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クロップの後任はトゥヘルに決定

2015-04-21 | 欧州サッカー&日本代表


ドイツ在住時代、何度もスタジアムに通ったドルトムントの名将、ユルゲン・クロップが、今季限りでの退任を発表しました。

ゲーゲンプレスと呼ばれる、前線から激しくプレスをかけるディフェンスと、縦へと速く展開し、次から次へと後ろの選手が追い越して波状攻撃をかけるそのスタイル、そしてそのチームのトップ下で活躍する香川選手をみるのが好きでした。

ペップ率いるバルサのディフェンスと、モウリーニョ率いるレアルの高速カウンターの良いとこ取りをしたとも言われる、ドイツサッカー史に一時代を築いたクロップ率いるドルトムントのゲーゲンプレスが今季限りでみられなくなるというニュースを聞き、大きな喪失感を覚えています。


しかし香川選手が復帰してスカパー・オンデマンド(欧州サッカー&フジテレビNext)を契約して今季のドルトムントの試合をみていますが、故障者が多いことや、レヴァンドフスキの穴が埋められなかったことも大きいものの、今週末のパーダ―ボルン戦の前半をみていても、良かった頃のドルトムントとは大きくかけ離れたチグハグなサッカーが展開され、ブンデスリーガ―を2連覇した頃のワクワク感が無くなっているのも事実です。
(以前からの選手と、新しい選手のリズムがかみ合わない、今季のドルトムントを象徴する試合展開でした)


それでもこの試合の後半は、少し縦への連動がでてきて、香川選手の今シーズン3点目となるゴールも生まれました。

長いトンネルの中にいた香川選手も、良い時のプレーが戻ってきている気がします。



さてそのクロップの後任は、トーマス・トゥヘルに決定しました。

元マインツの指揮官だったこともあり、フランクフルト在住時代、自宅からほど近いマインツのスタジアムまで足を運び、何度か彼の指揮するマインツのサッカーを観戦しましたが、クロップと同じく縦に速いサッカーを展開していました。

またドルトムントが2連覇した2011-12シーズンで、ハインケス率いるバイエルンを目の前で撃破してくれ、ナイスアシスト!と喜んだ記憶があります。(笑)


ドイツ代表監督のレーヴが、自身の後継者はクロップかトゥヘルが理想だと公言する程の、ドイツを代表する若手監督の2人で、戦術的にも2人のサッカーは似ている部分がありますが、性格は陽気なクロップとは正反対みたいで、シャイな香川選手が来季うまくやれるか少し心配ではあります。(苦笑)


今シーズンも残り僅かですが、準決勝で王者バイエルンと対戦するDFBポカール(ドイツカップ)を何とか獲得して、クロップに花道を用意&来季のEL出場権を獲得してほしいところです。


※2011-12シーズンのSignal Iduna Park(ドルトムントのホームスタジアム)での1枚


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