神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[コンサ] 2012 J1 第34節 新潟 vs 札幌

2012-12-02 23:59:59 | コンサ

2012年 J1 第34節 アルビレックス新潟 4-1 コンサドーレ札幌 @東北電力ビッグスワンスタジアム


シーズン最終戦。せっかくなので新潟まで行ってきた。

思えば、以前に新潟に遠征した時には、昼はファミレス、夜はスタ飯で観光もほとんどしていなかったのだった。今回は、イタリアンに、タレかつ丼に、寒ブリに、風味爽快ニシテにと、グルメ旅。しかし、新潟市内だと、観光するようなところはほとんど無いものだな。せいぜい朱鷺メッセのばかうけ展望台くらいか。どこへ行こうにも、バスの本数は少ないし、流しのタクシーは走ってないし……。


……それはさておき。


雪。雷。霰。雨。

スタジアムに屋根が無かったら試合を見ずに帰っちゃおうかと思うくらいの天候だったが、試合開始前には少し小降りで、降ったり止んだりの繰り返し。

それでも、試合開始前のセレモニーでは、チアに続いて大量の新潟市民のみなさんによるダンス(体操?)が。なんだかよくわからないけれど、寒い中、ご苦労様です。

新潟のダンマク、残留の残が小さいとかぶつぶつ。元札幌の4人に対しては、拍手ぱらぱらの坪内、ブーイングの石川、さらにでかいブーイングの藤田、そして何故か拍手の柳下監督。もしかして、最近のサポが多くて坪内とか在籍時を知らないとか? 石川にブーイングはともかく、藤田なんて意に反して売られていったんだから、拍手でいいんじゃないかと思うんだけど。ブーイングで迎えるのが礼儀というのならば、坪内と柳下にだって大ブーイングだろう。


そんなこんなでキックオフ。

立ち上がりは互角だったものの、8分過ぎという序盤の段階で、コーナーキックのこぼれ球を放り込まれ、ゴール前のファールっぽいプレーに気を取られている間に坪内にやられる。ちゃんと見てくれよ、審判団。この試合はオフサイドも怪しいシーンがいくつかあったし、副審へたくそだった。もっとも、笛が吹かれるまではファールじゃないのだから、集中力を保っていないといけないのだけれど。

先制点を奪われて気落ちするのがいつもの札幌。しかし、それ以上に新潟を調子づかせてしまった。

とにかく一歩の差でボールが拾えない。パスが届かない。これはもう技術というよりは、こぼれ球やパスに対して準備ができているかどうかの差に見える。ボールが出てから反応するのではなく、ボールが出て来ることを予想して動かなければ、J1残留すら難しいということだ。

しかし、新潟の外人は倒れるのがうまいな。ボールを奪われると思うと大げさに倒れる。ああいうのはシミュレーションでいいんじゃないのか。一方の札幌は肘で突き飛ばされても、後ろから倒されてもファールがもらえない。なんとなくファールに関して新潟寄りに見えるのは贔屓目だけなのか。

アランミネイロのところでつぶそうと思っても、触ったら倒れてファールを取られんじゃ、つぶしにいけない。とはいえ、新潟のロングパスを怖がって下がり過ぎてるようじゃ、あれだけ好き勝手にやられても仕方がない。

2失点目もコーナーキックから。ブルーノロペスはオフサイド臭くもあったが、その前に石川をフリーにしたのは奈良か? 今年は一年を通してセットプレーでやれまくったわけだが、何か対策はできなかったものか。最終戦だというのに、本当に守備も攻撃も課題だらけだ。

前半のシュート数は新潟 10-3 札幌。相変わらずの攻められ損。パスサッカーだなんて夢の夢。やっぱり、堅守速攻しかないのか。


後半は、岡本、芳賀に変えて大島と榊を投入。まさかの4-3-3だと思っていたが、ビデオで見直すと、榊が左サイドの4-4-2。ボランチの位置でプレッシャーがかかりづらかったのはわかるが、それなら岡本を残してもよかったのに。

やっぱりがむしゃらに走る榊はいいよね。一方の大島は相変わらず。周りとの呼吸が合わない面もあるのだろうが、もうシーズン最終戦だぜ。

そうこうしているうちに、榊が左サイドから走り込んでスライディングシュートでゴール。これで試合が分からなくなる。

大島もなぜかポストプレーが嵌り始める。マイボールになった時に、両サイドが早く上がるので、つられてDFラインが下がり、大島がフリーでボールを受けて収める感じ。去年のジオゴのようなプレーがやっと見られた。しかし、これは最終戦。最初から(略

さらに、内村に変えて砂川。

大島に綺麗に入って古田から榊。しかし、これはゴール外。これが入っていたら、大きく変わったかもしれない。このあたりは微妙に札幌ペース。この形が石崎的ワントップのねらい目。こうやってうまくいくときはいいのだけれど。替えの選手がほかにいないので、大島以外の選択肢が無いというのが厳しい。

しかし、これをはね返すようにアランミネイロが個人技でミドルシュートをぶち込む。うちにもこういう助っ人が欲しかった。能力的にはハモンもレベルが高いと思うのだけれど、結局チーム内でのポジションが定まらずに終わってしまった感じ。

このゴールで札幌の時間帯は終了。絶対に負けられない新潟と、最下位確定済みでホーム最終戦も終わった札幌とのモチベーションの違いは明確だった。

4失点目は高原がこぼしたボールをライン際からつながれてのゴール。これは仕方がないかな。それでもなんとか気持ちが切れずに札幌の選手も頑張ったと思う。

シュート数は最終的に新潟 18-6 札幌。札幌がシュート打てないのは相変わらずだが、新潟の得点効率もなかなか。

そしてまたMMPからコールリーダーへの野次。もう、みんなハイハイわかったわかったって感じであしらってるのが滑稽すぎ。自分たちが笑いものになっているのを、そろそろわかろうよ。


まぁ、なんにしろ、逆転残留おめでとう新潟。

新潟なんて、藤田と石川と坪内がスタメンを張って、ヤンツーが率いているようなチームだ。違いはせいぜい、助っ人の差ぐらいなものだろう。札幌はこんなもんじゃないよと思いたい。

臥薪嘗胆。捲土重来。来年は巻き返してやろうじゃないか。

 


[コンサ] 2012 J1 第33節 札幌 vs 横浜

2012-12-02 23:59:59 | コンサ

2012年 J1 第33節 コンサドーレ札幌 0-2 横浜Fマリノス @スカパー


この日は会社の後輩の結婚式だったので、久し振りにリアルタイムではなく、ビデオでの鑑賞。結果を知っていたので、ちょっと醒めた目で見てしまったかも。


ホーム最終戦。札幌ドーム。今年は散々な年だったが、来年につなげるためにも、もうひと頑張りを見せて欲しいところ。


ディフェンスラインは真ん中に河合、その左右に奈良、櫛引と、今はこれが最善策か。そして、ゴンが今季初ベンチ。しかし、それだけでは年に一度の顔見世興行と言われかねない。なんとか結果も残してほしい。しかし、またもや大島がトップとは。来年いそうな選手を使った方がいいだろうに。現に、ハモンはベンチ入りすらしてないし。あぁ、替えの選手もいないんだっけ。

一方の横浜で怖そうなのはマルキーニョス。マルキーニョスって、もう36歳なのか。それならば、河合や砂川もまだまだいけるね。


試合開始。やっぱり攻撃陣の動きはちぐはぐ。なんでロングボールに反応してるのがちびっこの岡本なのさ。古田のシュートをブロックするとか、大島が邪魔。

前半は身体を張ってなんとか守っていたけれど、フリーキックからの隙を突かれて失点。そして、失点はフリーキック崩れから、大島、櫛引の間を抜けて齋藤学。付ききれなかった櫛引も悪いが、全く反応しない大島はどうなっているのか。

前半のシュート数は札幌 2-8 横浜。2本は両方古田だと思う。もう、古田と岡本が2topでもいいや。サイドをえぐって低いクロスで攻めるならば、高身長の選手はいらない。実際、大島もハイボールより足元のボールの方が得意そうじゃないか。


横浜はマルキーニョスが前半終わりで負傷交代。変わって小野。

後半の札幌は、やぱり完全に5バック。負けているのに下がり過ぎだろう。

失点2点目はやっぱり齋藤。今度はファインゴール。まぁ、あれは仕方ないね。

ここでついに、榊、砂川を入れて4-4-2。榊がカウンターで抜け出し、パスを受けた古田がペナルティエリアで足をかけられたのが最大の見せ場。逆に言えば、それくらい。

最後はゴン中山が登場も、やはり顔見せだけで終了。一回ボールに触れたか。これでJ1リーグ最年長出場記録更新とは、ちょっと半側のような気もする。

シュート数は試合終了時で札幌 3-18 横浜。後半も前半よりダメダメで終わった。

勝ったマリノスは本家コーヒールンバ。これはやっぱり悔しい。いつか、日産スタジアムで札幌版のコーヒールンバをやってやろうじゃないか。


試合終了後のセレモニーはブーイングの中の開催。

後援会が選ぶMVPは古田。浦和戦の2ゴールが記憶に新しいが、あの活躍がシーズンを通してできたらよかったんだけどね。もちろん、本人だけでできる話ではないが。

矢萩社長あいさつでひときわ大きなブーイング。話には聞いていたけれど、思った以上の大きさだった。その後ろで村田コーチが珍しく険しい顔をしている横で、石崎監督のちょっと無関心な顔が興味深い。

それに対比して石崎監督にはそれほどブーイングなし。これはリーダーが抑えたのか。しかし、監督挨拶はなんともあっさりしたもの。いろいろな思いはあれども、言葉にできなかったのだろうか。


あいさつの後は選手のサンクスウォーキング。

古田、奈良の涙目がいろいろ語っているような気がする。

あれ、ホスンも来てた? 現時点では外国籍選手の保有数の問題で契約解除のはずだが、来年もいてくれるんだろうか。

中山の娘ってもう大きいのね。初めて見たかも。そして、中山も涙目なのは、もしかして……。

そう、ビデオを見た時点ではわかっていなかったけれど、あの表情からちょっとだけ予感はしていたのだった。