関わっていくことができるようになります。

メディアの時代ですから、子どもには「必要ない」と思っていても避けようがありません。ならば、上手に受け入れて

いくこと、さらにそこに足りないものを補っていくことを考えるべきだと思っています。

子どもの時間(保育園での時間)に確実に子ども時代に必要な力、人との関わり方を知らせて「生きる力」をつけて

いくことが幼児教育の役目。 しっかり心と体を動かし柔軟な人に育ってほしいと願っています。