

赤い山なみ今は真白に


完全な冬型の気圧配置。昼間もなかなか気温が上がらない一日でした。夕方からの出張。帰りには、家族と待ち合わせて、CMに出ているうどんをほおばりました。市街地でも3度の気温。しかし、うどんでしっかりと体もぬくもりました。

そんな寒い中でしたが、学校では、外部人材を活用した授業が2つ行われました。その一つが、1年生の「ことばの授業」でした。読売新聞社東京本社から新聞記者の方が来られての授業でした。参観させてもらいました。生徒と同様こちらもたくさん学びました。

インタビューとメモの方法という題材をもって授業に参加してくれました。すごい。記者は職人だと感じました。

まずは、記者としてインタビュー、メモをしていく方法の説明を簡単にしたあとに、学年の先生に、いろいろと「先生になるまで」のインタビューをしていきました。新聞として自分だけでなく購読者が知りたいだろうと言うことを頭に想定しながら聞いていきます。さすが記者です。
○相手が話しやすいように
○返す
○突っ込む
○わかるまで
というのが鉄則だそうです。購読者が知りたいと思うことは、頭の中にイメージつまり絵ができるまで突っ込みを入れて聞くということです。
例えば、「子どもが大好きです。」「いつくらいからですか。」「そうなんですね。」「例えばどんなところが好きなんですか。いくつかでも話してもらえますか。」「○○○などです。」「○○○ということなんですね。」など自分の頭の中にイメージができるまで、聞いていきます。

柔らかく相手から聞いていきます。うまく思いを引き出していきます。わかりにくい言葉は説明を求めます。
「わかったふりは、失礼。きっちり聞くこと。」
なるほど。
メモをしながら、インタビューをします。メモの内容は、実物投影機で映し出されています。新聞記者のメモをじかで見ました。
○大切なことだけ
○記号やひらがな、カタカナを使う。漢字はできるだけ避ける。時間がかかる。
と説明がありましたが、そのメモが書かれている過程を見ました。
そして、模造紙に記事を作りました。

今度は生徒の番です。いろんな職歴を持った4人の地域の方が来てくれました。
4人の方が生徒のグループに入り、生徒から質問を受けます。記者の方から指導を受けたことを生かして、インタビューをしながらメモを取っていきます。鋭い質問をしていました。驚きです。
グループごとで、記事にしたときにはより具体的でその人の人柄や社会の中で活躍をしている様子が文章に表れていました。
ちょっとしたアドバイスが子どもたちの質問やメモの取り方、記事の作り方をぐっとレベルアップさせていきます。ちょっと感動をしました。
大手の新聞社のプロの記者の方から生徒たちはたっぷりと学んでいました。