叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

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人間賛歌 運命と宿業と 十五

2007年11月28日 | 運命と宿業と
田中教授
「よくあることだが懸命に努力するのに結果がでなかったり、
思ったことの逆になったりする場合がある。これは天運(福運)がないためだ。
私たちが福運をつけようとよく言うのは、正しい生き方をしようということだ。

要するに生命力とは、
人間が第七識の自我を克服し,第八識にたまった宿業を打破し、

第九識に達したとき、セキを切ったようにいっきにあふれ出てくるのだ。
ちょうど石油を掘るのに、削岩機が岩盤を突き抜けて、
油層にぶっかると原油が凄い勢いで噴き出てくるようなものだ。

いままで押さえつけられていたのが、宿業の壁を破ったとたん、想像もつか
ない力でほとばしり出る。これが生命力なのだ。
この力が出るようになると、私たちに不可能なことはなくなる。
これが信仰の醍醐味なんだよ。」

山田くん、
「ウーン、凄かですね!」

田中教授、
「九州弁がでたね、」

山田くん、
「つい感動しておくにコトバがでました。信仰の力って凄いですね。」

田中教授、
「そう、分厚い岩盤を付き抜くドリルの働きをするのが題目だ。
どんな宿業を持った人であっても、題目の力で破れない壁はないのだ。
日蓮大聖人は、法華経に勝る兵法はないと仰せだが、まったくその通り
なんだね。

ところで山田くんも知っていると思うが、教典には私たちのこの身体が、
宇宙にも匹敵する存在だと書いてあるね。
長くなるので詳細は省くが、人間がいかに不思議な存在であるか想像
できないほどなんだ。

続く