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日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

ゆうじくんの結婚式

2013年03月25日 | Weblog
そっと手に指輪をはめて見つめ合う
           ベールの中に涙が光る




 
土曜日は、2つの結婚式に出させてもらいました。野球部の監督をしていたときの教えた生徒とその時のコーチの結婚式の2つがありました。偶然な巡り合わせです。




 野球部だったゆうじくん。誠実で何事にも一生懸命に取り組む姿勢を持っていました。もともと剣道を幼い頃からしていたので、足腰はしっかりしていて野球大好きっ子でした。この学年の生徒たちもとてもまとまりがありました。




 思い出に残るのは、ゆうじくんの学年が最上級生になったときに、中津市と下毛郡が合併をしました。当然、総体予選も中津市予選となりました。




ほとんどの生徒が中学校になってから野球を始めた生徒ばかりで、少年野球からやってきた中津の生徒と予選で戦います。至難の業です。しかし、体力的にも一つ上の生徒たちは180センチ級の生徒がそろっていたのですが、身長もそれほどありません。



市から2チームの出場権があります。1回戦、最終回まで、同点。予想通りの競り合い。それを制しました。そして、迎えた最終回。サヨナラヒットで勝利しました。準決勝へとコマを進めました。ここで勝てば、決勝進出。そして、代表権獲得です。




相手は、もちろん百戦錬磨のチームです。相手からすれば、相手が三光中学校でよかったと思ったことでしょう。準決勝。最終回まで0対0の攻防。またまた心臓に悪い試合です。相手の投手も高校に入ってから強豪校で活躍したほどの投手です。速球がびしびしと決まります。




延長2回を終わっても同点で判定戦にもつれ込みました。生徒たちも粘りました。0対0とは、エラーもできません。そのくらい生徒たちは、集中力がありました。判定戦は無死満塁から双方が攻撃をします。





相手の攻撃です。なんとか1点で押さえ込みました。三光中学校の攻撃。



みなさんが監督だったら、どう采配しますか。




手に汗を握る展開となりました。2点取って勝利です。スクイズ、エンドラン、フリーで打たせる・・・いろんなパターンがありますが、とりあえず、初球は待てのサイン。相手の出方をうかがいます。ここでドラマが初球、相手がワイルドピッチをしました。暴投です。こちらも緊迫しているなら、相手も同じことです。



思いがけず同点となりました。




あと1点。まだまだ無死満塁です。3つのアウトで1点を取ればいいので、気持ち的には、少し余裕です。たぶん、ツーストライクツーボールとなったと思います。



相手も四球を出すと、満塁なので、サヨナラ負けになります。外してツースリーにしないだろうと読みました。バットを短く持たせてエンドランのサイン。見事セカンド方向に転がし、サヨナラ勝ちをしました。この最後のバッターも中2になってから始めた生徒です。感動の勝利で県大会にコマを進めました。





その守備の中心や雰囲気を作っていたのが、ゆうじくんです。
結婚式では、誠実さと周りを引き込んでいく魅力も見ることができました。




高校時代のことです。校舎改築のために、体育祭を三光総合グランドで行いました。ゆうじくんが応援団をするというので、見に行きました。ちょっとシャイなゆうじくんの中学校時代の雰囲気とはまた違って、応援団の力強い、たくましい姿に出会いました。一段と成長をしています。




結婚式では、多くの仲間たちが駆けつけ、しっかりと祝福してもらっていました。またなんとなく家族のあたたかさも感じました。きっと幸せな家庭を築いていくのではないかと思います。同じ学年の野球部の仲間やクラスメートたちにも再会することができました。うれしく感じました。



春の日の新しい家庭の門出となりました。