「いいものみつけた」

かやのみこども園では、ホームページだけでは伝えきれない毎日の感動を、ブログを通してお伝えできればと思っています。

粗大あそびから体育指導へ

2017-09-15 18:46:34 | 日々の暮らし

粗大あそびから体育指導へ

保育園では、3歳児・4歳児は月に1回、5歳児は月に2回カワイ体育教室の講師による体育指導を受けています。

15年以上前からずっと同じ先生に来ていただいているので、園の思いや子どもの身体のことについても気軽に相談できます。

では、3歳児なったから体育指導を始めるの? ということはありません。

0歳児からいろんな形で、心と体に触れていきます。

1歳児の保育室では、こんな粗大あそびをしています。

最初は低い位置に設定し、徐々に高低をつけていきます。

平らな板やかまぼこ型の板などを組み合わせ一本橋を作って渡ります。

そのほか、わらべうたを歌いながらタッチケアをしてあそんだり、トンネルをくぐったり、バスタオルのゆりかごや

かくれんぼ、大きなバランスボールに体をゆだねリラックスをしてみたりとたくさんな粗大あそびがあります。

いろんな遊びを経験する中で、小さくても身のこなし方がしなやかになってきます。

と同時に発語も促されていきます。 わらべうたもあっという間に覚えていきます。

こんな経験の積み重ねがあって、3歳児になるころには体育あそびの基礎がおおむね出来上がっていくのです。

 

4歳児の体育指導の時間の風景です。

両手をマットの近いところについて頭の後ろ側がマットに付くように入れて回ると指導を受けて前転をします。

まだ、「ドテッ」と降りてしまう子のもいますが、回数を重ねるうちに上手になっていきます。

 

鉄棒を使って前周りをしています。  天地が逆さまになることが怖い子もいます。

小さい時から、お布団の上でゴロゴロ転げたり、親子でクルリンパッと前周りをしたりしていると、

逆さまになることを怖がらずにスムーズに前周りをするように感じます。

 

跳び箱は、踏みきりと手をつく位置に気をつけながら跳んでいきます。

指導中に思ったことは、まず話す人の話をしっかりと聞いている子ほど、スムーズにこなしていきます。

もちろん運動神経のあるなしも関係はしてきますが、かけっこにしても器具を使うものにしても正しい形を

説明してくれていますから、まずは聞くことができる子どもは上手になっていきます。

上手くいくと、自信を持って取り組むことができ、どんどん好きになっていきます。

好きなことが1つでも多くなると毎日が楽しく過ごせます。

 

楽しいと笑顔がいっぱいです。

 

 


夕方の園庭あそび

2017-09-13 16:49:38 | 日々の暮らし

夕方の園庭あそび

午前の外あそびは、年齢別に外に出てあそぶため、10分ほど異年齢との交流になりますが、

夕方は3・4・5歳が一緒に出てくるため異年齢の交流が十分にあります。

園庭に即席の土俵を描きました。

すぐに取り組みが始まりました。

行司役の子どももいますね。

 

力強い取り組みです。

結果、虎の海が白星をあげました。

 

途中でケンケン相撲になりました。 ルールは子どもたちがどんどん決めてあそびが進んでいきます。

 

ケンケン相撲をしているので、「こちらでケンケンの練習をどうぞ」とケンパの丸を描くと

3歳児から5歳児までのやりたい子がやってきてケンパを始めます。

 

小さい子は、お兄ちゃんやお姉ちゃんの跳ぶ姿を見て、刺激を受け真似て跳んでいきます。

夕方の園庭はとても賑やかです。

そして、大きい子が小さい子に優しく接する姿がたくさん見られます。

職員たちもとても穏やかな表情で子どもたちを見守ります。 素敵な時間です。


あそんで筋トレ?

2017-09-12 13:21:19 | 日々の暮らし

あそんで筋トレ?

先日のブログでも書かせていただきましたが、あそぶことは子どもの特権です。

保育者は、「このあそびを通して何を育てるか」というねらいを持っていますが、子どもにとってはただのあそびです。

だからこそ環境(物的・人的)が整えられていなければいけません。

 

  その人が持っている個性を「種」とするならば、

  それが育つように環境、すなわち「土」を耕してあげるのが教育の役目。

                             (汐見稔幸先生のことばより)

 私の好きな言葉です。

 この言葉に井桁容子先生が解説を添えられています。

 「耕す際に、あたたかい言葉や道具、育ていそがない空気などを混ぜ込んでいけばよい土になる。

 その土の上にそれぞれの花を咲かせる。 全員が同じ花を咲かせることはない。

 一人ひとり違う花が咲くようにできている。

 だから、それぞれに合わせて水の量も肥料の種類も変えなくてはならない。

 その処方箋を書くことが保育者の専門性である。」

 

鉄棒が大好きで、毎日自分のクリアしたい回り方に挑戦しています

 

「腕を伸ばしたままだといけんのんよ」とアドバイスし合いながら、チャレンジします。

すごい!!  高い鉄棒で逆上がりができました。

 

年長児になったからといってできるものではありません。

小さい時から腕や背中、足の筋力を使っていなければいけないのです。 積み重ねが大切です。

 

自らが使いたい(子どもの中では無意識ですが)と思っている筋肉や感覚を使ってしっかりあそびます。

 

3歳児の男の子です。 ここまでくればヒーローです。

みんなも、憧れて「自分もやってみたい」と思い、何度も何度も挑戦していきます。

小さい時からこういう経験を経て、連続逆上がりに至るのです。

ここには、この経験ができる環境を整え、見守り、励まし、認め、共感していく保育者の姿が必ずあります。

 

子どもは上手に体や気持ちを緩めながらあそびます。

毎日あそぶことで、自分の体を整えることができるようになり、気持ちのコントロールもできるようになります。

この力は、悲しいかな電子映像メディア(テレビ・ビデオ・DVD・スマホなど)では育たないものです。

五感を通して学んで身についていく力です。

あそんで筋トレ! 元気な心と元気な体はあそびから・・・

 

おまけの一枚

先日、お散歩に行けなくてぐれていたぼくは、きょうは外に連れて行ってもらったよ。

「最高で~す」 

 

 


おさんぽ

2017-09-08 15:20:09 | 日々の暮らし

おさんぽ

0歳児のお散歩風景です。

ゲートボール場に到着!!

 

歩行もしっかりしてきました。 自由に歩き回れて良かったね。

 

ゲートボールのゲートが気になる子どもたち。

 

「ばあ~」  何が見えた?

 

おまけの写真

ぼくは、小さいので今日はお留守番でした。

なので、ちょっとぐれてみました。

ちょいぐれのぼくはいかがですか?

「こんどは ぼくも おさんぽ つれていってね」

「OK! 連れて行くよ」

 

 

 


いい顔!

2017-09-08 12:39:38 | 日々の暮らし

いい顔!

朝晩は涼しくなってきましたが、日中はまだまだ暑く、汗が流れます。

午前中は、年長児は、毎朝30分ほど運動会に向けてマーチングの練習をしています。

きょうは、年中児は、跳び箱の練習、年少児はゲートボール場にお散歩、2歳児は園庭で元気にあそんでいました。

1歳児も園庭であそび、0歳児はのんびりとお散歩です。 それぞれに元気にお日様の光を浴びたり、体を使ってあそんでいました。

 

お散歩に出かける0歳児をお見送りする2歳児の子どもたち。 「いってらっしゃ~い」と手を振ると

「いってきま~す」と声が返ってきます。 穏やかな時間が流れます。

 

少しあとから、3歳児(年少児)がお散歩に出かけていきました。  

車の通りが少ない田舎の道なので、のんびりと歩くことができます。

 

毎日、スピカには誰かが乗ってあそんでいます。

 

お料理作りに一生懸命です。 

 

滑り台の滑り方も上手になりましたよ。

 

かくれんぼかな?

 

大きなお山になっています。 ショベルの使い方もさまになっていますね。

 

ケーキに落ち葉でデコレーションをしています。

 

落ち葉に穴をあけて細い木の枝をさして、「はっぱの せんたくものみたいでしょ」と伝えてくれました。

なんて素敵な感覚なんだろうと、とても嬉しくなりました。

子どもたちの学びは遊びを通して行われることが理想とされています。

与えられたものを言われたとおりにするのではなく、自分で発見し、楽しんで研究し、感動(心が動く)することこそが

本当の学びなのだと思います。 

あそぶことは子どもの特権です。 その特権を保育園が奪うことなくしっかりと守っていきたいと思います。