算太郎日記

日々の日記を綴ります

「虎に翼」「正義の行方」を観る

2024年05月05日 | 日記

朝ドラ「虎に翼」を毎日楽しみに見ている。53日の放送で、裁判官が検察の不当な圧力を「司法を土足で踏みにじる行為」と怒り、検察に自白を強要された被告人に無罪を言い渡し、司法の権威を守った裁判官の姿に感動した。


そして、その日の午後、「正義の行方」という映画を観た。これは、1992年福岡県飯塚市で起きた「飯塚事件」を取り上げたドキュメンタリー映画だ。犯人とされた人物の死刑執行後に再審請求が行われ、未だ真相ははっきりしていない。弁護士・警察・新聞記者、それぞれの立場で事件について語られる。語られる率直な思いに圧倒される。そして、その構成の見事さで、観ているものを惹きつけて離さない。映像も秀逸で、観客に「あなたはどう思うか」という問いの誘いに大きな役割を果たしている。


第一次再審判決が出される。それは、弁護団にとっては何とも納得のいかない判決だった。真実を追求する司法の姿とはかけ離れているように私も感じた。日本の司法のあり方について色々と考えさせられるドラマ・映画を観た日であった。そしてその日は、憲法記念日だった。


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