算太郎日記

日々の日記を綴ります

「八月の鯨」

2014年09月02日 | 日記
劇団民芸の「八月の鯨」という芝居を観ました。

奈良岡朋子・日色ともゑ演じる老姉妹が、潮の変化でこなくなった鯨を待つ夏の日々を淡々と描いています。

ちょっとした出来事が起こる度に、姉妹がお互いの腹の探り合いをします。その微妙な心理を表現する奈良岡・日色の演技が秀逸です。

その二人に絡むロシアの亡命貴族役の篠田三郎がまたいい。三人の会話をずっと聞いていたくなりました。