神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[コンサ] 2012 J1 第9節 札幌 vs C大阪

2012-05-03 23:23:33 | コンサ
2012年 J1 第9節 コンサドーレ札幌 1-0 セレッソ大阪 @スカパー


やっと桜の咲いた札幌。そして迎えた相手はセレッソ大阪(通称:桜)。

かつてうちのエース吉原宏太と交換で在籍(宏太は完全で播戸はレンタルだったけどな)していた播戸がいたり、今年の初めに急な移籍でサポを騒がせた山下がいたりとネタも十分な対戦だ。

その山下は結局ベンチ外。うちに居れば不動のセンターバックだったかもしれないのにね。


そんなことはさておき、とにかく結果の欲しい札幌。遂にゼロ勝で4月を終え、だんだんとイヤな雰囲気が醸し出されつつあるが、今日は聖地厚別の開幕戦である。もともと、コンサドーレのホームは厚別陸上競技場。ドームができて本拠地を移したものの、夏場は厚別開催が多くなる。そして、この厚別こそ、サポも選手も必要以上に気合の入るスタジアムなのだ。

あいにくの雨模様だったが、予報に反してにわか雨が降る程度。雨雲もサポの熱気に押されて躊躇したか。



試合の序盤はセレッソペース。お互いにミスが多くてバタバタしていたが、先に立て直して主導権を持ったのがセレッソ。コーナーキックの連続とか、ちょっとヤバ目のシーンもあったり。

しかし、そんな中で先制したのは札幌。宮澤の縦パスが奪われるもの、日高がすぐにそれを奪い返して縦に抜け、低めのセンタリング。これを近藤がうまく反転してシュート。

実はちょっと目を離していたときだったので、「キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!」ができなかった。残念。

あれ、いつの間にか点が入っているとびっくりした(笑)

その後は札幌の選手が気をよくしたのか、セカンドボールをどんどん拾うようになる。ボールホルダーをマークしながら相手の攻撃を遅らせるだけではなく、積極的にパスカットを仕掛けていったのが、うまくはまった。この結果、トップスピードでボールを奪う状態になるので、そのままドリブルで攻め上がってカウンター気味の攻撃につなげられた。

特に、日高、櫛引、河合のパスカットは良く目立っていた。前田も守備に戻るシーンが多く、近藤の方がワントップだったような感じ。

前半は1-0のまま終了し、後半開始。いつもはこのあたりから、肉体的にも精神的にも消耗して逆転されてしまっていたのだけれど、今日は後半に入っても、攻撃的な守備が続いた。そこから一気のカウンター。古田や前田、高木がドリブルで突っ込んでいく。

後半8分くらいに前田が見せたドリブルがすごかった。スピードでぶっちぎるのではなく、なんだかわけのわからない可変テンポのリズムでDF3人、4人と一気にぬいてペナルティエリア内へ。最後のはシュートだったのか、隣にいた近藤へのパスだったのか、ミスキックになってしまったが、これがまえしゅんの力か。前節の大宮戦で見せたアシストといい、毎試合コンスタントにこういうプレーが出せるならば、やっぱり前田は天才だ。

しかし、その前田が足首痛で自ら交代。替わって、“撃てば入る”内村が登場。

そして、今日は何と言っても芳賀の復帰。近藤と交代で入り、宮澤を前に出して芳賀がボランチへ。これで守備がかなり安定した。さらに、スタメンを外れた奈良まで投入して5バックで守りを固める。石崎監督の本当に勝ちたい気持ちの現れだったのか。

セレッソの攻撃は、クロスバーに当たった一発があったくらいで、不発。そのシーンでは、ホスンが頭をポストにぶつけて、どうなることかとも思ったけれど、何事もなくて良かった。テレビでも、ボールがバーに当たる音と、ホスンの頭がポストに当たる音がゴンゴンと二つ続けてはっきり聞こえた。

終了間際には、スタミナ切れの札幌守備陣がなかなか押し上げられなくなって猛攻を食らったものの、長い長いロスタイムを越えて、なんとか守り切ってのJ1初勝利。

いやー、よかったよかった。感動したというより、ホッとした。

試合終了後の選手の顔も素敵な笑顔であふれていた。前田なんて、あんな顔するんだというくらいの満面の笑顔。そして、歓喜の「すすきのへ行こう」。スカパーのアナウンサーが紹介してくれていたけど、ちょっと恥ずかしい感じ(笑)



次節はすぐに横浜戦。先月、ナビスコで勝った相手だけれども、おそらく両チームとも選手が大幅に変わっているはずで、あのときの結果はあてにならない。しかし、遂に勝利の味を知った選手たちは、これまで以上にやってくれるはず。

厚別でしか勝てないのではなく、厚別で勝ったことがターニングポイントになった。振り返って、そう思えるように、次も勝ちましょう。勝たせましょう。関東組は2週連続だけれど、横浜に集合だ。