お話聴会
5歳児にだけ行われるお話聴会。
本堂で、仏様の教えにつながるお話を聞く日です。
今日は、「友だちのいいとこ探し」をテーマに話しをしました。
運動会という大きな節目の行事を迎える前に、5歳児の子どもたちに一人ひとりの
魅力(輝く光)がひとつになり、さらに美しい色を放つことを願って行いました。
合掌・礼拝から始まるお話聴会。 心静かに「なもあみだぶつ」と仏様のお名前を呼ばせていただきます。
この人の名前は「〇〇君です」 「〇〇君のいいところは・・・」「これからも仲良くしてください」
と自分の言葉でその人のいいところ伝えます。
褒めてもらうと照れくさいですよね。
「〇〇ちゃんのいいところは、ちゃんとご飯を食べて、元気にあそぶところです」と伝えてくれました。
みんな何を言われるか? 何を言おうか?とドキドキします。
だけど、私はわくわくして聴いていました。 かやのみ園は、ドキドキ・わくわくする園ですから・・・
保育者がドキドキして見守る中、子どもたちはわくわくしながら活動する、かやのみ園は毎日が大冒険です!
先日、5歳児の子どものお母さんから感動するお話を聞かせていただきました。
子 「きょうな ドンッて背中を押されたんよ」
母 「先生に言った?」
子 「うしろに男の子が2人おったけど、誰が押したかも見てないし、わざとぶつかったんじゃないのかもしれん」
「だから先生には言わなかったよ」
お母さんは、子どもから発せられたこの言葉に、わが子の大きな成長を感じとても嬉しかったと教えてくださいました。
この話を今日、子どもにも伝え、「どんな小さな成長もお父さんやお母さんはとても嬉しいのです」
「お父さんやお母さんはどんな時も、みんなのことを大切に思っているのですね」
「そして、お父さんやお母さんと同じようにみんなのことを大切に思ってくださるのが仏様ですよ」と括りました。
どんな小さな成長も共に喜ぶことができるように、子どもに伝えてあげてください。
運動会には、みんなで大きな大きな金メダルを取ろうねと約束しました。とっても楽しみです!