神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

ミステリー・ワンダー・ランドのセンス・オブ・ワンダー[8] 恍惚のギター

2016-04-16 23:47:11 | ペルー

クスコの旧市街を歩いてアルマス広場へ。

一応、ツアーの観光ルートには入っているものの、本当にぐるっと見渡しただけ。あれがカテドラルで、あれが市庁舎で……。カテドラルはインカの神殿跡に建てられているもの、見えている部分にインカの石組みは見られず。そんなところには興味は無い(笑)

そして、広場に面したビルの細い階段を上がり、2階のレストランへ。開け放しの窓から涼しい風が通って気持ちがいい。

ここで昼食。メニューはスープと、ニンニクがごろごろ入ったトマトソースのパスタ。味はなんとなくふつう。高地だからアルコールは危険ですと止められたので、コカチ茶を。ここはティーバッグではなく、葉っぱがそのまま入っていた。

恒例なのか、フォルクローレのバンドが演奏。曲目は「コンドルは飛んでいく」に、「上を向いてあるこう」と完全に日本人向け。しかし、窓の外からはマーチングバンドの演奏も聞こえてきて、ちょっとカオス気味。そんな中でも、ギターの若者は完全に恍惚の表情で熱演していた。

そして、食後にCDを売りつけに来る。これもどこかで見た光景ですね。

 

昼食後はバスで移動。

着いた先は、クスコが見下ろせる丘の上。ここはサクサイワマンという遺跡。意味は「満腹の隼」、もしくは、「ピューマの頭」。ここは中に入らずに、外から見るだけ。いや、緑の草原の中に、何か石があるなとしか見えませんけど。でもよく見ると、米粒くらいの人間が見えて、この石もやたらとデカいな。

クスコの街はピューマの形を描いて作られたという。この場所はそのピューマの頭にあたるが、遺跡の一部はクスコの成立よりも古いのではないかといわれている。従来は神殿として使われ、スペイン人来襲の際には砦としても使われた。という。

遺跡内部には入れない替わりといっては何だが、クスコが見下ろせる丘の上で写真タイム。リオほどではないにしても巨大なキリスト像と、木製の大きな十字架が立っていて、街を見守っている。リャマを連れた現地の母子が、突然バスで乗りつけた我々を何事かと思って見ていたのが印象的。