ありがとう保育園 さようなら保育園
今年度、国と福山市の補助を受けて保育園の建て替えが決まりました。
開園42年を迎え、園舎もずいぶんと老朽化していましたから、大変ありがたいことです。
しかし、中条の過疎化、日本の少子化などもあり、この地で保育園をいつまで存続させていくことができるかを考えました。
「どこか場所を移転し、もう少し街へ出るか?」「あと何年かで保育園の役目が終わるのでは?だからこのままでいいのでは?」という話もありましたが、
お寺の本堂に近いから私たちの目指す保育ができる、たくさんの自然があるから私たちの目指す保育ができると、やはり、この地で保育園を続けることを選びました。
まだ、たくさんの子どもたちが保育園に通ってきてくれています。 私たちの役目は終わってはいないのです。
必要としてくださる方がいる限り、また、卒園していった子どもたちの帰ってくる場所を残すためにも、もう少し頑張らなければいけません。
42年の歴史を全部知っている園舎がなくなってしまうのはとても淋しいです。 最後に子どもたちもお別れです。
4歳児の保育室。
年長児が保育室にさようならを伝えにいきました。
自分たちの保育室には、たくさんの思い出があります。
床に寝転がり、友だちの形を絵取っていきます。
等身大の僕だよ! いつの間にかこんなに大きくなったんだね。
赤ちゃんの時から通っている子どもには5年間という長い時間を過ごした保育園は自分の家のようなものです。
たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん喧嘩をして、たくさん仲直りして・・・
保育室は、それを全部受け止めてくれた大切な場所。
たくさん たくさん ありがとう。 そして さようなら。
建物は変わってしまうけど、かやのみ保育園はずっと変わらないみんなの大切な場所でありたい。
新園舎完成までの半年間、たくさんの方にご不便とご心配をおかけしますが、職員一同力を合わせ
子ども達の幸せだけを願って、保育に精進したいと思っています。
ありがとう保育園 さようなら保育園。