報恩講(ほうおんこう)
1月16日は、かやのみ保育園の母体となっている寺の宗派、浄土真宗本願寺派の宗祖である
親鸞上人のお徳を偲ぶ日(ご命日)として報恩講を勤めます。
2日ほど早いですが、子どもたちも本堂にお参りして手を合わせ、親鸞さまのおはなしを聴きます。
例年は、3・4・5歳児が一緒に行う行事ですが、インフルエンザを拡大させないためにも、今年はクラス別で行いました。
3歳児が手を合わせます。 まだまだ、作法がぎこちないですが、小さな手を合わせお参りします。
4歳児になるとお念珠を手に持ち合掌・礼拝です。
前の人がしている作法を見て学んでいきます。
5歳児の子どもは何度も本堂にお参りしているのでとても上手にお焼香を行います。
本堂に入ってきて椅子に座ると5歳児の一人の女の子が「わたし、こうやってお勉強するの大好き」と言いました。
本堂で仏様のおはなしを聴くことがとても好きらしいです。
浄土真宗は、お聴聞といって仏様のおはなしを聴くことから始まります。 だから、この言葉を聞いたとき、とても嬉しかったです。
親鸞聖人がみんなに伝えたかったことは、「優しく・強い人になってほしい」ということと、「人の気持ちに寄り添える人になってほしい」と
いうことですよと話しました。 その中で子ども達と「優しいと強い」について考えました。
はなしを聴き、今すぐに理解して実行してほしいとは思っていません。 何度もくりかえし聴く中で、自分のことを振り返ることができる人になってくれればと
思っています。 この日にいただくお料理の話もしています。 また、子どもたちから教えてもらってくださいね。
本堂で仏様のお姿をしっかりと見つめ、手を合わせる子どもたちの姿を見ていて、いつも思います。
「この小さな手が大きな手になっても、ずっと素直に合わせられる人でいてほしい」と・・・
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