この年末年始は、父と沢山会話をしています。
あまり話をし過ぎると決まって翌日熱がでるので、母に注意されていますが、それでも父も嬉しいのか、大丈夫、大丈夫と言って色々話をしてくれます。
最初の数日は昔の思い出話が中心でしたが、最近は僕のことを心配ばかりしています。
自分の体の方が大変なのに、息子の事が気になるようで、大丈夫か?と気遣ってくれます。
自分にとってごくプライベートな話なのですが、父もこれまでの経緯を知っており、色々聞かれると黙っている訳にもいかず、状況を話すとやはり心配そうな表情を浮かべています。
こんな時に親不孝だなと思いつつも、ドウシヨウモナイ部分もあり、父には申し訳ない気持ちで一杯です。
親孝行したい気持ちとは別の次元で、僕たちはリアルな現実の中で日々生きていかなくてはいけません。
ただ幸いこの1年間、父が危篤の際もすぐに駆けつけられる距離にいられたこと、そして残された僅かな時間の中で、こうして父と語り合えたことは、本当によかったと思います。
少なくともドイツに住んでいたら叶わなかったことなので、ほんとうに良いタイミングで日本に戻ってこれたとしみじみ感じています。
この数日の状況では、2月初旬の父の誕生日までは頑張ってくれそうな雰囲気なので、何とか父に新しいアルバムを手渡したいと思っています。