
かつて、野球部を担当していた時代。
離任するときに、グローブをもらいました。
それからずっと続けて、25年以上が経ちました。
昨日のように思えますが、もうそんなに月日が経っています。
「よくもっているね。」
と当時のお家の方。

手にフィットしていること、そして思い出もつまっているので、古くなってもこれ以外のグローブは使う気にはなりません。
このグローブのおかげで、守備につくことができます。

しかし、20数年も使えば、ひもが切れているところや少し破れているところが出てきています。
同じチームメートの方が、
「〇〇に持っていけば、△△くんが直してくれるよ。」
と言うので、
「古くなっているけれど、大丈夫かなあ。」
と思いながらもお店に行ってみました。

ちょうど、△△くんがいました。
以前、勤務していた時にいた子どもの弟くんです。
当時は、まだ、保育園児でした。
しっかり成長をして、グローブの修繕などをしています。
「このひもとこのひもが切れていますよ。だからこのひもを新しいものに変えましょう。
このひもは中で、切れているので、これも変えますよ。
破れているところは、修理できますからね。」
とていねいに教えてくれました。
すごい。
よく、中で切れているのがわかったもんです。

ペンチで引っ張ると、すーっと抜けました。
「先生、このグローブ、あと何年間、使うつもりですか。」
「そうやなあ。あと10年くらいかなあ。」
「10年かあ。持つかなあ。」
ていねいに使いましょう。
というか、10年、野球ができるかどうかもわかりません。
細く長くがんばりましょう。

1週間で出来あがるそうです。
復活できるのが楽しみです。
△△くん、よろしくお願いします。
