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日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

第5回中津教師義塾~楽しく働き 楽しく生きる~

2015年09月15日 | Weblog
今日、いきなり携帯電話がおかしくなりました。ディスプレイに触れても作動しない。学校が終わってから、携帯電話の店に持って行きました。

受付に行くと、
「この時間だと予約された方でいっぱいなんですよね。」
 ~そうなんですか。でも、仕事の関係で、どうか助けて下さい~。
「そうですね・・・。」
 ~それと、今から6時30分から会議があるんです。~
 まったくわがままな話なんですが、本当に切実なものです。


「わかりました。ちょっと座って待っていて下さい。」
 
ちょっとすると、係の方がやって来て、携帯電話の状態などを聞きました。
「水に濡れたり、落としていなかったら、契約状態から考えると、無料で修理できます。修理している間は、違う携帯電話を貸し出せます。調べてきます。」
 

しばらくしてやってくると、いろいろ説明をしてくれ、修理に出すことになり、違う電話も貸していただきました。受付の方に御礼を言って気分よく店を出ました。すごく丁寧な対応でした。会議(研修会)にも間に合いました。
 


その研修会は、この店の対応を示すかのような内容でした。中津教師義塾~KAIZEN研修~で「楽しく働き 楽しく生きる」というテーマで「社員教育接遇マナー研究所主宰」の俵純子さんの講演会でした。



接遇だけの話と思っていましたが、そのことだけでなく、人としていかに幸せに生きていくのかという心が落ち着く話でもありました。講師の俵先生の優しい人柄と強い性格に話に惹きこまれていきました。
 

一つの物事だけで考えなくて、事象はすべてがつながりあっているということを伝えるための、トレーニングをしたあとに話が始まっていきました。
 

かつて放映されていたCMを例にとって、「言葉の重み」を話してくれました。


「がんばって」
この1秒ほどの短い言葉に、勇気がよみがえってくることがある。
「ごめんなさい」
この1秒ほどの短い言葉に、人の弱さを見ることがある。
「さようなら」
この1秒ほどの短い言葉が、一生の別れになるときがある。

 


言葉は、一秒に喜び、一秒に泣くことをあらわしています。
今日の店の方の接遇を思い出しました。一秒一秒の言葉と行動に感謝しました。


『「こころ」はだれにも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」はだれにでも見える』



「行為の意味」(宮澤章二さん著)
を引用した話には説得力がありました。

 

俵先生は、「人生は何かに導かれている。その中での出会いも縁がある。」と言われていました。私もその通りだと思います。苦しいことも悲しいことも楽しいことも・・・今まで生きてきた中で、その一つひとつには今に至るための意味があったものだと思っています。
 

よりよく生きていく、自分らしく生きていくためには、コミュニケーションはもちろんのこと、周りの人を大切にすること、感謝すること、自己も他者も大事にできる生き方を心がける必要性を先生の言葉の端々から感じました。
 

苦しいことも楽しいことがつながりあって人生が開かれていきます。周りの関わってくれる人との縁も大切にしたつながり合いの中で生きていけたらと思います。
 

先生は、今大切にしていることは、「本気」と言いました。


本気・・・本気で心から相手を思うことだととらえました。接遇は、「お客様」に対してだけでなく「出逢った人すべて」と俵先生は言われました。


「本気で相手を大切に思う行為」が自分自身の中にできていけるように伝えられた「自戒」の多い講演会でした。
 


何より、俵さんとお会いできたのが、いいご縁です。中津までありがとうございました。

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