(C)2012『天地明察』製作委員会
こちらは、久し振りに時間が空いたので映画でも……と言われて、グループで観に行った。
冲方丁のベストセラーを原作とした時代映画。江戸時代に日本で最初の「日本の暦」を作った渋川春海の挫折と成果を描いた作品。
前日にまどか☆マギカなんてものを見たので、映画としては静かで、正直言って退屈な感じだった。盛り上がりに欠けるというか、なんというか。
北極出地のエピソードや、水戸光圀との関係など、場面場面では面白い部分もあったりしたのだけれど、全体的にはどうにも。
それではどうだったらよかったのかというのはよくわからないけれど。
渋川春海を主人公にしたドキュメンタリーでもよかったんじゃないかと思ってしまったので、ドラマ性の部分に心を惹かれなかったのかなとか。要するに、ドラマ部分が史実に負けているような感じ。それって脚本としては致命的なんじゃないか。冲方丁の原作って、こんなに退屈だったっけ?
映画の最後に、「史実とは異なる点があります」との表示があり、何が史実では無かったら一番興醒めかと言ったら、やっぱり同日に亡くなったというくだりだろう。あれが史実でなければ詐欺レベル(笑)
あと、武藤ちゃんが、膝悪いのに力持ちの役で頑張ってました。