あったかい気持ちに
小さいころから保育園に通い始める子どもにとっては、長期にわたり長時間、園で過ごすことになります。
園内で過ごす友だちや職員はみんな、家族みたいな関係になっていきます。
お母さんのお手伝いをするかのように、自然と傍に寄ってきてお手伝いをし始めるのです。
例えば、草取りをしていると、す~っと隣に座り「手伝おうか」と声をかけてきます。
「せんせい 〇〇って知っとる?」「ううん知らん それ何?」など何気ない会話をしながら一緒に草取りをするのです。
今日も、草取りをし終わったので、ほうきで掃いていると、1人、2人とサライを持った子どもが寄ってきて掃除をし始めました。
3歳児も手伝い加わります。 5歳児が優しく丁寧に関わる姿はとても微笑ましかったです。
ちょっと呼ばれたので、園庭から保育室へ入り用事を済ませて出てくると、
こんな風に履きやすいように並べてありました。
「誰か私の靴並べてくれた?」と尋ねると 「ああ わたし」と石を拾いながら一人の女子のがにっこり笑って答えてくれました。
この子が愛おしいと感じた瞬間でした。
掃除をしていると3歳児が自分たちのあそびを見てほしいと呼びに来ます。
ケンパができるようになったということです。 円もじょうずに描きます。
すごいジャンプ力でリズミカルに跳んでいくので、思わず「すご~い」と拍手です。
トイレットペーパーの芯を電話に見立ててあそんでいます。 誰に電話をかけているのかな?
毎日一緒に過ごしているだけに、一人ひとりの成長が保護者の皆さんと同じように感じとれるのです。
子どもにとって、毎日がいい日ばかりではないと思いますが、保育園が安心して過ごせる場所でありたいと思っています。
ほっこりあったかい気持ちになりました。